観光に関しては、近年、沖縄県内の多くの「無名」の場所が整備されていてお勧めできる。
特に、穴場は「中城公園(中城城址)」と勝連城跡である。後者は単なる地元びいきで、「海中道路」をドライブするついでに立ち寄るといい。GWなら、高台を吹き抜ける風が最高に気持ちいいだろう。時間制限は無いから、城跡の木陰で瞑想するのもいい。中城城址は、これはたとえばイギリスの城跡(ほとんどは遠くから見ただけだが)と比べてもはるかに見るに値するものだ。沖縄がほとんど一望できる。なお、城跡と城址(じょうし)の違いは私は知らない。たぶん、同じである。
古跡に興味の無い人には、やはり「海洋博公園(美ら海水族館含む)」がお勧めか。公園内にはとてもきれいな泳げる小さなビーチもあるが、GWでは泳ぐにはまだ早いだろう。海水温は気温より上がるのが遅いのである。そのほか、東南植物楽園が私にはお気に入りだったが、まだ存続しているかどうかは不明である。私には未知だが、子供連れの観光旅行なら新しくできたジャングリラなども行ってみてもいいかもしれない。その他、万座毛や、読谷の公園(臨海公園と言ったか)も眺めがいい。もっとも、「眺め」だけなら、沖縄はほとんどすべての土地、特に海岸近くの崖や高台は眺めがいいのである。ただ、子供や若者が「眺め」だけで満足しないのは大人は心得ておいたほうがいい。
小さな子供連れで一日を遊ぶなら、中城とうるま市の中間にある「運動公園」で自転車を借りたりして遊ぶのもいい。海岸近くの広大な公園で、海岸に近い所は周遊道路もある。確か入場無料で、その気になれば手弁当持参でタダで一日遊べると思う。午前は中城城址を見て、どこかで昼飯を食い、午後は半日ゆったりと運動公園で過ごすか、海中道路まで足を延ばしてドライブするのもいい。その途中に勝連城跡もある。
だが、老人や子供連れなら詰め込みスケジュールはあまりお勧めしない。距離的には沖縄の南端(那覇)から北端(北部山地。海洋博公園など含む)まで1時間半くらいで行けるとは思うが、車に乗っている時間そのものが無駄と言えば無駄ではある。いい風景を見ながら心が解放され、のんびりできるのが沖縄の最大の特長だ。自然の風の気持ちよさを味わえない人間には、沖縄の味は分からないかもしれない。
ゴールデンウィークが近づいてきました。次の旅行先は決まっていますか?
R&Gは全国の500人に「次に行ってみたい国内の旅行先」についてアンケート。ランキング形式でまとめた結果を3月19日に発表しました。
早速、結果を見ていきましょう。
次に行ってみたい国内の旅行先ランキング TOP7
7位 大阪府(3.8%)
5位 福岡県(同率・4.0%)
5位 広島県(同率・4.0%)
4位 長崎県(4.4%)
3位 京都府(4.6%)
歴史的建造物や名所の多い京都府が3位です。「修学旅行で行きましたが、学生では行けるところが限られていたので、自由に観光したい」「清水寺や金閣寺、銀閣寺など歴史的建造物を見てみたい」などのコメントが集まりました。
2位 北海道(16.0%)
豊かな自然やグルメが魅力の北海道が2位にランクイン。投票した人からは「函館山からの夜景を見たい。美味しい海鮮を食べまくりたい」「知床。夏と冬にそれぞれ訪れたことがあり、その時の自然の美しさに圧倒されたので、また見に行きたい」などの声が寄せられました。
1位 沖縄県(16.8%)
沖縄県が1位に輝きました。「一度でいいので、綺麗な海を見てみたいし、美ら海水族館も行きたいです。現実から離れて楽しみたい」「暖かいところが好き。沖縄独特の雰囲気を味わってみたい」など、沖縄県ならではの温暖な気候や、美しい海を評価するコメントが集まりました。