寝床の中での寝覚めの朦朧思索の中で、「つむじ曲がり」と「へそ曲がり」という言葉について考え、どちらも変な言葉だなあ、と思ったのだが、「つむじ」は右曲がりだろうが左曲がりだろうが曲がっているのが当たり前だろうし、へそは曲がりようがないだろうからだ。それとも、へそにも右曲がりとか左曲がりがあるのか。ネットでの説明にはこの「つむじ曲がり」と「へそ曲がり」にも違いがあるとしているのもあるが、適当なでっち上げだろう。要は「偏屈もの」の意味である。で、私のような人間は子供のころから今に至るまで偏屈ものだから、ネットでこんな文章を書くのが楽しいわけだ。他者(異常な、あるいは愚劣な社会現象)を批判することで自分が優越するような錯覚を楽しむわけである。
マザーグースに「つむじ曲がりのメアリーさん」という歌があるが、「つむじ曲がり」の英語は何なのか考えても分からないので調べると、原詩は次のようなもので、「(qite) contrary」、つまり、「何にでも反対する性質」とでもいう感じか。「その反対に」の意味で「on the contrary」や「to the contrary」の連語で使うことが多い気がする。性質を表す言葉として使うことはあまり無いのではないか。
マザーグースの歌では、つむじ曲がりのメアリーさんの庭は、「銀のベルに貝のから、桜草」が「all in a row」に並んでいて、なかなか几帳面な性質であるように見える。つまり、彼女が「つむじ曲がり」とされるのは、「世間の無秩序、いい加減さ」に我慢がならない性格を示しているようにも見える。ちなみに「cockle」は「ザルガイ、トリガイ」という小さな食用貝らしい。食用貝だから、その殻が捨てられるのは当たり前で、その利用をした庭造りだから、なかなかこのメアリーさんは始末屋で小さな芸術家だ。なお、下の訳で「siilver bells」を銀の鈴としているが、これは「鈴蘭」ではないかと思うが、自信は無い。本物の「銀の鈴(複数)」なら、始末屋どころか、金持ち少女である。もちろん、金持ちが同時に始末屋でもあるのはよく見られることだ。
(以下引用)
Mary, Mary, quite contrary,
How does your garden grow?
With silver bells and cockle shells,
And cowslips all in a row.
つむじまがりのメアリーさん、
お庭のお花はいかがですか?
銀のベルに 貝のから
それにきれいな桜草
ずらり並んで咲いています。
この"Mary, Mary Quite Contrary"は、バーネットの児童文学『秘密の花園』(The Secret Garden, 1909)にも引用されています。
主人公で、わがままな女の子メアリーは、他の子ども達に、この童謡にちなんで、“つむじまがりのメアリーさん”と呼ばれていました。
ただ『秘密の花園』では、歌詞が少し違っていて、cowslips(桜草)がmarigolds(マリーゴールド)になっています。マザー・グースは土地によって、歌詞が違っているのです。
マザーグースに「つむじ曲がりのメアリーさん」という歌があるが、「つむじ曲がり」の英語は何なのか考えても分からないので調べると、原詩は次のようなもので、「(qite) contrary」、つまり、「何にでも反対する性質」とでもいう感じか。「その反対に」の意味で「on the contrary」や「to the contrary」の連語で使うことが多い気がする。性質を表す言葉として使うことはあまり無いのではないか。
マザーグースの歌では、つむじ曲がりのメアリーさんの庭は、「銀のベルに貝のから、桜草」が「all in a row」に並んでいて、なかなか几帳面な性質であるように見える。つまり、彼女が「つむじ曲がり」とされるのは、「世間の無秩序、いい加減さ」に我慢がならない性格を示しているようにも見える。ちなみに「cockle」は「ザルガイ、トリガイ」という小さな食用貝らしい。食用貝だから、その殻が捨てられるのは当たり前で、その利用をした庭造りだから、なかなかこのメアリーさんは始末屋で小さな芸術家だ。なお、下の訳で「siilver bells」を銀の鈴としているが、これは「鈴蘭」ではないかと思うが、自信は無い。本物の「銀の鈴(複数)」なら、始末屋どころか、金持ち少女である。もちろん、金持ちが同時に始末屋でもあるのはよく見られることだ。
(以下引用)
Mary, Mary, quite contrary,
How does your garden grow?
With silver bells and cockle shells,
And cowslips all in a row.
つむじまがりのメアリーさん、
お庭のお花はいかがですか?
銀のベルに 貝のから
それにきれいな桜草
ずらり並んで咲いています。
この"Mary, Mary Quite Contrary"は、バーネットの児童文学『秘密の花園』(The Secret Garden, 1909)にも引用されています。
主人公で、わがままな女の子メアリーは、他の子ども達に、この童謡にちなんで、“つむじまがりのメアリーさん”と呼ばれていました。
ただ『秘密の花園』では、歌詞が少し違っていて、cowslips(桜草)がmarigolds(マリーゴールド)になっています。マザー・グースは土地によって、歌詞が違っているのです。
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