忍者ブログ

裁判で「自分の持論や自分の思想」を根拠にする馬鹿法律家

これは、コメントにもあるように、この事件の被害者をあまりに軽視した弁護側発言である。死刑制度自体が常に賛否両論の問題であるのに、それを論点にするのは卑怯だろう。つまり、問題の曖昧化である。議論の土台というか、土俵を変える、卑劣な戦法だ。
弁護士自身が死刑制度に反対なら、この事件とは別の場面・舞台で論じればいい。

(以下引用)
■ 京アニ青葉真司被告の裁判員裁判の第17回公判が開かれ、弁護側は「死刑選択は重大な判断。本当に死刑と判断すべきか考えてほしい」と裁判員らに訴えた。

■ 死刑制度を巡る過去の判例を挙げながら「人を殺すことは悪いことなのに、なぜ死刑が正当化されているのか」「本当に『目には目を』なのか考えて審理してほしい」と求めた。

https://www.sankei.com/article/20231127-ZG5PCZBMFNJIJI6PEYC62LHNRE/

※詳しくは上記リンクより




72023/11/27(月) 13:19:59.26ID:5rWJPRDH0
切るカードそれかよ
3482023/11/27(月) 15:11:26.69ID:pSqGzS7R0
>>7
もう他にないんだよ察してやれ
152023/11/27(月) 13:21:51.03ID:qCJo+Kiy0
こういう弁護士の名前公表してほしいわ
いくら仕事とは言え被害者を馬鹿にしすぎ
お前の家族同じ目にあっても同じこと言えるの?
3112023/11/27(月) 15:06:29.10ID:mLELzCXo0
>>15
死刑反対派だったが妻を理不尽な理由で逆恨み殺人された弁護士が死刑推進派になったのがあったよね
つまりは「あんたのキモチは分かる」という言葉はホントにそんな体験したヤシのみがイッていい言葉
3252023/11/27(月) 15:08:03.03ID:RZbezjdQ0
>>311
そんなもんだろ
俺の嫁を殺したやつは無罪でもいいけど
3592023/11/27(月) 15:12:49.30ID:HV2xX8mB0
>>325
さらっと面白いこと言うなよ。そんなに憎らしい嫁なのかw
202023/11/27(月) 13:22:38.31ID:3PT+qzb80
なんだ?
また自分の死刑制度反対思想に事件を利用するキチ弁護士か?
242023/11/27(月) 13:22:58.50ID:HIKPxDYL0
法律で決まっているからでしょ
弁護士なのに知らないのかな?
262023/11/27(月) 13:23:35.55ID:TelcIqfy0
そういう裁判ぶち上げてやれよ
ここで言うことじゃない



拍手

PR

あちこちで新紙幣・新コインによる悲劇が勃発か

「神戸だいすき」から転載。
こういう記事や情報こそ大事だろう。新札の不細工さはよく知っていたが、新500円玉が自動販売機(支払い装置)などで使えないとは知らなかった。サイズを変更するとどこかに書いてあったか?
まあ、要するに、すべての支払い装置を新サイズ硬貨・新紙幣対応の機械に買い替えさせようという汚い意図だろう。で、そのためには莫大な献金が自民党政治家に渡っているはずだ。

現実問題として、旧紙幣や旧貨幣では物が買えなくなる(支払いができなくなる)時が来る可能性が高いわけだ。まあ、かと言って、銀行に預けたら、それこそ計画的大恐慌と銀行の意図的倒産で、一気に全財産を失う可能性もある。とりあえず、なるべくカネを物に換えておくべきだろう。安い不動産など、倉庫代わりにもなるのではないか。ユダヤの財産3分法ではないが、財産の3分の1は物で持つわけだ。もっとも、失うほどの財産は無い、という日本人が多いだろうwww 
とりあえず、3年くらいは生存できるだけの準備をしておけばいい。新コロ詐欺や新コロワクチン禍のように、健康な人でも3年生きられるという保証など無い時代だ。3年生きれば御の字だと覚悟すべきだろう。ウクライナやガザの人々に比べれば、3年生きられるだけでも恵まれている。

(以下引用)





駐車場から出る時、機械が呑み込んでくれないので、途方に暮れたことがある。結局、どこかに、1000円札が、見つかったので、事なきを得たのだけど、

誰もいないし、連絡する方法もなく、まっさおになったよ。

今日は、レジで、使えなかった。

偽コインかと思った。

やっぱりね、新500円玉は自動販売機では使えないと思った方がいいんだね。

拍手

ドイツはなぜユダヤには謝罪し、ロシアには謝罪しないのか

「続・壺斎閑話」記事で、ドイツとロシアの関係という面白い視点である。「deeply Japan」氏以外にはこうした視点で書いた筆者は少ないのではないか。
まあ、適当に断言すれば、それは、ユダヤ(偽装ユダヤ・DS)が20世紀初頭から世界のマスコミを支配した結果だということだ。
ついでに言えば、DS(古代ユダヤ的思想だが、ユダヤ民族ですらない。その思想は「シオン長老の議定書」に明確に示されていて、これはすべての人が政治学の初歩の教科書、あるいは反面教科書とすべきである。)がユダヤ民族受難を自らの盾としている、というのは私が大昔から自分のブログで書いている(指摘している)ことである。

(以下引用)

ドイツはイスラエルのユダヤ人に負い目を感じているか

| コメント(0)
トルコのエルドアン大統領が、今回のイスラエルとハマスの衝突に関連して、イスラエルによるガザの民間人殺害を批判して、イスラエルをテロ国家と呼んだ。それに対してイスラエルは当然反発し、エルドアンを反ユダヤ主義者といって非難した。そう言われてもエルドアンはひるまない。自分は別に反ユダヤ主義にもとづいてイスラエルを批判しているわけではない。イスラエル国家が現実に行っている行為を取り上げて、イスラエルをテロ国家と呼んでいるのだと反論した。
エルドアンはドイツを訪問中で、ドイツのショルツ首相との共同会見を催した。その席上イスラエルからの反ユダヤ主義批判に答えた。エルドアンは、ドイツが今回のイスラエルの行為を批判できないでいるのは、ユダヤ人に対して行ったホロコーストが負い目になっているのだろうとほのめかした。そのうえで、トルコはホロコーストとは何の関係もないから、余計な負い目を感じずに、自由に発言できるのだと言った。その負い目は、ほかの西側の諸国も感じている、とまではいわなかったが、西側諸国がイスラエル国家のテロ行為を非難しないのは、不思議なことだというようなニュアンスを感じさせた。
じっさい、エルドアンの言っていることは、理にかなったことだと思う。イスラエルは、自分を批判するものに「反ユダヤ主義」のレッテルを張って反撃するが、それは、この言葉が西側諸国に対して呪文のような効果を発揮することを知っているからにほかならない。とろこがトルコのような、ホロコーストとはかかわりがなく、またユダヤ人の金権に支配されてもいない国では、この言葉が呪文のような効果を発揮することもない。エルドアンとしては、トルコはNATOの一員でもあり、イスラエルによって一方的に攻撃されるおそれもないことから、言論の自由を遺憾なく享受することができるわけだ。
ドイツがホロコーストの歴史を踏まえて、ユダヤ人社会やイスラエル国家に対して過剰に気を使ってきたのは、ある意味必然のことだった。それには、英米はじめ西側の主要国が、ユダヤ人について特別に好意的になっているという事情がある。そういう事情があるから、ドイツとしては、イスラエルに対して強気に出られないのであろう。
ところが、同じようにジェノサイドの対象としたロシアに対しては、ドイツは全くと言ってよいほど気を気を使っていない。第二次大戦中には、ドイツはロシア人を2000万人以上殺したわけだし、しかもきわめて残忍な方法で殺した。それについてドイツは、ユダヤ人へのホロコーストのようには、責められることがなかった。色々な事情が働いたためである。そんなわけで、ウクライナ問題に関しては、ドイツは安心してロシア非難を行っている。今流行りのダブルスタンダードというやつである。
日本も、ロシアに対するドイツ同様、東アジアの諸国との関係においては、責任を追及されることがほとんどなかった。だから、何事もなかったような顔をして、それら諸国に接し続けていられるわけである。
ともあれ、イスラエルによるパレスチナ人への凶悪なテロ行為は、今の時点でもとどまるところを知らない。どうやらネタニヤフらは、パレスチナ人を本気で皆殺しにするつもりらしい。

拍手

「糖尿病」の呼称変更に「血糖病」を提唱

確かに「糖尿病」という名前は誤解を生みやすいし、名前そのものに不潔感がある。病名変更には概して私は不賛成だが、これに関しては賛成だ。ただし、なぜ「ダイアベティス」などと、おそらく英語名だと思うが、覚えにくいカタカナ言葉にするのか。「血糖病」でいいではないか。「決闘病」は少しワイルドでカッコいいし、「血統病」の側面もあるのだから。
まあ、「尿」の一字を外せばいいだけとも言えるが、「血糖病」には、何より「高血糖」の恐ろしさを世間に周知させる意義がある。
ついでに言えば、血糖値の高い人は、毎朝2㎞程度歩くだけでもかなり改善される。若者より年寄りのほうが運動は必須なようだ。ただし、汗をかくほど、あるいは息が上がるほど激しい運動の必要はない。老人には運動による事故や故障も多いのである。まあ、景色や空を眺めながらのんびり歩くのがお勧めだ。

(以下引用)



       
       
       
       
       
       
       
1: ななしさん@発達中 ID:No8EVI090
画像


言われてみれば少し変か?
2: ななしさん@発達中 ID:29hkE9a60
そんな気になるんか
10: ななしさん@発達中 ID:w3f1PXHA0
遺伝の人も居るからな
20: ななしさん@発達中 ID:nGwDwjHp0
>>10
これ
10代でなった友達いるわ皆バ○にしてたけど今考えるとまじで可哀想
56: ななしさん@発達中 ID:77cmC1ac0
>>10
会社におったわ
ほんまかわいそうやった
54: ななしさん@発達中 ID:vzW8d4CE0
>>10
むしろ基本は遺伝や
21: ななしさん@発達中 ID:vTmVIpwC0
1型と2型って何が違うんや?重症度か?
25: ななしさん@発達中 ID:DjCAvLW30
>>21
1型は生活習慣に関係なく子供でも発症するやつや
41: ななしさん@発達中 ID:EuAXjGwtd
>>21
インスリン分泌する細胞が壊れててインスリン注射の治療が必須なのが1型
それ以外が2型
13: ななしさん@発達中 ID:fA8ObcPu0
糖尿病って未だに増えてるらしい
こんだけ言われても増えてるんやな
18: ななしさん@発達中 ID:ybv6cSsUH
恥ずかしい方がいいだろ
先天性の人は別の呼び方でもいいかもしれんが
46: ななしさん@発達中 ID:7FPQN9fE0
あれ?
こないだディアベテスにならなかったっけ
167: ななしさん@発達中 ID:vzW8d4CE0
ダイアベティスって名前になるらしいで
42: ななしさん@発達中 ID:Xu/vC/q/0
名前変わるの知らないんか?
ダイアベティスになるで
28: ななしさん@発達中 ID:LXJD2FcH0
もっとヤバそうな病名にした方が良い気もするで
23: ななしさん@発達中 ID:DO5RQZ5Kd
確かにもっと危機感ある名前に変えたほうがええと思うわ
51: ななしさん@発達中 ID:2ThyXb9nr
>>28
足壊死病とか失明病とかどう?
64: ななしさん@発達中 ID:LXJD2FcH0
>>51
それくらい危機感持てる病名のがええな
83: ななしさん@発達中 ID:PLekbd5e0
>>51
あしえしええな
リズムがいいし壊れるとか死とか感じもカッコいい
280: ななしさん@発達中 ID:38ovc/kw0
>>51
ACEC病ええやん
38: ななしさん@発達中 ID:IseDexBD0
糖尿病って何かショボそうな名前やけど重度だと手足なくなるやろ
37: ななしさん@発達中 ID:u37MmQMo0
血糖値が上がって血管がぼろぼろになる病気だからな
副産物として糖尿になるだけで
48: ななしさん@発達中 ID:KYwLVUxH0
こんな風に眼見えなくなるの地味に怖い

画像
52: ななしさん@発達中 ID:1E63rehd0
尿が甘いことはどーでも良い要素しな
58: ななしさん@発達中 ID:7FZMnAu/M
血糖性神経壊死病
65: ななしさん@発達中 ID:IsDQgoi60
おじさん糖尿病で死んだけど
失目に足切断とかわいそうな最後だった
お前らも一日中甘い飲み物飲んでるけど気をつけないと死ぬぞア◯ども
73: ななしさん@発達中 ID:GYLPTAGa0
糖尿病患者が靴下脱いだらかかとが取れて靴下に残ってた話怖すぎ
78: ななしさん@発達中 ID:pz1vJcjua
言うほど糖尿病って聞いておしっことか不潔とか思うか?
でも病名による勘違いから糖尿病になる患者がいるなら名前変えるべきやな
91: ななしさん@発達中 ID:7FZMnAu/M
ア◯「糖尿病っておしっこが甘くなる病気なんでしょ?」
こんなのが何百万人といるという事実

拍手

本当に「夜明け前が一番暗い」か

私が毎日のように散歩していることは前から書いているが、その時刻は夜明け前後で、なるべく日の出が見られる時間にしている。私は日の出を見るのが好きなのである。つまり、日の出の少し前と思われる時間に家を出て、散歩の途中で日の出にうまく時間が合えば大成功だ。
それで分かったのが、「夜明け前が一番暗い」という言葉の嘘である。
もちろん、「夜明け前」というのが正確にはどういう時刻のことかが問題だが、多くの人はそれを「日の出の少し前」と思っているのではないか。ところが、日の出の前というのは相当に明るいのである。その明るさは、遠くの森や林の枝がはっきり区別できるほどだ。しかも、一部だけが明るいのではなく、いわば世界中(視野のすべて)が明るいような明るさである。曇りの日の昼間より明るい。
なぜ、太陽が地上に出てもいないのに明るいのかという理由を推理したら、それは「雲による間接照明だ」という答えになった。つまり、この時間帯の太陽の光は、地平線以下の部分を直接に照らすことはないが、観察者の上空にある空は太陽の光を受けており、そのままだとそれは宇宙に素通りするから地表は明るくならないが、上空に雲がある場合(特に薄い雲が広範囲にある場合)、雲の水蒸気の粒が太陽の光を受けてそれを乱反射し、その無数の反射光が地上を「間接照明」するわけである。
まあ、そういう推理を楽しめるのも、自分がこれまで疑いもしなかった「知識」が、嘘であることを知る快感も、早朝の散歩で自然に触れる効用だ。
念のために言えば、曇りの日は、雲が観察者の頭上を低い高度で厚く覆うため、太陽の光は(雲の乱反射で地上に届くことなく)かなりさえぎられる。だから暗いのである。

拍手

日本の平均寿命と高齢者問題

「シロクマの屑籠」記事で、筆者は精神科医である。
言葉の端々に「理想の社会主義国家日本」への反感が感じられる文章で、では社会保障制度に反対なのかというと、そうは明言していない。もちろん、医者である以上は社会保障制度に頼って生きているわけだ。で、高齢者だけでなく、新コロワクチンで(超過)死亡者が激増していることには一言も言わない。まあ、しかし、転載するのは、「問題提起」としての価値はあると思うからである。しかし、「高齢者の平均寿命」って何だよ。高齢者に限定した平均寿命があるのか。
一応言っておけば、新コロワクチンのような意図的殺害以外なら、私は日本人の平均寿命が短くなっても問題ないと思っている。それは「無理に患者を生かす」過剰医療のためだと思うからだ。貧困化によって、そうした医療は庶民には不可能になるから、当然、難病死亡者数と老人死亡者数は増えるだろう。

(以下引用)

いつまでも あるかわからぬ 長寿の国


 
 
今日、ある方から「日本人のエイジングについて」質問をいただいたこともあり、久しぶりに日本人の平均寿命についてググってみたんですよ。そうしたら、以下のような読み取りやすいグラフがあって。
 

*こちらのグラフは高齢者住宅ジャーナルさんが出典となります*
 
皆さんは、この表を見て何を感じますか。病院に勤務している人なら、2020~2021年あたりは高齢者があまり亡くならない年だった、そのぶん2022年は亡くなる高齢者が多かった、などと思い出すかもしれません。コロナ禍の影響はここにも現れていますね。
 
私は、ぼんやりグラフを眺めながらこう疑問に思いました。「20年後、同じぐらい高齢者の平均寿命は長いものだろうか?」と。
 
このグラフの目の付けどころはどこでしょう? 医療行政の充実や医療技術の発展によって平均寿命が延びているさま、ひいては国民の健康が促進されているさま、と着眼する人は多いでしょうし、それ自体、事実でもあるでしょう。実際、そうした変化の経済的基盤であるところの、医療費や介護費も順調に伸び続けているわけですからね。
 
しかし、我に返った私はこうも思ったのでした──「これって、人間の寿命が人工的な手段でここまで延びに延びたってことだよね?」とも。
 
男性81歳女性87歳の平均寿命は、太古の昔からそうだったわけではありません。それぐらいの年齢まで生き残る幸運な人は、狩猟採集社会や農耕社会にも稀にはいたでしょう。けれども平均寿命はもっともっと短かったはずで、その短かった平均寿命を延長したのは人工的な手段によるものです。それは医療技術やインフラ技術のおかげだったり、社会保障制度の浸透だったり、経済的基盤のおかげだったりします。人々の健康に対する意識の変化、死生観の変化もあるかもしれません。
 
ともあれ、こうした平均寿命の長い状況が成立しているのは人工的な手段のおかげに違いないのです。けっして! 自然が・勝手に・このような平均寿命の長い状態を生み出しているわけではありません。このグラフが示しているのは、1980年との比較で男性の平均寿命が8年延びるぐらいには人工的な手段と人為が積み重ねられたってことでしょう。大正時代や明治時代の平均寿命と比較すれば、その差はもっと大きくなるに違いありません。
 
が、しかし。
その人工的な手段は持続可能でしょうか?
 

 
上掲の国立社会保障・人口問題研究所さんのグラフを眺めながら、日本を長寿の国たらしめている人工的な手段が持続可能かどうか考えてみましょう。なんだか無理っぽくないですか。現在でさえ、国債を刷りまくって今という瞬間をしのいでいるのに、社会保障費は今後もドシドシ増えていくでしょうし生産年齢人口はドシドシ減っていくでしょう。もちろん未来においても社会保障制度は健在で、無敵で、正しいはずです。が、いくら将来にわたって社会保障制度が健在でも私たちに提供される社会保障の内実が2023年のソレと全く同じとはあまり思えません。かりに同じだとしたら、生産年齢人口にあたる現役世代が強いられる負担と出血は今とは比較にならないほど高まるでしょう。
 
案外、それこそが国民の合意なのかもしれないな、と今宵は思ったりもします。日本って、20世紀から「理想の社会主義国家はソビエト連邦ではない。理想の社会主義国家は日本だ」って言われてたじゃないですか。それで言うなら、現在の日本は理想の社会主義国家、ですよね。で、未来においても理想の社会主義国家のはず。以下のツイートのように。
 

 
「働けない人を働ける人が食わせる。働ける人から働けない人に再分配を行い、一億総活躍社会をやっていく。」 日本には、これをやっていくってコンセンサスができているんですよね? そのことの是非を私はここでは判断しません。ただ「現下の政治状況からいってそのようなコンセンサスが存在するに違いない」と勝手に思い込んでいるだけです。国民のコンセンサスは民主主義国家にとって尊いものなので、どうあれ、理想の社会主義国家をやっていくのも尊い営為であるはずでしょう。
 
とはいえ、日本を長寿の国たらしめている人工的な手段が持続可能じゃないとしたら、結局、何かを変えていかなきゃいけないのでしょう。そういえば最近、退職金課税の見直しについての報道がありましたよね。
 
www.nikkei.com
 
報道から察するに、就職氷河期世代が退職するぐらいのタイミングで退職金への課税が厳しくなるみたいです。理想の社会主義国家をやっていくためには仕方がないことだと、皆さん割り切るしかなさそうですね。しかし、こういうことが今後繰り返されて、ますます国債を刷りまくって、そのうち一万円札がもっとぺらっぺらのお札になって、だというのに人口減少が約束されているとしたら、どんなに重税を課したところで、未来の高齢者の生活って2023年よりも苦しいですよね?
 
社会保障制度が提供してくれるもの&社会保障制度に支払わなければならないものも含め、日本を長寿の国たらしめている与件は、15年後・20年後には今よりずっと厳しくなっているんじゃないでしょうか。
 
日本人のエンゲル係数を眺めていると、そういう予感がどうしても禁じ得ません。2023年のエンゲル係数はどのレポートを見ても26%を上回っていそうな勢いで、第一生命経済研究所によれば、高齢者や低所得世帯においてその度合いは一層激しい、といいます。エンゲル係数が高くなれば、摂取する栄養素は偏りやすくなり、それはきっと健康の基盤をも左右するでしょう。人は健康のことだけ考えていればいいわけではなく、色んなことにリソースを割かなければならないので、経済的基盤が厳しくなれば健康にとってあまり良くない食生活や食習慣が増える可能性は高い、と想像せざるを得ません。
 
それはきっと、余暇やスポーツについても当てはまります。就職氷河期世代の老後を想像した時、現在の高齢者たちと同じぐらいの割合の人がフィットネスジムに通っているとは、どうにも思えません。現在の高齢者たちに比べて、フィットネスジムに通える人の割合は低下するでしょう。登山やトレッキングを楽しむ余裕のある高齢者も低下するでしょう。メンタルヘルスにとってプラスになる活動だって、経済的基盤が弱くなれば難しくなるかもしれない。余暇やスポーツや娯楽だって健康の基盤の一端をなしているんですよ。で、それらが今後、だんだん難しくなっていくとしたら……。
 
そうやってひとつひとつ考えていくと、今日の平均寿命の長さを成り立たせている与件、その人工的な手段が私たちの世代が高齢者になった頃にはすっかり弱り果てているよう、思えてならないのです。そうなった未来において日本の平均寿命が今日と同等であるとしたら、びっくりするほかありません。テクノロジーの進歩に期待する向きもあるでしょうけど、どんなにテクノロジーが進歩したって、良質なたんぱく質にはお金がかかりそうだし、介護にも医療にもお金がかかりそうだし、少子化と経済的縮小はキツいんじゃないか……という予感を今宵はぬぐえません。
 
 

繰り返しになりますが、「長寿=豊かさ」だったんですよ。

 
七年前、私は以下のようなことをブログで書きました。
 


「長生き」=「豊かさ」なんですよ、わかっているんですか - シロクマの屑籠
 
現代の高齢者は、とにかく長生きである。80~90代は当たり前で、100歳超えも珍しくない。昔の精神医学の教科書には「アルツハイマー型認知症は予後不良、五年以内に亡くなる人が多い」と書いてあったが、最近のアルツハイマー型認知症の患者さんは、レーガン大統領のごとく、十余年の歳月を生き延びる人もザラにいる。高齢者の多くは、病院に通って診察や投薬を受けながら、あるいは種々の健康診断などを利用しながら、とにかくも健康を維持して老後生活をおくっている。
私は、このこと自体が現代の高齢者の「豊かさ」だと指摘したいのだ。
命、とりわけ高齢者の命は無料で手に入るものではない。
高齢者の命は、医療や介護によって守られている。バリアフリーや宅配サービスといったアメニティも、部分的には高齢者の命を支えている。昭和時代には60代70代で死ぬ人が多かったが、平成時代に入って80代90代で死ぬ人が多くなった背景には、そうした諸々の進歩と普及があったことを忘れてはならない。
医療・福祉分野の出費が増えているあれは、そのまま命の値段である。


 
それから七年が経って、日本の経済的先細りがそろそろ見えてきたきたんじゃないでしょうか。平均寿命の長さを成立させていた「命を買う」という営み、その経済的基盤がいよいよ失われようとしています。かりに社会保障制度そのものが存続してもそれ以外の経済的与件、さらに精神的与件等々が現在より厳しくなっていたら、私たちが20世紀から積み上げ続けてきた「命を買う」という営みの内実は細くなってしまいます。日本は理想の社会主義国家であるはずなので、浮かぶ時も沈む時もみんな一蓮托生のはず。そんな未来においても長生きする人は長生きするでしょうけど、私たちのひとりひとりが男性81歳女性87歳まで生き残る蓋然性は低くなっていると想像せざるを得ません。
 
いちおう繰り返しますが、理想の社会主義国家であるとするコンセンサスが成っているのであれば、民主主義国家としてそれは尊いもののはずなので、そこは批判せず、尊んでおきましょうね。
 
平均寿命がこれから低下に向かうとするなら、これからの私たち、人生、どうすればいいんでしょうね?
 
数年前ぐらいでしょうか、60歳を「第二の人生の出発点」みたいなことを言っている人がいっぱいいたように記憶しています。いや、今でもそう言える人はいるでしょう。60歳を過ぎても働かなければならない時代ですから、それはそれでわかる気もします。
 
でも、私たち、60歳から先、だいたいどれぐらい生きられるんでしょうかね?
 
ここまでお読みになって「未来のことはわからないじゃないか」とおっしゃる人もいるでしょう。
 
ええ、そうですとも。未来のことはわからない。だからこそ、男性81歳女性87歳まで生きられるって前提で「人生設計」するとか、わけわかんなくないですか。今の日本がドシドシ経済発展していて、ドシドシ医療や社会保障がやれるご時世だったら、そういう「人生設計」も良かったかもしれない。でも今はそういうご時世ではありません。日本は斜陽の国です。そのうえでまたまたパンデミックが来るかもしれないし、「国際的緊張」があるかもしれない。未来のことはわからないですからね。
 
いや、だからって結論らしい結論があるわけではありません。結局私たちのひとりひとりは生きるだけ生きるし、死ぬ時には死ぬのでしょう。それを正確に予測することはできないのですから。ただ、今日の平均寿命の長さに基づいて万事を計算したつもりになるのは、これからを想定するにあたってなんだか違いませんかと、そういうことを今宵は考えずにいられなかったのです。
 
未来はわからない。そのことに対して私たちがとる態度や行動はさまざまであるはずです。ひたすら貯蓄する人もいれば、今をこそ太く生きようと考える人もいるでしょう。そのひとつひとつの是非善悪や成否はここでは考えません。ただ、この長寿の国とされる日本を長寿の国たらしめているのは人工的な手段で、その成立与件がぶっ壊れてしまえば長寿だってぶっ壊れるのはたぶんそうなんです。そのことを憂いながら、屋根を叩く雨の音を聴いています。
 
 



拍手

「地政学」という馬鹿思想

あまり、こちらのブログには似合わない話題だが、妄想・妄論ブログとしてはおかしくないだろう。最初に「地政学(知性が苦)」の定義から引用しておく。
この引用の中の

しばしば著述家により「自らの著作に一種の荒っぽい格を付与させる」短縮表現として用いられることがある[2]

というのは秀逸である。
私は原則として、「地政学」という言葉を振り回す著述者を信用しない。
政治が地理的条件と深く結びつくのは当たり前の話であり、実際の使用場面ではこの「地政学」という言葉は(現実重視の政治学という見かけを伴うが)単に、欧米政治の基本思想としての「ロシア・中国敵視政策」であるにすぎない。そのために日本や東南アジア諸国が利用されるわけだ。で、問題はなぜロシアや中国を敵視する必要があるのか、ということで、それをこれまでの「地政学」は実にいい加減に扱ってきた。
まあ、単純に言えば「白人国家以外の強国は認めない。存在を許さない」という欧米優越主義で、ロシアは「アジア」と見做されているから白人国家の仲間外れなのだろう。で、ロシアの場合は、そこからユダヤ人の大半が追い出されたという経緯もある。


(以下引用)


地政学(ちせいがく、Geopolitik)は、国際政治を考察するにあたって、その地理的条件を重視する学問である[1]


19世紀から20世紀初期にかけて形成された伝統的地政学は国家有機体説環境決定論を理論的基盤とし、ドイツイギリス日本アメリカ合衆国などにおいて、自国の利益を拡張するための方法論的道具として用いられてきた。第二次世界大戦後の国際社会において、地政学という言葉はナチス・ドイツの侵略行為との結びつきから忌避されてきたが、しばしば著述家により「自らの著作に一種の荒っぽい格を付与させる」短縮表現として用いられることがある[2]






拍手

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
24 25 26
27 28 29 30

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析