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超訳「老子」6

6 谷底にいる神は死ぬことがない。
  これを玄牝という。    
  玄牝の門を天地の根源という。
  いつまでも存在し、用いても疲れることがない。

[解説]
 これまた意味不明の文章である。他の老子解釈では、玄牝の門を女性生殖器とし、それを万物の根源としているようだが、それならつまらない考えだとしか思えない。たしかに生殖という活動は、この世界が生命の世界であるための根源的活動ではあるが、ことさらに生殖を崇めたりする意味が私にはわからない。これは、子孫繁栄を一大事と考えていた封建時代の意識と、人口過剰の現代の人間との違いだろうか。もちろん、老子は女性の価値を認識していたのだというフェミニズム的評価もありうるが、しかし、子を産むという機能だけを評価されてもあまり喜ぶには当らないだろう。あまり解釈する意義の感じられない一節である。謎めいた表現のために、深遠な言葉のように思われているだけだ。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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