障害者というか、体にハンディキャップを持つ人が、自分の趣味でスポーツをやるのは大いに結構だ。しかし、それがもの凄く偉いことのようにアピールされるのはどうなのだろう。ハンディキャップというのは目に見えるものばかりではない。たとえば、精神障害者がスポーツをしたとして、それを一般人はおそらく褒めもしないだろう。老人もほとんどが身体障害者だと私は認識しているが、老人がゴルフをしたところで誰も偉いと褒めはしない。カネと暇があって、お元気で結構だね、くらいのものだ。
スポーツは、見るぶんには面白いものだが、毎度言うように、基本的にすべて「遊び」である。税金を投入するような対象ではない、というのが私の意見だ。
やっている当人が楽しいのだから、それをやることを「応援する」必要もない。まして、スポーツをやらない(できない)障害者を「障害を言い訳にしている劣悪な人間」扱いするのは最低のふるまいだろう。
なお、私の父親も戦争で障害者になった人間であった。いわゆる傷痍軍人である。そんな人間はかつての日本にはたくさんいたし、そういう人々はスポーツをやるような余裕などありはしなかった。生きていくだけで大変だったのである。
これも毎度言うが、スポーツをできるのは恵まれた人間であり、そういう人々を社会の物差しにしてはいけない。
(以下引用)
今後は興味のあるツイートがもっと表示されるようになります。 取り消す

PR