たとえば、この前、娘たちとミスド(ミスタードーナツ)に、行ったの。

こういう店は、かつては「言葉がマニュアル通りで、心が全然こもっていない」のが、特徴だった。

でもね、そうではなく、ちゃんと親切なの。

どこに行っても、みんな親切。

優しい。

以前の関西は、こうはいかなかった。

「江戸の町は生き馬の目を抜く」と言われたけど、

「生き馬の目を抜くのは、関西だろう」と、私は思っていたよ。

油断も隙も無い。大阪弁は、露骨に人を傷つけてくるし、京都弁は、やんわり陥れる。

関西で生き抜くのは、戦争だと思っていた。

東京は、違うらしかったけどね。

ところが、最近、みんな優しい、人と接して、いやな思いをすることが無いの。

東京に行って20年近い娘は「本当に、神戸はいやな町だった」と、述懐する。「自転車置き場のおじちゃんでさえ、恐かった。東京は、違うよ。」と、言う。

なるほど、慣れっこになっていたけど、そうかも・・・と思った。

ところが、最近は、違う。

関西人の、過度なおせっかいは、そのままに、みんな、優しい。

関西だけじゃないと思う。

車を運転してても、わきによけて、待ってくれる。警笛を鳴らして、脅してきたりしない。

まあ、何も急ぐことのない、のんびりした空気の中にいるからかもしれないけど。

せちがらさを、感じない。

物価は上がる、生活は苦しくなる、ニュースと言えば、コロナと戦争。こんな殺伐とした世の中なのに、

私が、思うのは、古い世代が、社会から退場したことが、その原因だと思う。

こどもたちは、穏やかで、優しく、意欲的だし、

親たちが、こどもをがみがみ叱る姿も、とんと見なくなった。

少子化は進むけど、その中で、生まれてきてくれる子供たちは、いい子たちだと思うよ。

40年前は、髪をそめて、キラキラの特攻服を着た不良が闊歩して、くらやみでは恐喝が横行していた。

自転車を置いておけば、すぐ盗まれた。バイクだって、「はさみ一本で、エンジンを直結させて、乗り去られた」

そういう人たちが、淘汰されたのではないだろうか。

今現在、目に余るのは老人会世代だわ。けんかはする、陰口はたたく、悪いうわさが走り回る。始末に負えない。

こういう人々のありさまを見ていると、未来は決して暗くないと思う。

いいんじゃないの?

年寄りの退場が促進されるのは、悪く無い。無駄飯ぐらいという以上に、戦争と戦後の世相で傷ついて根性までゆがんだ人たちが、退場するのは、悪いことじゃないわ。もう、十分長生きしたんだから。


でもね、3回目のワクチンは、確かに、悪いと思う。

最近、顔色の悪い人が増えた。なにか弱っている人が増えたと思う。

でも、ワクチンを止められなかったのだから。仕方なかった。もう、あきらめたよ。無事である限り4回も5回も打つのでしょう?今更、止めてみても・・・・

なにか、大きな力が働いて、強制的に、世界を回転させようとしているのでしょう。

そして、それは、今始まったことでもない。

人類が、何度も経験してきたことではないだろうか。