[1]の続き
下記は『無垢の経験の歌』の「無垢の歌」から、[1]で紹介した「人の姿(The Human Abstract)」に対比する
「神の姿(The Divine Image)」という詩です。
英文は、対訳ブレイク詩集(岩波文庫)から書き起しましたが、日本語訳は「私訳」なのでご注意くださいませ。
The Divine Image
神の姿
To Mercy Pity Peace and Love,
All pray in their distress :
And to these virtues of delight
Return their thankfulness.
憐れみ、同情、平和や、愛、
そういった苦悩から人は祈り
そして、それらの美徳の喜びに
人は感謝のきもちを返す
For Mercy Pity Peace and Love,
ls God our father dear :
And Mercy Pity Peace and Love,
ls Man his child and care.
憐れみや、同情、平和や、愛は、
親愛なる父である神からのもので
憐れみや、同情、平和や、愛によって
父の子である人間は受けとめられる
For Mercy has a human heart
Pity, a human face :
And Love, the human form divine,
And Peace, the human dress.
憐れみは、人の心臓であり
同情とは、人の顔
そして愛は、人の神聖をあらわし
平和は、人の衣装である
Then every man of every dime,
That prays in his distress,
Prays to the human form divine
Love Mercy Pity Peace.
誰もがあらゆる場所で
苦しいときに祈りを捧げている姿が
ひとの神聖であり
愛や、憐れみ、同情や、平和でもある
And all must love the human form,
In heathen, Turk or Jew.
Where Mercy, Love&Pity dwell,
There God is dwelling too.
だから、すべての人の姿を愛さなくてはならない
異教徒も、トルコ人も、ユダヤ人も
憐れみや、愛や、同情があるところには
神もまた住んでおられるのだ
(訳:yomodalite)
☆William Blake “A Divine Image”(『無垢の経験の歌』)に続く
神の姿
To Mercy Pity Peace and Love,
All pray in their distress :
And to these virtues of delight
Return their thankfulness.
憐れみ、同情、平和や、愛、
そういった苦悩から人は祈り
そして、それらの美徳の喜びに
人は感謝のきもちを返す
For Mercy Pity Peace and Love,
ls God our father dear :
And Mercy Pity Peace and Love,
ls Man his child and care.
憐れみや、同情、平和や、愛は、
親愛なる父である神からのもので
憐れみや、同情、平和や、愛によって
父の子である人間は受けとめられる
For Mercy has a human heart
Pity, a human face :
And Love, the human form divine,
And Peace, the human dress.
憐れみは、人の心臓であり
同情とは、人の顔
そして愛は、人の神聖をあらわし
平和は、人の衣装である
Then every man of every dime,
That prays in his distress,
Prays to the human form divine
Love Mercy Pity Peace.
誰もがあらゆる場所で
苦しいときに祈りを捧げている姿が
ひとの神聖であり
愛や、憐れみ、同情や、平和でもある
And all must love the human form,
In heathen, Turk or Jew.
Where Mercy, Love&Pity dwell,
There God is dwelling too.
だから、すべての人の姿を愛さなくてはならない
異教徒も、トルコ人も、ユダヤ人も
憐れみや、愛や、同情があるところには
神もまた住んでおられるのだ
(訳:yomodalite)
☆William Blake “A Divine Image”(『無垢の経験の歌』)に続く