(以下引用)
トランプ氏、メディア批判やめず 「地球で最も不誠実」:就任式観客数が少なかったという根拠に参集途中の写真を使ったメディア
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/492.html
NHKBS1で昨夜報道された国際報道2017で取り上げられていたが、そこで大統領就任式の観客数が25万人という根拠としてメディアが示した写真(議事堂からワシントン記念塔を見渡したもの)は、就任式が始まる前に人々が参集している途中の写真である。
NHKは、大統領就任式をライブで放送しているし、同じ「国際報道2017」の後半で、式典の途中の議事堂からワシントン記念塔を見渡した映像(奥までそこそこ人で埋まっている状態)を使っている。
NHKに誠実さがあるのなら、就任式の観客数が25万人と主張する根拠として米国メディアが示した写真が“不誠実”なものであると説明しただろう。
売られた喧嘩とはいえ、スパイサー大統領報道官の「過去の就任式で最多だった」という反論も事実とは違う過大な主張で見苦しい、
ともかく、米国主要メディアのトランプ誹謗の多くは子供レベルでみっともない。
=========================================================================================================
トランプ氏、メディア批判やめず 「地球で最も不誠実」[日経新聞]
2017/1/23 0:32
【ワシントン=大塚節雄】トランプ米大統領は21日、米中央情報局(CIA)本部を訪問し「私はメディアとの戦争を続けている。彼らは地球上で最も不誠実だ」とメディアを攻撃した。スパイサー大統領報道官も、20日の就任式を巡る一部報道で「意図的な虚偽」があったとして「恥ずべきであり、誤りだ」と批判した。選挙戦中からのメディアへの対決姿勢は政権発足後も収まる気配がない。
トランプ氏は400人強のCIA職員を前に「我々は同じ波長を持つ。私は味方だ。1000%、君たちと共にある」と呼びかけた。就任前には、情報機関が大統領選でのサイバー攻撃にロシアが関与したと分析したことを執拗に批判していた。初めての公的機関の訪問先に選び、関係改善をアピールした格好だ。
だがトランプ氏はそうした経緯には触れず、メディアが「私と情報機関の間に確執があるかのように報じた」として「事実は正反対だ」と強弁した。その後はメディア批判に終始。就任式の観客数が25万人だったとする報道を「嘘だ」として「100万、150万人にもみえた」と主張した。
スパイサー大統領報道官もホワイトハウスの会見室で記者団に声明を読み上げ、就任式を巡るメディアの報道を批判。「大統領は国の結束を約束したが、メディアの不誠実さが、それをより難しくする」と断じた。
取り上げた問題の一つが、人出を巡る報道。過去と比較して人数を不当に少なくみせるような写真があったほか、人数も「不正確」な記述があったとの見解を示した。
スパイサー氏は「誰も数字は持たない」としつつも、計72万人分のスペースが「大統領が就任の宣誓をしたときは、すべて埋まっていた」と主張。地下鉄の利用客数も挙げ、「過去の就任式で最多だった」と断言した。外交関係の報告をした後、記者からの質問は一切受けつけず、一方的に打ち切った。
メディアは反発している。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はスパイサー氏の主張を「虚偽の説明の連続」と批判し、観客数は2009年のオバマ前大統領の就任式に比べて明らかに少ないとの見解を示した。
米新政権は発足から100日間は「ハネムーン期間」としてメディアが批判を控えるのが慣例。だがトランプ政権は立ち上がりからメディアを攻撃し、両者の緊張関係が強まっている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H2U_S7A120C1FF8000/
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
トランプ政権「あらゆる手段で反撃」 米メディアに
2017/1/23 21:28
【ワシントン=川合智之】トランプ米政権とメディアが対立を深めている。米メディアは大統領就任式の参加人数が過去最多とするスパイサー大統領報道官の21日の説明が虚偽だと指摘。コンウェー大統領顧問はこれに反論し22日の米NBCテレビで「もう一つの事実だ」と強弁した。プリーバス大統領首席補佐官も同日の米FOXニュースでトランプ大統領をおとしめるメディアに対し「あらゆる手段で反撃する」と宣言するなど、異例の展開となっている。
スパイサー大統領報道官は21日、大統領就任式の参加人数が過去最多だったと説明していた(21日、ワシントン)=ロイター
焦点となっているのは、20日の就任式の参加人数。米メディアは会場の写真や地下鉄乗降客数などをもとに、オバマ前大統領の就任式より大幅に少なかったと報じた。これに対し、スパイサー大統領報道官は21日の声明で「過去の就任式で最多だった」と反論した。
スパイサー氏は20日の地下鉄乗客数は42万人で、2013年のオバマ氏の就任式の31万7千人を上回ったと指摘。一方、米メディアによると、実際の乗客数は今回は57万人、13年が78万2千人。他にも「声明には複数の虚偽説明が含まれていた」(米CNNテレビ)。
「なぜ報道官はうそをついたのか」とNBCの司会者が問いただしたところ、コンウェー氏は「もう一つの事実だ」と主張。司会者は「それは事実ではなく、虚偽だ」と反論したが、コンウェー氏は報道が誤っているとの見解を譲らなかった。プリーバス氏も別の番組で「問題は参加人数ではなく、大統領の威信を初日から失墜させようとする(メディアの)攻撃だ」と批判した。
トランプ氏は当選後初めての11日の記者会見で、自身の不名誉情報をロシアが入手した可能性を報じたCNNなどを「偽ニュースだ」と非難。トランプ氏は自身の就任式の参加者が少ないという報道を見て激怒したといい、21日には「私はメディアとの戦争を続けている」と選挙戦からの対決姿勢を改めて示した。
大統領の就任後100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、メディアは厳しい批判を避ける傾向があったが、今回は既に臨戦態勢だ。米紙ワシントン・ポストは、ホワイトハウスの公式発表は額面通り受け止めて報じるという常識はもはや通用しないとして「伝統的な大統領報道は死んだ」と報じた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM23H7L_T20C17A1MM8000/?dg=1&nf=1