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体温と血圧を「薬で強引に変える」異常さ

「大摩邇」所載の岡氏の記事で、私もこの内容にほぼ同意見である。ただ、現在降圧剤を服用中だが、かかりつけ医師が私と関係の深い人物なので、治療をやめるかどうかは考え中だ。高血圧で脳梗塞になる可能性が高いことも事実だとは思うからでもある。今は、自分で薬の調節をしている。自分の体調は自分しか分からないし。

血圧の下げ過ぎがいかに危険かは、少し前(4月3日「医療・健康」ジャンル記事。今探すと、記事が読めない状態に改竄されている)に書いた「突然の生ける屍(ゾンビ)状態」体験で熟知してはいる。世間には体質的に異常低血圧の人もいるわけで、彼らが日常的にどういう経験をしているかも少し分かった。
しかし、高血圧は問題にされるが、低血圧は社会的にまったく問題にされない、というのもおかしな話である。まあ、それをやると降圧剤が売れなくなるからだろう。


(以下引用)

解熱剤や降圧剤といった摂理への反逆の日常

人体の自然の摂理やメカニズムに反逆している医療の方法論の中で、最も日常的なもののひとつが「解熱剤」だと思われます。


人間が感染症などの病気にかかった際に、「身体の免疫メカニズムが、どのようにして発動するか」について、今から 5年前の研究でそのことが判明しました。


「体温が 38.5℃以上になって、初めて治癒メカニズムが発動する」


のです。


2019年のこちらの記事で、研究をご紹介しています。


「熱ショックタンパク質 90 (Hsp90)」というものが、免疫細胞の中で発現する中で、免疫システムが発動するのですが、


> 「 Hsp90 は 38.5℃ を超える温度でしか誘導されない


ことがわかったのです。


つまり、風邪でもインフルエンザでも何でもいいのですが、呼吸感染症などの場合、「体温が 38.5℃を超えたときに、やっと体内での治癒が始まる」ということです。


ですので、38.5℃にも達しない状態で、解熱剤などを飲むと、免疫システムが働かないまま進んでいきます。


解熱剤を飲むことによって、熱が収まれば、「何となく治った」というう錯覚にもなるかもしれないのですが、これは人体の「感染防御の自然の摂理」に非常に逆らった状態です。


特に、子どもの場合は、大人より発熱しやすいわけですが、


「小さな子どもの発熱には大きな意味がある」


と私は考えています。


まだ免疫システムが完成していない小さな子どもたちたちの「さまざまな感染症に対してのメカニズムが発熱によって惹起される」というような感覚を私は持ってはいます。


子どもの発熱に関しては、以下の記事に書いています。


子どもがみんな解熱剤でやられてしまう
 In Deep 2022年8月27日


 


小さな子どもに対して「発熱のたびに解熱剤で熱を下げる」ということを繰り返していると、その発熱の病気だけではなく、その他の多くの病気に対しての免疫メカニズムも不十分な発達となってしまうのではないかと考えています。


 


それと、「血圧を告げる薬」というのも、人体の自然の摂理に非常に逆らっているものだと思います。


2018年におこなわれた研究では、当時の新しい血圧のガイドラインで勧告された「血圧を下げる治療」には「何のメリットもない」ことが示されています。


こちらの 2018年の記事で、医療メディアの記事を翻訳しています。


紹介した記事のタイトルは、


「研究によれば、米国の新しいガイドラインによって勧告されている血圧の早期治療にはいかなるメリットもない」


でした。


それどころか、かなり古い調査ですが、1980年に実施された追跡調査では、


「薬で血圧を下げた人たちは、治療をしなかった高血圧の人たちより、自立ができていないことがわかった」


というものもあります。


石原 結實著『高血圧の9割は「脚」で下がる』より


1980年に実施された厚生労働省「循環器疾患基礎調査」対象者1万人に対して、その後 14年に及ぶ追跡調査が行われた。


14年後、脳卒中や心筋梗塞、骨折その他の理由により、人の助けを借りなければ、自分の身の回りのことができない人と、ずっと健康であったか、あるいは病気にかかっても自立できないほどの後遺症が残っていない人について調べられた。


すると、上の血圧が 119 ~ 180mmHg、下の血圧が 69 ~ 110mmHg のいずれの血圧の人も、降圧剤を飲んでいる人のほうが、飲んでいない人よりも自立度が低いことがわかった。


また、降圧剤を飲んで、上の血圧が 120 ~ 140mmHg 未満の「正常血圧」を保っていた人は、降圧剤を飲まずに 160 ~ 179mmHg もある人より、自立度が低かったという結果が出た。



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東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一さんの研究では、「降圧剤を飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて脳梗塞の発症率が2倍になる」ということが示されています。


血圧というのは、なぜ上がるかというと、


「上がる理由があるから上がる」


わけです。


身体上の理由というのは、すべて「生きるための理由」です。


「身体や脳が元気である状態に保つために血圧は上がったり(場合によっては下がったり)する」わけで、血圧が高くなるということは、その血圧でなければ、身体を維持できないということです。


高齢となり、血管の状況などが変化してきますと、当然、そのままでは身体や脳に十分な血液が回らなくなるため、身体は懸命に血圧を上げてくれているわけです。


もちろん、過剰に血圧が上がった場合、それが原因で何らかの良くない状態、たとえば突然死したり、ということになる場合もあるのかもしれないですが、


「寿命とは何か?」


ということと、この問題を同時に考えるべきだと思っています。


私は、現代の人たちは、「いろんな数値を測りすぎて、それを気にしすぎている」とは思っています。血圧とか体重とかコレステロール値とか、そういうのは基本、「身体機能に任せておけばいいもの」なのではないかと思います。


私自身は、もう 10年だかもっとだか、血圧を測ったことがないですので、自分の血圧は知りません。ものすごく高いのかもしれないし、ゼロかもしれないし(ゼロはチャンピオン)。


 


抗ガン剤、なんていうものも、自然の摂理に反逆している代表格だとは思いますが、これはまあ別の側面もあり、ここではふれません。


ただ、コロナワクチンが出るまでは、日本で最も人間の命を奪っているもののひとつが抗ガン剤であるとは思っていました。


しかし、抗ガン剤のような強烈な作用物質でも、それで生き残る人たちは一定率でいるわけで、つまり「人間は結構強い」と。


だから、これらの薬害というのか何というのか、「過誤」が終わることはないということなんだと認識しています。







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