「訓練された公務員の集団は、軍隊と同じようにその首長に至上の力を与える。その力は、中世ヨーロッパや日本におけると同じようにしばしば権力の簒奪に至ってきた。--いや、現代の隣国においてもそうなった。ド・モーパス氏(夢人注:ナポレオン時代のフランスの政治家)の最近の告白は、国民全体によって選ばれて信任を受けた憲法上の首長が何人かの良心を欠いた仲間の助力を得れば、いかにして代議政治を麻痺させ自らを独裁者にできるかを示した。」
「人間対国家」(ハーバート・スペンサー 森村進訳)より
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気の赴くままにつれづれと。