「反戦右翼」という言葉が面白い。そうなんだよな。右翼=好戦的・軍備拡大主義者、という等式が「世間の印象」としてはあるが、それがあまりに人々の精神を束縛していないか。左翼という言葉も同様だ。
「戦争への姿勢」「天皇への姿勢」「文化への姿勢」などで細分すれば、さまざまな形の思想が出てくるはずで、それを全部まとめて右翼・左翼とすることのほうが無理があるのだろう。
私自身は社会主義者だが、「絶対的反戦主義者(戦争以上の悲惨はないと思っている。)」「皇室には肯定的(日本だけの持つ文化的政治的メリットだと思っている。これがうまく生かされる方法を我々は模索すべきではないか。)」「文化的にはやや保守的、伝統尊重主義者(「新しいものにしか価値を置かない社会」は劣化し、衰退すると思っている。)」である。
つまり、私は「右翼的社会主義者」かもしれないwww 「社会主義=左翼」という等式で考えれば、私は右翼的左翼であるwww もう意味不明だ。
まあ、単純に「人間主義者」(本来の「ヒューマニズム」はこう訳すべきだろう。「人道主義」は誤訳と考えるべきではないか。)である、と自己規定してもいい。つまり、人間を毀損する人間を断固として否定する主義である。
その結果は法治主義でもあり、「自由主義」の否定でもある。
制限の無い自由は野獣の世界である。自由は「好み」としてなら成り立つが「主義」にはなりえない、ということだ。Aの自由はBの自由と衝突するのが社会の常態である。そこに法と倫理の意義がある。
(追記)私が日本国憲法墨守論者であることと皇室尊重主義者であることが矛盾しないことを、「阿**」の記事の中から拾って転載しておく。言うまでもなく、私が尊重するのは「国民統合の象徴としての天皇、象徴天皇」であって、「君主として天皇を押し立て、その実権は一部の階層(長州閥官僚や同政治家など)が得る」という「明治政府式天皇制」ではない。
「大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば,日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合,伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います」。
明治憲法に戻りたいという皆さん、天皇陛下の発言ですよ。 https://t.co/lMlC8PJ0X8
竹熊健太郎《一直線》 @kentaro666 11時間前
- 実は私自身、生前の川内康範先生から全く同じセリフを言われたのである。
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- 「貴様のような小僧に特攻隊で死んだ者の気持ちが分かるか? 特攻隊は天皇陛下万歳と叫んで死んだんじゃない。お母さん、と叫んで死んだんだ。戦争する気なら貴様が真っ先に特攻しろ。分かったか!」と川内康範先生なら安倍首相を叱るだろう。
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- 戦後GHQの検閲を無視して特攻隊をテーマにした演劇「遺書」を上演し、戦没者遺骨収集運動に没頭した真の愛国者・川内康範先生は、憲法9条絶対護持の反戦右翼だった。先生の姿を見た最後は福田首相に物申すため車椅子で自民党本部に乗り込む姿だったが、今存命なら安倍首相に喝を加えたに違いない。
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