県立高1年の男子生徒が転落死したことを受け、記者会見する奈良県教育委員会の関係者ら=15日午後、奈良県庁

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 奈良県教育委員会は15日、県立奈良北高(同県生駒市)で4日の期末試験中に校舎から転落死した1年の男子生徒(16)について、教室に残された書き置きから「いじめが疑われる」として、外部有識者による調査委員会で詳しい経緯を調べると発表した。


 学校側によると、男子生徒は英語の試験直前、クラスメートにカンニング行為を指摘された。学校はカンニングではないと判断し試験を始めたが、男子生徒は途中で「トイレに行く」と言い残し、4階の教室を出た。直後に敷地内で倒れているのを事務職員が発見した。


 男子生徒は卓上に置いた答案用紙の裏に「カンニングしていません」と記していた。