これは言うまでもなくストーンヘンジの写真。まあ、見てのとおり、だだっ広い平原のど真ん中に奇妙な巨石群がある、というものだ。誰が、何のためにこんなものを作ったのか。宇宙人だ、という説やら、古代の天体観測施設だ、とかいろいろだ。
ロンドン市内を１週間ほど観光した後、ロンドン郊外やイングランドの他の地域も少し廻った。まず、シェークスピアの誕生の地とされるストラトフォード・アポン・エイヴォン（エイヴォン川は美しい。水辺の風景もいい。）やウインザー城（有名な城だが、名前負け、という感じ）などに行った後、美麗な田園地帯だと聞いていた（イングランド中央部から南部にかけての丘陵地帯）コッツウォルズ地方などに行ってみた。汽車の便があまり良くないと聞いていたので、レンタカーを借りての旅だったが、これが大失敗。２日で約３００ポンド、１ポンド１７０円換算なら５万１０００円の大出費である。まあ、そのうち１００ポンドくらいは保証金らしいが、それが本当に返ってくるかどうかも疑問だ。何しろ、オートマ車は少なく、借りられたのがベンツだった。私は（車に傷をつけるのが）怖くて運転などできないから、運転は女房任せで、助手席でおとなしくナビゲーターを務めさせて貰った。運転席は見知らぬメカだらけで、何をどう触ればいいのかすら分からない。暗くなると勝手にランプが点灯したりするし、それをどう止めればいいかも分からない。乗り心地は、まあ普通だ。ベンツなど、トラックにも普通にあるのだから、実はそれほど有難がるほどのものでもないとは思うが、貧乏性の人間にはやはり恐れ多い。とりあえず、イギリス旅行をするなら、レンタカーはやめておけ、とアドバイスしておく。借りるなら、半日がいい。１日借りても、実はそのうち８時間以上は運転などしていない。残りは睡眠時間や食事時間である。

コッツウォルズ地方は、のどかな田園地帯ではあるが、ガイドブックに書いてあるような「絵のように美しい」というほどでもない。何しろ、ターナーやコンスタブル（あるいはゲンズボロー）の絵のような、という文句に憧れてわざわざ行ったのだが、そんな風景はもちろん一部だけのことだ。たとえば、並木道や、水辺の風景などくらいだ。後は、ただ古い家と広大な牧草地が広がるのみ。なお、イギリスの田舎の並木道は３種類ほどの木が並木となっており、それは確かにコンスタブルなどの描く絵と同じである。まさに英国田園風景だ。
コッツウォルズ丘陵の南端にあるのがストーンヘンジである。
えらく寒い日で、吹きさらしの平野の中で、巨石群をただ眺めてきただけである。まあ、名所見物など、そういうものだろう。











（追記）先ほど、こういう記事を見つけたので追記しておく。シンクロニシティか。国内でもすでに３割が装備しているとは知らなかった。まあ、私自身は、もともと曇りの日でも日中から点灯する習慣だ。これは自分自身の安全のためである。タクシーなどは曇りの日の日中点灯義務付けで事故率が大きく減少したという話である。人間の視力は天候（日照度）で大きく左右されるものだ。

一定の暗さになると自動でヘッドライトが点灯する「オートライト」の装備、義務化へ　薄暮時の事故防止