忍者ブログ

成功は大失敗のもと

私の別ブログにメモとして書いた記事だが、ここにも載せておく。なお、第一次大戦時点では日本の民衆も日本軍の快進撃に諸手を挙げて大喝采し、その火事場泥棒的戦争参加によって確かに日本は一時的に経済繁栄をし、多くの成金を生んだのである。昭和の軍事国家化と日本破滅への道の起点は第一次大戦での「成功」にある。災厄はいきなり来るのではない。しばしば詐欺師の甘い顔で来るのである。

(追記)引用記事の末尾の「何もしないこと」に関して、現在の世界情勢に関してのエマニエル・トッドの忠告を某記事から転載する。参考になるだろう。軽挙妄動は怪我のもと。

これらの点を踏まえて、直観的に日本への提言を述べてみます。「米国による世界覇権」において鍵を握っていたのは、欧州、中東、東アジアという3つの地域です。ここで米国は何をしているのか。緊張を高め、紛争や戦争を引き起こし、そこに「同盟国」というより「属国」と呼ぶにふさわしい国々を巻き込もうとしている。ここで私が日本に勧めたいのは、「何もしないこと」「できるだけ何もしないこと」です。今日、「日本は国際政治にもっと関与すべきだ」という声が聞かれますが、私はむしろ、ある種の「慎重さ」を勧めたい。可能なかぎり紛争を避け、事態をじっと見守るのです。


(以下自己引用)
これも、歴史の「if」だが、あなたが昭和天皇の立場だったら、第二次大戦でどのような政略と軍略を取ったか、想像するのも面白いのではないか。いわゆる「元老」や政治家、軍人の意見を聞く必要はない、という前提だ。
そうすれば、確実に「戦争はやっても戦争の拡大は絶対に避ける」というのが大方針になるだろうし、独伊と三国同盟を結ぶという愚劣そのものの政策は取らないだろう。独も伊も日本まで救助に来る余裕も能力も無いからだ。つまり、この協定は世界で孤立化する以外の意味を持たなかったのである。単に、ナチスドイツの欧州制覇に目がくらんだ(勝ち馬に乗ろうとした)だけだ。そして、その軍事力を過大評価したのである。
まあ、満州事変の段階で、暴発軍人や軍隊(満州軍)を処罰するか、それ以前に満州進出を止めていたら、それが最高の正解だろう。
では、昭和大恐慌への対策はどうするか。それは、軍事とは別の話であり、満州進出がその解決策にならないというのは明々白々だろう。軍事拡大は好景気どころか国家破産の道なのである。今のアメリカや欧州はその道を進んでいる。
これは私が平和主義者であるゆえの偏見か? なら、軍事拡大が好景気を生むその理由を言ってほしいものだ。国内の生産力や労働力を軍事に振り向けて、なぜ好景気になるのだ? (他国の戦争ならその利用で好景気になる、というのは当然の話で論じるまでもない。)

問題は「日本を叩きのめそうとする」欧米の圧迫や挑発にどう対応するかである。あなたが国家元首ならどうする? そこが政略と軍略のしどころである。

ひとつの答えは「何もしない」だろう。完全に国内の政治と経済に全力を振り向けるのである。その内容は、また別の問題だ。愚行は「何もしない」より悪いのである。そして大東亜戦争の、あるいは太平洋戦争での日本の破滅は愚行に次ぐ愚行の歴史なのである。そしてそれは226後も軍部の増長が止められなかった結果なのである。つまり、政治が軍部に完全に簒奪されていたのである。それが完全に表面化したというのが「大政翼賛会」の意味だ。

拍手

PR

日本社会の入れ墨拒否は差別か?


■Xより刺青 入れ墨 社会 犯人 事件 排除に関連した画像-02

刺青 入れ墨 社会 犯人 事件 排除に関連した画像-03

刺青 入れ墨 社会 犯人 事件 排除に関連した画像-04

刺青 入れ墨 社会 犯人 事件 排除に関連した画像-05


<このポストへの反応>

孔子先生も、親から頂いた体に刺青するのは親の遺体を汚すのと同義だと仰っていたからなあ
倫理的なアジア人なら刺青なんて入れられない筈だ


全身に刺身入れてるのは流石にひくわ

いや当たり前だろ
てか本人もアウトローばりに周囲への威圧を主眼に入れてんだから


入れ墨入れてる人間は圧倒的に犯罪率高いんだから当たり前

実際に日本では威嚇目的のアウトローしか済入れてないからな

ファッションならええやろ和彫りなんかどうあがいてもファッションにはならんけど

刺青をしないって、「文明人」たることの必要条件だからね
刺青=蛮族w


刺青というのは 一般社会には戻らないという 焼き印のようなもの。
一般人に関わってくるなと。


威嚇以外の意味ないしな
私は暴力団員か暴力団予備員ですと自白しているようなもの


こういうこと言うやつを排除したほうがいい
子どもを不登校にする親


アメリカだって上流は入れ墨入れないよ
底辺が入れてるのを見て日本は遅れてるとか草


これに文句ある奴の敵って入れ墨入れてる反社だよな


ファッションっぽいのはまあいいやろ
見た目反社は中身も間違いなく反社だから排除するしかない


入れ墨したら他のやつビビるやろーなーって思いながらやってるんやろ?
ただのアホやん


お前らいじめられっこだから入れ墨にビビってるだけだろ

↑威嚇目的で草

そう言うリスク覚悟のうえで入れたんじゃないの?

まともな人間は入れないからな
排除して問題なし


一生消えないバカ証明とかだれが生み出したんだろうな天才過ぎる

残念ながら日本ではヤカラの印みたいなもんで

そもそも入墨の成り立ちがね
反社がつきまとう


外国のようにファッションで入れてるのは少数で
威嚇するために入れてる奴らが90%以上だからな
偏見されて当たり前


↑偏見でなく事実だからね
どこの国もヤクザやマフィアみたいな反社は入墨だらけだし


反社「海外じゃ入れ墨なんて当たり前!」
トランプ「ドラッグはするな、入れ墨は入れるな」
↑これ衝撃だったよね


墨入れてる奴なんて差別されて当然だろ

存在まで否定はしないけど視界に入れたくはない


社会から排除、なんて無理なこと言ってみてもしゃーないだろ

外国人スポーツ選手やアーティストは全員排除しなきゃね?

アニメオタクも性犯罪者予備軍だからって社会から締め出すのか?
そういうのはよくないだろ


東大前ジョーカー→チーズでした
JK殺人→チーズでした
最上あい殺し→チーズでした
これもう反社会的勢力だろ…


社会を一枚岩として捉え過ぎなんよな
グラデーションを認めてまあうまく付き合えばいいよ


日本では中世から刺青は犯罪者の証だったからな

そもそもファッションで入れてる奴なんて少数だからな
殆どは威嚇目的だろ

そういうこと言うのは構わないけど
自分も何か多数派と違う属性があったとして排除されたとしてもちゃんと肯定するんだろうな?


俺らだってチーズカットとチーズ眉毛でチーズフォルダに振り分けられてるわけだし


タトゥーぐらいならどうでもいいんじゃね

社会と敵対するための威嚇行為だろ
少なくても好意は持てないわ



拍手

非モテ男性は犯罪に走るか?

思考の緻密さで知られる(と思うが)内田樹と、「軽薄軽信」で思考の粗雑な「神戸だいすき」女史が、同じ話題で同じ結論に至っているのが面白いので、両論とも引用する。
ちなみに私はこの両文章の結論に「そうかね?」と首を傾げている。アメリカはもともと「力がすべて」の社会であるから、社会的不満も個人的不満も暴発的暴力の形で出てくるが、日本を同じと見るのは違うのではないか。日本で暴力事件を起こすのは、もともと粗暴な人間か、あるいは社会から何ひとつ得られないことに絶望した「無敵の人」だろう。ミソジニーはネットで蔓延しているが、それは攻撃的フェミニズムへの敵意であり、それを「もてない恨みだ」とするのは違うだろうし、それが暴力犯罪となることも稀だろう。
なお、内田の論文は前半と後半の論旨がずれている。(二題噺か?)前半ではインセル(非モテ)男性の話だが、後半は、インセルとは別のもの(社会的不適応男性)が対象だ。スカンクの話題がいつのまにかゴリラの話になったようなものだ。なお、これは「非モテ」イコール「好かん」という洒落である。


(引用1)

インセル男性と嫉妬

2025-05-02 vendredi





 英国政府はこれから過激なミソジニー(女性嫌悪)をイスラム原理主義や極右運動と同じ「過激主義」の一形態とみなすと発表した。その記事の中に「インセル犯罪」という文字列があった。「インセル」というのはInvoluntary Celibate 。「不本意独身者」。心ならずもパートナーを得られない人のことである。
 過激なミソジニーの担い手はこのインセル男性である。米国では女性を無差別に攻撃し、殺害する事件が繰り返し起きている。彼らはフェミニズムが自分たちから進学や就業の機会を奪ったという「物語」によっておのれの不運を説明し、罰を与えるために女性を殺し、自分も死ぬ。救いがない。
 こういう話を聞くと、「男は弱い」とつくづく思う。私には娘が一人いる。未婚である。どうして結婚しないのかと前に訊いたら「男のエゴを撫でて過ごすほど私の人生は長くないから」という答えだった。「なるほど」と言う他なかった。
 たぶん男たちは誰かからの敬意と承認を絶えず受け続けていないと「もたない」存在なのだろう。だから、男たちは権力や財貨や威信を追い求め、敬意を強要し、人に屈辱感を与える機会を逃さない。
 時々見知らぬ人から激烈な罵倒メールが送られてくる。たぶん彼らは「自分がいるべき地位を内田が不当に占めている。そこから出て行け(俺に返せ)」と言いたいのだろう。
 この世界の罪の多くは十分な敬意と承認を得ることができなかった男たちの嫉妬心が生み出している。たぶんそうだと思う。だが、嫉妬ほど不毛な感情はない。そこからは「よきもの」が何一つ生まれない。しかし、相対的な優位を目指す競争を通じて初めて男たちはその潜在能力を発揮するという有害な物語は今も宣布され続けている。インセル犯罪は、勝者がすべてを取り、敗者には何も与えないのが「社会的フェアネス」だと教えてきたことの論理的帰結である。もうそういう考えを捨てる時期だと思う。
(信濃毎日新聞 4月4日)


(引用2)





小学生の列に車で突っ込み、電車内で包丁を振り回す…「非モテの独身男」による無差別殺傷事件がこれから増えるワケ

  残念ながら、日本はこれからどんどん「無職の非モテ男」が増えていく。低賃金・低成長が解決できないので、格差がどんどん拡大していくからだ。

「世の中でオレほど不幸な人間はいないからお前も死ね!」という身勝手かつ幼稚な理屈で、無関係の人の命を奪う「インセル犯罪」の対策に本格的に乗り出すべきではないか。


(ノンフィクションライター 窪田順生)


最近、無差別の殺傷事件とか「なんか不満」というだけで、襲い掛かる事件が多いよね。

「さすが、木の芽時!!」日々、大きくなる新緑の緑を見ながら、そう思ったよ。

もともとおかしな芽を持っている人が、木の芽時に、突拍子もないことをやる。


こういうのって、政治がおかしい時期に起こると思っていました。

安倍総理が国会で嘘ばっかりついていたあの頃、自殺死亡の女の子を殺害して、9つの首を集めていた男がいました。
兄が、妹を殺して、バラバラに解体した事件もありました、

小泉首相が、売国政策をしているときには「厚生省の元役人を殺す”小泉”が、」出ました。

政治が、めちゃくちゃだと、こういう変態な事件が多発します。


ところが、こういうのは「非もて男」が、起こすんだってさ。

魅力もなければ積極性もないから、女日照りで、からっから。むずむずして無差別殺人に走る。

これが、本当の原因だと、これからの社会は、めちゃくちゃになるよ、もてない男だらけじゃないの!!

童貞のまま年取って、もう、我慢できない。矛先を、罪もない相手に向ける。

赤線を廃止したのは誰や!

あれが、社会の安全弁だったのに。

もてない男でも、なにがしかの金で、女を買えた。めでたしめでたし、誰も殺さない。

赤線を排しても、素人女が売春をするんだから、同じこと、

けど、堂々と、金を握って買いに行けない、買うのに努力も、技術もいる、
そんな難しいことは、非もて男にはクリアできない。

で、無差別殺人に走る。

最近、持てる男は、複数の女を囲い込み、もてない男には一人も当たらない。

ホント、知恵の無い、表向きだけきれいな浅はかな理想主義者たちが、社会を破壊するんだわ。成熟してない社会よね


拍手

「歌」クリスチナ・ロセッティ

このブログの過去記事の一部を転載。

(以下自己引用)


お笑いなことに私は下記の詩中の「haply」を「happily」と勘違いして訳していた。全体にthouとか wiltなど古英語の出てくる詩なので、これもその一つと思ったのかもしれない。しかし、偶然ではあるが、その誤訳も、詩としては結構うまくつながっている気がする。と言うより、面白い気がするので、お目にかける。




まあ、誤訳は誤訳だから、その部分だけ訂正した訳も誤訳の後に載せておく。ただし、私の貧弱な英語力による訳であるから、まだ誤訳があるかもしれないのはもちろんだ。




なお、原詩は新倉新一氏の『英詩の構造』(名著だと思うが、引用された詩は全部英語であり、訳はついていないので、まだ全部は読んでいない。)から採った。
















Song










When I am died, my dearest,




Sing no sad songs for me;




Plant thou no roses at my head,




Nor shady cypress tree.




Be the green grass above me




With showers and dewdrops wet;




And if thou wilt, remember,




And if thou wilt, forget.







I shall not see the shadows,




I shall not feel the rain;




I shall not hear the nightingale




Sing on as if in pain.




And dreaming through the twilight




That doth not rise nor set,




Haply I may remember,




And haply may forget.













CHRISTINA ROSSETTI




























歌      クリスチナ・ロセッティ


もしも私が死んだらあなた
悲しい歌は歌わないで
お願い 楽しい歌を……
私の枕元にバラや
陰深い糸杉を植えないで
雑草の生い茂るままにして
通り雨や露の濡らすにまかせ
そして
あなたが望むなら思い出して
そして、あなたが望むなら忘れて

私は影を見ることはないでしょう
雨を感じることもないでしょう
苦しむように鳴く夜鶯の声を聞くこともないでしょう
永遠の夕暮れの薄明かりの中で夢見て
幸せに私は思い出すでしょう
そして、幸せに忘れるでしょう

拍手

「北寿老仙を悼む」与謝蕪村

とある俳句ブログから転載。
「岡のべ」は「岡の辺」、「へげのけぶり」は「変化の煙」で、火葬の煙のこと。「はと」は現代語なら「ぱっと」に相当するオノマトペ。


(以下引用)表記ミスの一部を独断で訂正した。理解を容易にするため原詩の行分けも無視した部分がある。

「北寿老仙(ほくじゅろうせん)をいたむ」   与謝蕪村
 
君あしたに去ぬ 
ゆふべのこころ千々(ちぢ)に何ぞはるかなる

君をおもふて岡のべに行きつ遊ぶ 
岡のべ何ぞかくかなしき

蒲公英(たんぽぽ)の黄に なずなの白う咲きたる
見る人ぞなき

雉子(きぎす)のあるか ひたなきに鳴くを聞けば
 
友ありき河をへだてて住みにき

へげのけぶりのはと打ちちれば
西吹く風の
はげしくて
小竹原真菅原(おざさはらますげはら)
のがるべきかたぞなき

友ありき河をへだてて住みにき

けふはほろろともなかぬ
 
君あしたに去ぬ 
ゆうふべのこゝろ千々に 
何ぞはるかなる

我庵(わがいほ)のあみだ仏 ともし火もものせず 
花もまいらせず
すごすごと彳(たたず)める 今宵はことにたうとき
 
【現代語訳】

北寿老仙よ。
あなたはこの朝、帰らぬ人となってしまった。
その夕べ、私の心は乱れ乱れて、あなたを偲ぶ。
あなたは何と遠い所へ行ってしまったのか。
 
あなたを偲び、岡の辺を彷徨い歩く。
岡の辺はなぜかくも悲しいのか。
蒲公英が黄に、薺が白く咲いている。
でも、これを見るあなたはもういないのだ
雉(きじ)がいるのか、ひたなきに鳴いている。
きっとこう言っているのだ。
 
親しい友がいた。
河を隔てて住んでいた。
ある時、怪しい煙が立ち、たちまち西風が吹き、
小笹原も真菅原も吹き乱れ、逃れる所もなかった。
親しい友がいた。河を隔てて住んでいた。
だがもう、今日はほろとも鳴いていない。
 
あなたはこの朝、帰らぬ人となってしまった。
その夕べ、私の心は千々に乱れて、あなたを偲ぶ。
あなたは何と遠い所へ行ってしまったのか。
 
わが庵の阿弥陀仏に灯も燈さず、花も供えず、ひとり佇み、あなたを偲んでいる。
あなたを偲ぶ今宵はことに尊く思われてならないのです。
             
 
※原文には、現代では読みづらい個所があるので、表記や送り仮名に修正を入れた。
よって原文通りではない。「現代語訳」ではおおむね原文通りに訳したが、調べを整えたり、詩情を深める為、多少主観を入れて修正した。

拍手

戸籍制度廃止を支持する面々

顔を見れば、理由は明白だろう。
彼らを重用していたテレビ界の正体も丸わかりである。

(以下引用)



s 75
1:それでも動く名無し 2025/05/10(土) 18:19:13.77 ID:qcTXPWTk0

辛坊治郎氏、戸籍制度廃止を強く訴え「無意味な制度」「ホリエモンは根本的に正しい」


https://news.yahoo.co.jp/articles/cc5bf4cd8a1316843dc6328de55f051b8bee428f

2:それでも動く名無し 2025/05/10(土) 18:19:43.32 ID:qcTXPWTk0

ホリエモン「戸籍なんか廃止でいいだろ笑 金の無駄」と持論 マイナンバー活用すればいいと

(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/025f7aa25e76cc06d9eba8cebac561156b86bd1e

3:それでも動く名無し 2025/05/10(土) 18:20:03.06 ID:qcTXPWTk0

古市憲寿氏、戸籍に「なんでただのデータベースに愛を持てるのか」ホリエモンも「戸籍なんか廃止でいい」

https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/dailysports/entertainment/20250509048

6:それでも動く名無し 2025/05/10(土) 18:20:21.54 ID:qcTXPWTk0

橋下徹"夫婦別姓の実現にはこれしかない" 「僕が戸籍廃止を訴える理由」 | PRESIDENT Online

(プレジデントオンライン)
https://president.jp/articles/-/24476?page=1&trk=public_post_comment-text

拍手

肉体と精神のコントロールのこと

どのような食品でも塩分はけっこう入っているものだが、グラノーラは確かに塩分がほぼゼロに近い。私は以前に、それを知らずに、朝食を豆乳に浸したグラノーラだけにしたところ、数時間後にひどい低血圧症(上が100以下)になり、驚いたものである。つまり、歩こうにもほとんど歩けず、身体全体が異常な疲労感に襲われたのである。その時は降圧剤を飲んでいたかどうか覚えていないが、降圧剤でそのような症状になったことはなく、朝食以外に原因は考えられない。そして、昼飯を盛り蕎麦にし、その漬け汁(当然、塩分が多い)も全部飲み干すことで、やっとその症状を脱することができたのだった。
それ以来、私は高血圧より低血圧のほうが症状としては恐ろしいと心に銘記した。まあ、高血圧は「いつか」脳溢血になる「かもしれない」が、それまでは症状は無いに等しいのである。単に、少しは長生きしたいという、セコい生き汚さから降圧剤を飲んでいるだけだ。それに、脳溢血で上手く死ねるとも限らないし、そうなると生ける屍として延々と生きることになる。
できれば、「白鯨」のクィークエグではないが、「もうこのへんでいいか」と自分で判断して「意志によって」死にたいものだ。意志によって、とは外的手段無しに「意志だけで」死ぬということだ。
確か、森鴎外の最後の言葉は「コレデオシマイ」だったかと思うが、それは「意志だけで」死んだということだろう。それでないと、「オシマイ」かどうか自分で分かるはずがない。山岡鉄舟も、服を羽織袴に着替え、端座(正座)して死んだという。これも、同様である。

(追記)「コレデオシマイ」は森鴎外ではなく、勝海舟であるようだ。先ほど寝床で読んでいた山田風太郎の「風眼抄」に書いてあった。間違いを書いたその日のうちに、その間違いを訂正する文章に出会うのは珍しい。なお、山田風太郎も、この言葉を臨終の言葉のベストとしている。
またしても間違いを書きそうだが、森鴎外の臨終の言葉は「ふん、馬鹿馬鹿しい」だったような気がする。まあ、仮にそうだったとして、何を「馬鹿馬鹿しい」と言ったのか、謎である。死ぬことか、人生そのものをか。


(以下引用)

グラノーラ朝食を約1カ月摂取した結果を発表 カルビー・順天堂大が共同研究


配信

オーヴォ

共同研究の結果を発表したカルビーの記者会見



拍手

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

最新CM

プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

ブログ内検索

アーカイブ

カウンター

アクセス解析