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風邪やインフルエンザ予防になぜ手洗いが有効なのか

「in deep」から転載。
風邪とインフルエンザの区別すら私は不明確なのだが、詳しい人に言わせると、この両者は違うそうである。インフルエンザは全身症状を伴う、とか何とか言うが、咳やくしゃみや鼻水だって全身症状ではないのか、とも思う。体がだるいとか、嘔吐や下痢を伴うこともあるし、伴わないタイプもあるし、ということで、結局インフルエンザとは医者がそう判定すればインフルエンザだ、とするだけなのだろう。

で、インフルエンザ流行となれば、ワクチン接種が「社会的強制風潮」なのだが、ワクチンがインフルエンザに効く確率はゼロに近い、というのが「陰謀実在論者」の間の常識である。要するに、インフルエンザウィルスは毎年、新しい種類のものが出るので、それに合わせてワクチンを作ることは不可能、ということのようだ。また、ワクチン自体がバイキンの溶液のようなものであり、その危険性の方が大きいとも言う。これはインフルエンザ以外を対象とするワクチンも同様であり、たとえば、子宮頸癌ワクチンなど、将来の不妊につながる、とか言われている。もともと、癌の原因さえまだ不明だのに、ワクチンで癌が予防できるなど、怪しい話である。

さて、ワクチン談義はこのくらいにして、風邪の話である。インフルエンザも風邪も同じとして話をする。
通常の風邪の予防手段には「マスク」「手洗い」「うがい」などがある。もちろん、ワクチン接種など無意味、としての話だ。
これらの予防手段の中で何が効果があり、何が効果が無いか、というのは誰にとっても大きな興味の的だろうが、下記記事によると、「手洗い」が一番効果がある、ということになるようだ。
実は、これは医療・保健業界の近年の風邪(インフルエンザ)対策でも同じように言われていることである。
しかし、問題は、「なぜ手洗いが有効か」ということがあまり明確でないことだ。と言うより、私が知らないだけだろうから、ネットで調べてみると、(引用2)のように説明されている。それで納得するかどうか、私はどうも今一つ納得できていないのだが、まあ、薬に頼るよりはマシだから、手洗いはなるべく頻繁にするようにしよう。

要するに、空気中を浮遊するウィルス(乾燥状態)は、案外と体には取り込まれないが、手を何かに触れることで、皮膚接触により一度体に付着したウィルス(粘着状態)は、やがてその人の目や鼻や口などから体内に取り込まれる確率が高い、ということだろうか。
我々がそれほど頻繁に自分の目や鼻や口を自分の手で触れているとは思えないのだが、案外無意識にやっている行為なのかもしれない。であれば、手洗いより大事なのは、無闇に自分の目や鼻や口に触れる癖を意識して治すことだろう。それ以前に、なるべく病院(ウィルスやバイキンの巣である)や人の多い場所などには行かないことが大事である。風邪やインフルエンザにかかったら、まずは会社や学校を休むことは、これは蔓延を防ぐためにも、ほとんど義務にするべきだろう。
ごほごほ咳をしながら会社や学校に来るような馬鹿は、「エンガチョ」扱いにすべきである。まあ、風邪くらいは、「自然の休養命令」である、と思って数日寝ていればいい。それを許さないような会社や学校が異常なのである。


*どうでもいい話だが、上の文章の末尾で「するべき」と「すべき」を混用しているのはわざとである。「べし」は古語がそのまま現代語に残っているものだが、終止形接続なので、「する」を古語とすれば「す」に接続し、現代語とすれば「する」に接続することになる。だから「すべき」でも「するべき」でもいいのだが、通常は現代文として書いているのだから「するべき」が適切だ。しかし、「すべき」派も多いので、まあ、どっちでもいいということである。言葉が先にあって文法ができるのだから、何も杓子定規に文法絶対主義を振り回すことはない。


*今思い出したので追記しておくが、風邪の予防として「うがい」はまったく無意味だそうである。喉までウィルスが入っていれば、それはすでに風邪にかかっている、ということなので、うがいなどでウィルスを撃退することは、その時点でもはや不可能、ということらしい。(うろ覚えの知識であるが。)しかし、口の中は案外食べ物の残りカスがたくさん付着しているので、うがいは口の中の掃除の意味では有益だ。もちろん、毎食後歯磨きをするのが一番いいわけである。


(以下引用)


エラソーなことを言っている間に風邪のようなものをひき

実は、昨日の記事を書いた後に、子どもがぐったりとして帰ってきまして、高熱が出ていました。本人曰く「急に熱くなった」とのこと。その前日までは風邪の気配もありませんでしたし、時事としても、下のようなニュースが出ている真っ直中。

インフル患者140万人、前週の倍近く増加-小児にも拡大・感染研
医療介護CBニュース 2013.01.25

インフルエンザの患者がさらに急増している。国立感染症研究所感染症情報センターによると、14-20日の週に全国約5000か所の定点医療機関を受診した患者数は1施設当たり22.58人で、前週の12.07人の2倍近くに増えた。この値を基に推計した全医療機関の受診者数は約140万人で、今シーズン初めて100万人を超えた。


うちの子も吐いたりしてキツそうだったんですが、数時間後に熱は下がり、夜中には微熱がありつつも元気になり、今回のはインフルエンザではないようです。

とはいえ、上のように流行している現状ですし、風邪などで弱っている時には気をつけたいところであります。

そんなわけで、昨日の記事で「ためしてガッテン」で放映していた「風邪の感染に関しての驚くべき米国での実験結果」について書いたとしていたんですが、私も風邪がうつってしまいまして、なんとなくテンションも下がり(苦笑)、結果だけを書いておきますね。

番組自体は、NHK のこちらの番組案内にある「マスクの予防効果のアップ術」というものですが、そのテーマとはあまり関係のないことです。

番組のラストのほうで、米国の医療機関が、風邪(かインフルエンザ)の感染に関して以下の3つの実験をおこなったことについてふれていました。

写真はイメージです。

[1] 風邪を引いていてマスクを着用した患者と同じテーブルを囲んで短時間過ごす





[2] 風邪を引いた患者が使った容器(コップなど)をさわる





[3] 風邪を引いた患者と網などでを隔てた同じ空間の部屋で三日間過ごす




[3]の意味は、「患者と部屋の空気は共有しているが、体の直接的な接触はない」というためのものだと思います。つまり、それぞれの実験の意味は、

[1] 患者の飛沫が飛ぶ範囲での感染率
[2] 体液からの感染率
[3] 空気からの感染率

だと思います。

私たちが日常、あるいは今まで普通に言われてきていたことでは、なんとなく「風邪のウイルスが大気中を漂っていて、他の人たちに感染していく」というようなイメージがあります。

そういう意味から見ると、3日間という長い時間を患者と空気を共有する[3]の感染率が高い感じがします。

そして、その実験結果。

[1] 8パーセント

[2] 50パーセント

[3] 0パーセント


でした。

細かい点は違うかもしれませんが、大まかではこんな感じです。
というか、[3]の感染率が「ゼロ」だということに驚いたのです。


つまり、ごく簡単にいうと、(実験結果に若干の誤差があっても)「風邪は空気感染しない」と、ほぼ言える数値かと思います。というより、表現に語弊があるかもしれないですが、風邪に空気感染は存在せず、体液からのみ感染することを知りました。


ここから考えると、「効果的な風邪の予防法」がかなり見えてくるのです。特に、「学校や職場の集団感染を決定的に食い止める方法」は上の結果で実はわかると私は思いました。

しかし、上に書きましたように、そんなエラソーなことを書く人間が風邪を引いてしまった状態(苦笑)で、テンションが消えてしまいましたので、いずれまとめて書いてみたいと思います。


しかし、風邪ウイルスが大気を介しての水平感染はしないとした場合、大気中では何してるんですかねえ・・・。ウイルスの存在が消えるわけではないでしょうし。



(引用2)



実は、風邪やインフルエンザなど、病気を引き起こす感染症の多くは、“手”を介して体内に侵入することが多いと言われています。例えば、風邪やインフルエンザの流行期には、ドアノブや電車のつり革など、様々な場所にウイルスが付着しています。そういった場所を触った手で、自分の眼や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることで、ウイルスが体内に侵入してくるのです。このような状況では、手にウイルスが付着することを未然に防ぐことは困難です。だから、様々な感染症から身を守るためには、手からの侵入を遮断する「手洗い」がとても大切になるのです。
手洗いは、帰宅時や食事前だけでなく、電車のつり革や共有のパソコン、トイレのドアや会社の入り口など、不特定多数の人が触るようなものに触れた後にも可能な限り行うことが大切です。少し神経質に思われるかもしれませんが、風邪やインフルエンザなどの感染予防のためには、頻繁に手洗いを行うことが何より大切なのです。

こんなところに触れた後の手洗いが大切

• ドアノブ
• 電車のつり革
• 階段の手すり
• 共有のパソコン

ウイルス・細菌は、“手”を介して感染します

1. バイ菌・ウイルスがついたものに手が触れる
2. 眼や鼻、口などを触る
3. バイ菌・ウイルスが鼻や喉など体内に侵入する
4. 体内で増殖する


きちんと手洗いをしているつもりでも、よく観察してみると、水でサッと濡らすだけで終わってしまっているようなケースも見受けられます。でも実は、水やお湯でサッと流すだけでは、細菌やウイルスは落とせません。
石けんを使ったとしても、石けん自体に消毒効果があるわけではないので、しっかりと時間をかけて、洗い残しがないように丁寧に洗わないと効果は半減してしまいます。また、冷たい水が嫌だからといって、熱いお湯でゴシゴシ洗うのもNG。皮膚の油分が奪われて、手荒れの原因となってしまいます。荒れた皮膚は、細菌が大変増殖しやすいことが分かっています。
さらに、きちんと手を洗っても、家族で共有のタオルを使うと台無しです。湿ったタオルで増殖した細菌が再び手に付着してしまいます。
以上のように、普段の手洗いでは、感染予防対策として間違った方法もよく見受けられます。それでは、せっかくの手洗いも、感染の抜け道を作るばかりか、逆効果にもなりかねません。
是非この機会に、毎日の手洗い方法を見直して、正しい確実な手洗い習慣を身に付けてください。


流水と石けんを使い、指先、手の甲、親指、指の間と、洗い残しやすい部分も忘れずに、しっかりと時間をかけて手洗いします。流水はできれば、シャワー状がよいでしょう。時間の目安は、「ハッピーバースデー」の歌を2回歌うぐらいの長さ「約20秒」です。正しい手洗い手順や洗い残しをしやすい箇所は、下の絵を参考にしてみてください。洗い終わったら、流水でしっかりすすぎ、清潔なタオルで充分にふき取ります。

石けんを使った正しい手洗い手順

1. 手のひらをよくこする。
2. 手の甲もよくこする。
3. 指先、爪の間も入念に。
4. 指を交差させて指の間も十分に洗う。
5. 親指はひねり洗いで。
6. 最後に手首も忘れずに!!

手洗いミスの好発部位

指先、指の間、親指は、洗ったつもりでも洗えていない、手洗いミスの好発部位です。 色の付いた箇所については、特に意識して手洗いを行うようにしましょう。


手洗いで最も大切なのは、できるかぎり頻繁に行うこと。ウイルスやバイ菌は、どこに潜んでいるか分からないからです。でも、電車の中や帰宅時の玄関、会社の入り口など、手洗いをしなければならない場所で、水道や石けんは身近にはありません。小さな子どもの場合だと、水道が使える状況でも、きちんと手洗いができなかったり、冷たい水を嫌がったりすることもあるでしょう。
そういったときに、アルコール手指消毒剤はとても役立ちます。水もタオルも必要なく、アルコールをすり込むだけで使えるので、水道や石けんが身近にない場合に便利です。もちろん、小さなお子様にも使えます。
有効成分が80%濃度のアルコールなので、ウイルスや細菌に対しても消毒効果をすばやく発揮します。「消毒剤」というと、ちょっと緊張して構えてしまうかも知れませんが、毎日の手洗い習慣の中に上手に取り入れてみてください。きっと、とても便利で重宝するはずです。
私も診察の際はもちろん、普段の生活でもとっても重宝していますよ。皮膚刺激も少なく、手あれもありません。


• オフィスで・・・パソコンに触れたら「手ピカジェル」
• 通勤・通学に・・・つり革・手すりに触れたら「手ピカジェル」
• 公園・アウトドアなどに・・・お弁当を食べる前に「手ピカジェル」
• お家の中で・・・外から帰ったら「手ピカジェル」
• お家の中で・・・せき・くしゃみをしたら「手ピカジェル」


マスクを着用した場合、顔とマスクとの間にはどうしても隙間ができてしまいます。また、ウイルス対策をうたっていても、フィルターの捕集効率は製品によって差があるようです。このため、マスクをすることによってインフルエンザなどの感染を完全に予防することは難しいと考えられます。マスクの効果を過信しすぎるのはよくないでしょう。
ただし、咳やくしゃみの症状がある人がマスクを着用すると、飛沫の発生を大きく減らすことができます。マスクは「人にうつさない」ためにはとても大切です。
マスクを着用する際は、できるだけマスクと顔の間の隙間がないように、自分の顔のサイズに合った製品を選びましょう。また、マスクを外す際に、ウイルスが手に付いてしまっては、せっかくの予防が台無しになってしまうので、マスクを外した後の手洗いも忘れてはいけません。

マスク着用のポイント

不織布マスクは、咳やくしゃみで発生する飛沫の拡散を防いでくれます。
人に感染を広げないように、マスク着用は大切です。マスク着用の際は、顔にピッタリと密着させて、すき間ができないように注意しましょう。

1. マスクを着用したら、鼻からあごのしたまでしっかりと覆い、マスク上部の金具のワイヤーを押さえて、鼻のカーブに合わせます。
2. マスクが隙間なくフィットしていることを確認しましょう。
3. マスク着用の前後に手洗いを行いましょう。






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