久々に「ギャラリー酔いどれ」から転載。
「ロシアの声」も、時々見てはいるが、最近ご無沙汰なので、このニュースは初耳である。日本の表マスコミは報道しているのだろうか。まあ、日本のマスコミに期待するほうが馬鹿か。
さて、日本がウクライナ・クーデター政府に対して「借金返済を忘れるなよ」と闇金みたいに凄んだ、というのはなかなか面白い。向こうは案外「貰ったつもり」でいたのではないか。(二酸化炭素排出量規制など本気で考えている国は日本以外に無いだろう。地球温暖化問題自体が詐欺であることは世界の支配層は全員承知しているはずだ。)そんな金などどこかに消えている、と下記記事でも証言されている。さて、金を貸した相手がヤクザ(簒奪政権、ネオコン、ユダ金、NATO)である場合に、借金の取立ては可能か、という、これはなかなか面白いドラマである。
この借金返済要求(まだほのめかしの段階だが)は米政府から叱られることになる、と私は睨んでいるが、正当な要求をして叱られたら、何しろ安倍は子供だからかっとなって「日本の本当の独立」を決心したりして。まあ、それは夢物語か。
(以下引用)
◆http://japanese.ruvr.ru/2014_04_13/271152634/
ロシアの声 13日 4月 2014,
◎
日本、ウクライナのために金を使うのが厭になった?今週、日本はウクライナと結んだ京都議定書に関する合意を破棄し、
この合意の枠内で提供された資金の返還を求める可能性がある、
との報道がなされた。
ウクライナ新政権の政治的自尊心を突如打撃したこのニュース、
もしかしたら同国の財政へも深刻な打撃となるかも知れない。
今回の革命の後、ウクライナの財政状態は逼迫している。
欧米諸国はキエフに対し借款の供与を約束しはするが、実現は霧の中である。
そこへ泣き面に蜂、日本がウクライナの未払い金8億ドルのことを思い出した。
無論小さくない数字だ。
資金返還要求。
これは、日本のキエフ現政権に対する信頼の欠如を物語るものだ。
モスクワ国際関係大学ドミートリイ・ストレリツォフ氏は以下のように語っている。
「日本政府は現状、キエフ現政権を一定程度慎重に見ており、
少なくとも完全な政府が形成されるまでは、
パートナーとしての相手としては取るには足りないものと考えている。
今回の要求は、察するに、
キエフ政権が先行政府の負った債務の全てに
責任を持つことを求めたものである。
つまり、前政権からの法的承継性を保障し、
国際債務の全額について責任を負うことを求めたものである。
実のところ、ウクライナ企業がCO2排出量を減らせるようにと日本が供与したその資金は、
どこかへ逸失してしまっているのである」
あるいは日本は、ウクライナの新政権に対し、
革命的言辞によって先行政権の過失を清算しようとしても、それは無理だ、
と分からせようとしているのかも知れない。
いみじくも先日、日本の麻生財相が、
日本はG20の枠内でウクライナに財政支援を行う問題について議論する用意があるが、
ただし、現状、どのような決断が下されうるかについては分からない、と語った。
京都議定書に関する日本・ウクライナ合意の問題。
あるいはこれは、ウクライナ政府への警告ということを超えて、
ロシアと米国に間接的なシグナルを送ったものかも知れない。
日本専門家ヴィクトル・パヴリャチェンコ氏は次のように語っている。
「もしかしたら、日本の資金返還要求は、安倍政権発足以来
獲得されてきたポイントを失ってしまわないよう、
ロシアはウクライナ問題に関する立場を見直してほしい、
という東京の願望の表れかも知れない。
露日関係には良好な雰囲気が形成され始め、領土問題解決のための環境が整いつつある、
と東京では評価されていた」
あるいはロシアも、このことに関して、東京との対話と協力を考えているかも知れない。
米国の目には、日本側の今回のアクションは、日米の伝統的同盟関係に鑑みれば、
相当に思いがけないものであったかも知れない。
日本はいま、国際社会において、より独立した存在になることを願っている。
再びストレリツォフ氏に聞く。
「米国が政治的利害を抱える地域に対し、東京がスポンサーとなり、
経済支援を提供してきた、あの米国と日本の古い分業は、もはや今日性を持たない」もはや米国の地政学的野心の無言の支援者にはならない、
と日本は宣言したのかも知れない。
日本にも国際社会における自らの利害を持つのである。
by エヴゲーニヤ モイセーエワ
↑
だといいのですがねぇw

PR