しかも、体を動かさないと健康に悪いよ、と、「考えること大好き派」へのよけいなお説教まで付いている。そんなことは言われなくても分かっている。体を動かすのは面倒くさいのだ。
「ゴドーを待ちながら」という、登場人物が何もしないでだらだらと無意味な話をしているだけ、という有名な戯曲を書いた劇作家(今、名前を思い出した。サミュエル・ベケットだ。)は、「朝起きて、何かをする必然性を感じない」という理由で、一日中ベッドの中にいることが多かったそうであるwww
私なども、それに近い。そもそも「運動は体に悪いのではないか」という考えすら持っているくらいだ。その代り、考えることは好きだ。思想は世界を変える、というのが私の信念だから、一生考え続ければ、世界から貧困と戦争を無くす画期的なアイデアを考えつくのではないか、と思っているが、科学者などのように一つの問題を徹底的に考え抜くという習慣が無いので、たぶん私には無理だろう。この問題の解決は未来の人間に任せるwww
碁や将棋だけをやって一生を終えるのも「考えること大好き派」の一つの形だろうし、そうした生き方は称賛されることもあるが、寝床に寝転がって「心に映り(移り)行くよしなし事」を考えて一生を終えることは、他人からはただの怠け者としか思われない。まあ、それで当然だが、そういう生き方自体が無益だとは私は思わないし、内面的にはかえって充実しているのである。私が空っぽに感じるのは、むしろ何かの「必要性だけに満たされた」活動(たとえば娯楽であるはずの旅行などでこそ、その種の活動は多い。)をしている時だ。ただし、その「空っぽさ」は、「外部情報を吸収するため」の空っぽさでもあるから、まったく無意義ではない。
もちろん、「他人の為に働く」ことも必要な「活動」だ。まあ、働くとは基本的に他人のために働いてカネを得ることだが。働くことが娯楽なら、誰もそいつにカネなど払わないwww 実際、ワタミなどは、働くことは娯楽であるからカネは払わない、と主張しているwww
サラリーの語源は「塩」の意味だったそうだが、汗を流したぶんが報酬となって支払われる、というのが大昔からの共通認識なのだろう。汗(塩水)を流して、その代償にサラリー(塩)を貰うwww
(以下引用)
頭がいいから「怠け者」になるんです(研究結果)
ダラダラ過ごしているのを責められた時に、いい反論材料となる研究結果をお伝えしよう。
学術誌「Journal of Health Psychology」に掲載された新研究よると、「頭がいい人たちは、のんびりと時間を過ごすことが多い」らしい。
IQが高い人たちは簡単に退屈しない。そのため、「何かをすること」より「何かを考えること」に多くの時間を費やす、と研究は示している。一方で、考えるのがあまり好きではない人や、すぐに退屈する人たちは、刺激を求めてより活動的になるという。
研究に携わったフロリダ・ガルフ・コースト大学の研究者たちは、30年に渡って作り上げた「認知欲求テスト」を生徒たちに受けてもらった。
テストには「問題の新しい解決法を考えるのが好き」とか「やらなければいけない範囲でしか考えない」といった項目が書かれており、どれくらい同意するかを生徒たちに答えてもらった。そしてそれを基に、30人の「考えるのが好きな人」と「好きではない人」を選んだ。その後、7日間生徒たちの腕に計測器を付けて、彼らがどれだけ活動的な生活を送ったかを調べた。
その結果、「考えるのが好きな人」は「好きではない人」より、平日はずっと活動量が少なかった。週末は両グループの間にほとんど違いはなかった(違いがない理由は、まだわかっていない)。
主任研究者のトッド・マッケルロイ准教授は、知能指数が高くてもそうでなくても、体を動かさないことで健康へ悪影響が及ぶと話し、こう進めている。
「考え深い人たちが非活動的になるのを防ぐ鍵、それは『自覚』です。自分が不活発な生活を送っていることを自覚し、それが体に良くないと自覚することで、よりアクティブになれる可能性があります」とマッケルロイ氏は述べている。
「怠け者」以外にも、IQが高い人は、より罵る言葉を使う、遅くまで起きている、片付けるのが苦手、という傾向を示した研究もある。
もしこれが正しければ、知能が高い人ってそんなに魅力的じゃないかも……?