「世に倦む日々」ツィッターから転載。
先の選挙が「不正選挙」でなかったら、という仮定の下でなら、この意見はもっとも現実的で客観的な意見だろう。だが、あの時の社会情勢から言って、自民党が勝てる確率は非常に低かったと私は思っている。アベノミクスの恩恵を実感している国民はわずかなものであり、大多数は消費税増税後の様々な生活圧迫に苦しみ、しかも自公政権は将来の消費税増税も野田民主党政権から引き継ぐことは確実だったし、TPP受け入れもおそらくやるだろう、と多くの人は分かっていたはずだ。自民党が、あの「不要な」衆議院選に打って出る理由など、まったく無かったのである。あるとすれば、「選挙で自民党が大勝することは確実だ」と最初から分かっていたから、としか考えられない。「不正選挙」によって衆議院の過半数を自公政権で確保できるなら、やらない理由はない、ということだ。そしてそれは、今回の「戦争法案」成立のためだったのだろう。
戦争法案が成立し、実際の戦争が起これば、それこそ彼らの目論見どおりである。いざ戦争となれば、戦争に反対する者など「非国民」扱いとなり、誰もが戦争に協力し、自公の天下となるのは目に見えている。どんなに乱暴だろうが、戦争の「既成事実」を作れば、すべては思い通りになる、ということである。
「世に倦む日々」氏が、自衛隊員が日の丸の棺桶で帰ってきたら、それこそ安倍や佐藤正久は「我が事成れり」とばかりに大喜びするだろう、という趣旨のことを書いているが、それはつまり、その「日の丸の棺桶」を見た国民が戦争へなだれ込んでいくのは確実だ、ということを見越しているからである。
(以下引用)
民主党政権が続いていたら、この安保法制や新ガイドラインが出てなかったかというと、決してそうじゃない。どちらの政権でもスケジュールどおり出ていた。動かしているのは米国だから。アーミテージが憲法9条は邪魔だと言い、集団的自衛権を認めろと指示しているんだから。「政治改革」が諸悪の根源。

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