市民図書館の子供用の書棚の中から借りてきたポール・ギャリコの「ハイラム・ホリデーの大冒険」を読んでいるのだが、ナチス勃興期にナチス批判のために書かれた、かなり雑に書かれた小説であるのはいいとしても、次の一節は大笑いである。
「ねえ、アメリカにはあなたみたいな人ばかりなの? 誰も彼もが美しい行い(ボー・ジェスト)のために命を投げ出すの? 美しいものや弱いものを守るために、命がけで戦うの? 私たちドイツ人は、美しくて弱いものをたたき壊す。壊して、壊して、そのたびに自分たちの力をたしかめる。わたしたちには力が必要なの」(普及版下巻P33)
今のアメリカ人にこの言葉を聞かせたら、当人自身が大笑いするだろう。世界中の、弱くて美しいものを叩き壊して、自分たちの力を確認しているのは、どの国か。ドイツ人か、アメリカ人か。
問題は、こういう小説を子供が読んで洗脳されることである。
「ねえ、アメリカにはあなたみたいな人ばかりなの? 誰も彼もが美しい行い(ボー・ジェスト)のために命を投げ出すの? 美しいものや弱いものを守るために、命がけで戦うの? 私たちドイツ人は、美しくて弱いものをたたき壊す。壊して、壊して、そのたびに自分たちの力をたしかめる。わたしたちには力が必要なの」(普及版下巻P33)
今のアメリカ人にこの言葉を聞かせたら、当人自身が大笑いするだろう。世界中の、弱くて美しいものを叩き壊して、自分たちの力を確認しているのは、どの国か。ドイツ人か、アメリカ人か。
問題は、こういう小説を子供が読んで洗脳されることである。
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