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白人はいかにして白人支配を正当化するか

藤永茂博士の「『闇の奥』の奥」という本を読み終わったのだが、名著である。西洋文明によるアフリカの収奪がいかにひどいものであり、また、それをいかに世界的に誤魔化してきたかが明晰に描かれ、分析されている。これはぜひ外国語に翻訳し、出版されるべきものだ。藤永博士御自身が英語に堪能であるはずだから、御自身で訳されてはどうだろう。
中から幾つか紹介したいが、今、パソコンが異常に具合が悪いので、これ以上書くのはやめておくが、一つだけ、これは特に大事なことだと思うので引用しておく。

アフリカの惨状を目の前にして「アフリカは、白人が手を引いた途端に元の暗黒に逆戻りした」として、ヨーロッパによるアフリカの植民地化を事後的に正当化する発言の増加

を藤永博士は指摘している。これはアフリカ関係のことをネットで調べると必ず出てくる発言で、私も半分くらい信じそうになっていたことだ。それほど白人(とその手下の非白人)による「白人支配正当化」工作は常に行われているのである。これが白人の世界支配の要点だ。欺瞞に欺瞞を重ねて嘘を「真実」や「常識」にしてしまうことである。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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