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ティグラース・ピアサー

皆さんはティグラース・ピアサーという名前をご存じだろうか。
もちろん、私は知らない、と言うか、知らなかった。自慢ではないが、私が読んだ海外の小説や小説以外の本(もちろん、翻訳だ)、海外記事などは、長年の間に積もって、おそらく平均的日本人の読書量よりは多いと思う。その私には、この名前が初耳なのである。
どの国の者かは知らないが、なかなか高貴そうな名前だ、と感じた人は鋭い。
説明の前に、もう一度、この名前を見ておいてほしい。説明は少し行間を空けた後にする。
















実は、これは、先ほど読んだアガサ・クリスティの短編小説に出て来る名前である。
で、実は人名ではなく、猫の名前だが、別に話に関係のある猫ではない。話が一段落して、のんびりとした日常の場面に戻ったところで、この猫の名前が出て来るのだが、かなり貴族的な性質の猫で、下品に料理された魚料理など、見向きもしないらしい。
とすると、私が一昨日スーパーで買ったサンマの塩焼きなど、おそらくまたいで通るのではないか。私はサンマの塩焼きが好きで、昨日の晩酌の酒のつまみにしたのだが、それが恐ろしく不味かったのである。素人がガステーブルで焼いても、これよりはマシだろうという不味さだった。
おそらく、調理作業の効率化のために料理が安直な方法を取っているのだろう。たぶん、電子レンジで熱を通し、申し訳程度に表面を少しガスで焼く、という方法ではないか。
サンマを買った時に、シシャモの干物も買ったが、これも、家の通い猫にやってもあまり有難そうな顔をしなかったので、似たようなものだろう。
つまり、今のスーパーで売っている生鮮食品(干物含む)は、かなり「安かろう悪かろう」になっていると私には感じられるわけだ。これは売る側の自殺行為に思えるが、「安物しか買えない」一般大衆を相手にする以上、仕方のないことだろう。
ということで、猫の名前を起点に、現代日本の貧困を論じた次第である。




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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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