三枚目の写真(二枚目の絵)が、なぜこうも魅力があるのか不思議である。普通のおばさんの日常の行為のありふれた瞬間を描いて、これほどの名画になるというのが絵の不思議である。おそらく、それは背後の壁の光が絵の中の女性の「後光」となって彼女をまるで神聖な存在のように見せているからだ、と謎解きをしてみたが、まあ、そういう理屈はどうでもいい。
ところで、レンブラント光(線)は有名だが、ほかにはこの「フェルメール光(線)」以外には独特の光線を画家自身の代名詞にした画家はいるのだろうか。
(以下引用)
こんな奇跡があるのだろうか? 10日前にアムステルダムで始まった #フェルメール展 。現存するわずか35点中28点が展示。多分人生でただ一度きりの規模。観たい。観たい観たいみたい!しかし会期中のチケットは完売。どんなに画策してもムリだと判明。 が、とにかく行こう。ダメ元で美術館に直談判だ!
2023-02-21 17:48:02
ということで、#アムステルダム にやってきた。 美術館の隣りの定宿にチェックイン。「何かリクエストはございますか?」と親切なコンシェルジュ。「私は作家です。アートを題材に小説を書いているんですが、なんとか #フェルメール展 を観られないかと…」 すると、彼女がこう言った。
2023-02-21 17:48:02
「フェルメールの小説の取材ですか?」 「はい(多分)」 彼女、ニコッと笑って、 「私、今日仕事の後に誰か友人を誘って行こうと思ってました。チケット2枚あります。私と一緒に行きませんか?」 そうして私は会ってきた。 私の親友、フェルメールに。 新しい私のオランダの友と一緒に。 #原田マハ pic.twitter.com/Xfb5W17fNV
2023-02-21 17:48:05