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安倍政権の「親中化(?)」でネトウヨ発狂

香港への「国家安全法制」導入に関する欧米(正しくは英連邦的国家群)の中国非難声明に日本政府が参加しなかったことへの「ネットゲリラ」記事のコメントの中に、親米ネトウヨがこれまでの安倍礼賛をがらりと捨てて安倍批判が溢れているのが面白い。
安倍政権の無数の犯罪行為や失政に対してほとんど何一つ批判の声を挙げなかったネトウヨが、安倍政権が少し「親中的姿勢」を見せただけで発狂しているというのは、つまり、安倍は米国のポチだから総理として存在する意義がある、というのがネトウヨの安倍礼賛の動機だったわけだwww ネトウヨとは欧米の飼い犬だったことが明らかだ。そう言えば、ネトウヨが安倍政権を批判したのは習近平首相(肩書はそうか?「国家主席」だったか)への訪日要請と、春節での中国人来日観光歓迎だけだった。

(以下「ネットゲリラ」常連のtanuki氏のコメントだが、例によって冷静で明晰である。)



今回の中国批判声明の参加国は英米豪加だけなんですな。
全部イギリスの植民地連合。これは「欧」米とはいえないでしょうな。


ドイツはすでに中国をサプライチェーンに組み込んでいるし、それはEU諸国も同じ。もともと香港はイギリスが力づくでもぎとった利権に過ぎず発生自体に民主的な意味での正統性がない。そんな都市の「自治」体制を他国が干渉できないという、まあ伝統的な国際法の当時国主義が働きますな。当たり前の話だが「内政問題」です。これはローマ法継受国はどこも同じ。日本もです。
もしそれが許されるなら、アメリカ国内のデモに対しても各国共同でアメリカ非難声明を行うべしということになるが、そうならないのと同じ。そういうバランス感覚が英米法系の国にはない。「己だけが正しい」といカルト的信念で、暴行略奪したものが勝ちで通してきたからでしょうな。


まあしかし今回の声明で白黒はっきり表れたのはよろしい。欧米ではなく、英米がこのまま孤立化してどんどん落ちぶれるならなおよろしいということでしょうな。いやまずそうなるだろう。


ちなみにオーストラリアも国論は分かれているようで、このまま東アジア圏が勃興したら南海の孤児になってしまうことを恐れている。慌ててインドと結んだりしているがシーレーン確保も単独ではできないんですな。ニュージーランドが逃げたのもそれだけ。


中国は対豪制裁本格化で大きなシマを落とそうと動いている。
これはまさしく囲碁の世界。アメリカは今ことごとく自分で地合いを詰めていることに気付いていない。今回の共同声明も悪手。
まあ日本もこのスキに内政見直すチャンスですな。


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