だいたい、ロシアで現在生活しているわけでもない人間がなぜロシア市民生活の「裏事情」が分かるはずがあるのか。
(以下引用)
ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(59)が、30日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜後11・55)に出演し、ロシア国内でのプーチン大統領の支持率のからくりについて説明した。
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアでは、プーチン大統領の支持率が上昇している。民間の調査機関が3月24~30日、18歳以上の1632人に対面で実施した世論調査では、83%がプーチン大統領を支持すると答え、支持しないと答えた15%を大きく上回った。
今田耕司から「これどう見たらいいんですか?我々は」と問われると、モーリー氏は「まず調査の信ぴょう性を多少、疑ってかかる必要があります」と答え、「ロシアが急激に密告社会になっている」と明かした。
モーリー氏は、ロシアのある学校で先生が平和の大事さを歌う動画を流したところ、生徒に追及を受け、「戦争はすべきではないと思う」と答えた部分が録音され、警察の取り調べを受けて失職したケースを紹介。「こういう事件が頻繁に出てきています。あちこちで起きている」と指摘した。
テレビやネットでも、ウクライナや西側諸国を悪者にしたプロパガンダのオンパレード。モーリー氏によると、国民の生活が苦しくなる中、その責任も西側などに押しつけた論調だという。「『何にも悪いことをしてないのに、何でロシア人だというだけで苦しめられないといけないの?』という悔しさを、テレビが『悔しかろう、砂糖の値段が上がって、これはアメリカのせいだぞ』と言うと、『アメリカめ。早く行ってウクライナと戦ってこい』というふうになっちゃう」と説明した。
ネットもロシア政府に厳しくチェックされている様子。モーリー氏は「そういう(批判的な)メッセージをこっそりやりとりすると、追跡されて、その本人が逮捕されちゃう。ブロガーが逮捕されてます。若い20歳くらいの女性が逮捕されている。見せしめに、『この人は国に反することをニセ情報として広めた罪です』とさらし者にする」と流れを解説した。さらに「街中を歩いていると、警察がやってきて、『携帯を見せろ』と言うんです。スマホの中でどういうメッセージを見ていたか、開けられて『何でこんなメッセージを書いていたのか。今から来て話してくれ』と(連行される)」と、抜き打ちチェックも横行しているという。「みんな怖いから、そんな状態の人たちにアンケート取りますと言ったら、『プーチン万歳!』と言うしかないですよね」と説明した。
徹底した情報統制に、ゆうちゃみは「こわ~!めっちゃ怖いやん」と絶句。今田は、「それ考えたら(支持しないと答えた)15%は大したもんですね。俺は絶対、よう言わんわ」と戦々恐々としていた。