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スポーツは社会的エリートの遊び

障害者というか、体にハンディキャップを持つ人が、自分の趣味でスポーツをやるのは大いに結構だ。しかし、それがもの凄く偉いことのようにアピールされるのはどうなのだろう。ハンディキャップというのは目に見えるものばかりではない。たとえば、精神障害者がスポーツをしたとして、それを一般人はおそらく褒めもしないだろう。老人もほとんどが身体障害者だと私は認識しているが、老人がゴルフをしたところで誰も偉いと褒めはしない。カネと暇があって、お元気で結構だね、くらいのものだ。
スポーツは、見るぶんには面白いものだが、毎度言うように、基本的にすべて「遊び」である。税金を投入するような対象ではない、というのが私の意見だ。
やっている当人が楽しいのだから、それをやることを「応援する」必要もない。まして、スポーツをやらない(できない)障害者を「障害を言い訳にしている劣悪な人間」扱いするのは最低のふるまいだろう。
なお、私の父親も戦争で障害者になった人間であった。いわゆる傷痍軍人である。そんな人間はかつての日本にはたくさんいたし、そういう人々はスポーツをやるような余裕などありはしなかった。生きていくだけで大変だったのである。
これも毎度言うが、スポーツをできるのは恵まれた人間であり、そういう人々を社会の物差しにしてはいけない。




(以下引用)


  1. 「障害を言い訳にするな」も「死んだら負け」も、当事者による自戒の言葉だからこそ意味を持つのであって、同じ言葉を他人が言ったら、その言葉はそのまま障害や希死念慮を持つ人への迫害になる。で、その「迫害」が、いま、当事者の言葉をオウム返しにする形で拡散されている。
  2. 26件の返信 3,241件のリツイート 5,396 いいね
  3. 取り消す
    1. 10月15日
    1. 活躍する障害者を持ち上げるのは大いに結構だと思う。でも、一握りの例外的な成功者をこういう形で利用(←「ハンディキャッパーも自己責任で頑張れ」的な突き放し言説を補強するサンプルとして)するのはどうなんだ? しかもそれをやっているのがパラリンピックを招致する自治体だし。
    2. 10件の返信 709件のリツイート 839 いいね



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