多摩美の女の子の話もいいが、アフリカの自殺未遂の男の話もいい。これで「俺は世界で一番不幸な男だ」と言うなら、妻が一人しかいない私は宇宙一不幸な男かwww
まあ、価値観というものは、人それぞれが閉じ込められているタコツボなのだが、当人は自分自身の「価値観地獄」に気づかない。それに気づかせたりするのが哲学や文学の効用だろう。もっとも、気をつけていれば、どこにでも知恵の言葉はある。犬棒カルタや川柳など知恵の宝庫である。
多摩美の女の子の話だが、「哀訴」も「愛想」も商談や交渉の大きな武器である。だが、そういう手段は使うのが嫌だ、という男は多いと思う。男はつらいよ、というのはそういう部分なのではないか。良く言えば、「男」にこだわるという美意識がある。悪く言えば格好をつけすぎる。
Man must work, woman must weep.
これは「男は度胸、女は愛嬌」に相当する英語のことわざだ、と昔聞いたことがある。weepは女性に必須のものだ、ということだろうか。男の涙は武器にはならない。
(以下引用)
竹熊健太郎《一直線》さんがリツイート
- 多摩美の女の子で、採用見送りの電話を入れたら「イヤです」と言って電話口で泣き出し、社長の「ならとりあえず来れば」で入れたコが入社10年目となり、制作の大黒柱になってる。その子が先日、社内恋愛で結婚した。相手に最初はフラれて「イヤです」とゴネて付き合いゴールしたと聞いた。一貫してる
- 西江先生はアフリカで自殺未遂を計った男を助けたことがある。事情を聞くと「俺は世界で一番不幸な男だ」と言った。男は貧乏で、奥さんが3人しかいない。友達には奥さんを6人持っている奴もいると。彼の村では奥さんは牛と交換して手に入れるもので、最後まで恋愛結婚という概念が理解できなかった。
- これも西江先生から聞いた話。アフリカで皆、全裸で生活している村があった。ある日Tシャツを手に入れた若者が着始めたら、村でTシャツが流行り始めた。西江先生が「Tシャツ着るのはいいけど、何で下に何も履かないでフルチンなの?」と訊ねると、若者は「だって恥ずかしいじゃないか!」と答えた。
昔、文化人類学者の西江雅之先生の授業で、半裸でヤリを持ったマサイ族の戦士の写真を見た。先生は「彼は私の友人で、オックスフォード大学を出てます。イギリスでは背広を着てますが、こうして国に戻ったら半裸で槍を持ってます。これがマサイの正装です」。