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本を読んで「分かった気になる」危険性

これは、読書の危険性を鋭く突いている。以前に書いた「本に読まれる」という奴である。
ショーペンハウアーは「読書について」というエッセイの中で、「読書とは自分の頭を他人の運動場にすることである」と書いていて、私はそれを自分の戒めとしているが、それでもおそらく「本に読まれている」ことは多いと思う。まあ、あまりに批判的な姿勢で本を読むと読書の楽しみが無くなり、読書の意義も無くなるから、「本による」ということになるが、その基準として「自伝や啓発本」には気をつけろ、というのは非常に正しい指針になると思う。
私は高校生くらいのころにデール・カーネギーの啓発本(「人を動かす」など)を読んで感心したが、この本を読んでも億万長者のカーネギー(「カーネギーホール」を作った人である。デール・カーネギーとは別人。)になれるとは限らない。そもそも、何よりカネが好きでないと億万長者にはなれないwww
ただ、その本の中に引用されていた「黎明への挨拶」という詩は非常にいい詩だな、と今でも思っている。後で追記するかもしれない。

125: 風吹けば名無し 2019/11/18(月) 15:48:59.18 ID:b/cBF7B40
イチローは特に自伝や啓発本は嫌いらしい
それらを読むと自分が経験していないのにわかった気になってしまうのが気持ち悪いって言ってた
正直割とわかるわ

176: 風吹けば名無し 2019/11/18(月) 15:56:15.18 ID:rNxlP6D2d
>>125
わかるわ

143: 風吹けば名無し 2019/11/18(月) 15:52:25.15 ID:1hAow5TXa
>>125
よく馬鹿にされてる意識高い系になるのが嫌ってことやろな
Twitterによくいるタイプの

129: 風吹けば名無し 2019/11/18(月) 15:49:36.95 ID:6+l2mflfM
イチローが他の選手と圧倒的に違うのは

野球してない時にも魅力を感じる所

ただ喋ってるだけで見てられる

そんな人間 野球以外のアスリートでもいない


(再掲載、つまり自己引用)


黎明への挨拶

なぜかしら、昔読んだ詩の一節を思い出したのだが、その正確な内容をネットで調べると、これがデール・カーネギーの本に引用されたものであったことが分かった。もちろん、私自身デール・カーネギーのその本で読んだのだろうが、訳し方が私の記憶の中のものとは少し違う。
詩はインドの作家カリダサ(カーリダーサ)の「黎明への挨拶」である。その後半部分が特に好きなのだが、現在の訳は今一つ好きになれない。
もうほとんど覚えていないので、現在の訳を元に、私が少し変更したものを先に書き、その元になったものを後に転載することにする。





「黎明への挨拶」後半


昨日は夢にすぎない。
明日は幻でしかない。

だが精一杯に生きた今日は
すべての昨日を幸せな夢に変え
すべての明日を希望に満ちた幻とする。

だから、今日という日を見つめよう。
これが私の黎明への挨拶である。












(参考とした訳)


昨日は夢にすぎず
明日は幻でしかない
精一杯に生きた今日は
すべての昨日を幸せな夢に変え
すべての明日を希望の幻と化す
だから目を開こう、今日に向かって!
黎明への挨拶はこれだ。



























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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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