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現代人の食生活

「大摩邇」所載の「ナカムラクリニック」記事で、読んでの判断は個人責任であるのは当たり前の話だ。別に、塩を大量に摂取するのがいいという話ではない。塩分不足も問題だ、という話である。特に現代人は天然の塩ではなく、悪質成分の入った精製塩を普通は使用しているようだ。悪質成分とは言っても、体にどの程度の悪影響があるかは不明だ。
私の経験では天然の塩は甘みがあるようだ。まあ、その製品特有のものかもしれない。
現代の食品は味噌などにもあまり感心できない成分が入っている気がする。これは私個人の印象なので、詳しくは書かない。
コメも小麦も野菜も果物も肉も調味料も「農薬・除草剤・添加物だらけ」である。それでも長寿を保つ人も多いのだから、人間は本来は頑丈な生物ではある。つまり、気にしすぎるのも良し悪しだ。


(以下引用)



「2月下旬から塩水を飲み始めました。天然の塩を小さじ1杯お湯に溶いて、これを朝晩飲む。
最初、ひどい下痢をしました。塩分こんなに摂っちゃいけないのかなと思ったけど、この方法を教えてくれた娘が「下痢は悪いものが出ている証拠だから、ちゃんと出したほうがいい」というので、塩水を続けました。
今、2か月ほど続けているのですが、花粉症がすっかり治りました。この時期、いつもなら鼻水が出て、抗アレルギー薬が手放せないところ、今年は症状がないので、薬も飲んでいません。20年以上悩んできた花粉症が、2か月塩水を飲み続けて、治ってしまったんです。驚きました。こんなに効くのかと思って。
どんな塩を使ってるか?これです。
ちょっとにおいのある塩で、のどに引っかかるような感じがあるけど、効果を実感しているので、我慢して続けています。大阪に堀江発酵堂というのがあって、そこでこの塩を勧められて買いました。
それと、電車にも乗れるようになりました。
小麦をやめたのもよかったし、マグネシウムも効いたけど、どんなサプリよりも何よりも、私には塩が一番効きました
もう治らないとあきらめていた花粉症やパニックが、ここ最近、まったく出ていない。健康ってこんなに快適なのか、と思います」


心の症状だから対話が必要かと思ったら、なんと、塩水を飲むというアプローチで、花粉症やパニック発作が治ってしまった。
この患者の治癒に際して、僕は何もしていない。経過フォローというか、2年ぶりに来られた人だから、正直顔も覚えていない。
でも、こうやって来院して、すばらしい治療経験を僕に教えてくれる。
僕はただ、観察者として、劇的な改善を記録する。こういう変化が見られるのも医者冥利に尽きます。


塩と水の効用を説く良書は多い。


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上記のような症例を経験すると、塩の重要性を実感します。もちろんサプリも有効だけれども、より根本的には、塩と水。まずそこにこだわった上で、それでもなお症状改善が難しいときにサプリを検討する、という順番にすべきでしょうね。

塩の質には、ぜひこだわりましょう。僕が「塩」というとき、それは決して精製塩のことではありません。
塩と精製塩は、別ものです。この点は強調しておきたい。
海水をコップに入れて、そのまま放置すると、水が蒸発し、コップの底に白い粉が残る。これが塩です。
精製塩は化学的に作る。中学生のとき理科の授業で「酸とアルカリを混ぜると塩(えん)ができる」と習ったでしょう。たとえば、


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のように、塩酸と水酸化ナトリウムの反応によって塩化ナトリウムができる。あるいは、イオン交換膜を使って塩化ナトリウムを作る方法もある。いずれにせよ、法律上、塩化ナトリウムの含有量が97%以上になれば食塩と呼んで差し支えない。
純度の高い塩化ナトリウムは、保存しておくと固化してしまう。こうなっては、消費者の印象が悪い。そこで、固化防止剤(anti-caking agent)が添加されることになる。具体的には、フェロシアン塩やアルミノケイ酸塩が用いられます。


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厚労省はフェロシアン化ナトリウムを無害だとしているけれども、構造式を見ると、シアンがたっぷり含まれた鉄。本当に大丈夫なの?固まって「だま」になるのを防ぐため、精製塩にはこんな添加物が含まれています。


繰り返しますが、塩と精製塩は似て非なるものです。前者は自然の産物であり、後者は科学(化学)の産物です。ものが違えば、当然、体に対する作用も違う。しかし世間一般の人にとっては、いずれも「塩」で、わざわざ両者を区別しようとしない。「塩は高血圧の原因」「塩の摂取量は1日6g以下に」などというマスコミの声を真に受けて、現代の僕らは塩を「避けるべき憎っくき悪」だと思っている。
しかし江戸時代以前の人々は塩が命の源であることを知っていました。「敵に塩を送る」ということわざは、現代日本では成り立たない。塩が命の源だという前提がすでに崩れているのだから、「高血圧の原因物質を送り付けて敵軍の健康状態を弱体化させる狙い」などと解釈されかねない(笑)
かつて罪人に課される刑罰のひとつに「塩抜きの刑」というのがありました。普通に食事をとらせるが、ただ、塩っけだけは一切とらせない。そうすると、罪人はたちどころに音を上げる。体が衰弱して元気が出なくなる。この罪人が現代日本にタイムスリップして病院に行けば、「うつ病」と診断されるだろう。「塩不足によるエネルギー障害」と正しく診断できる医者はいない。

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日本社会の夕暮れ

2006年に書かれたふろむだ氏の「分裂勘違い君劇場」記事で、2026年の日本の予測だが、恐ろしいほどに今の現実に近いのではないか。
長い記事なので、後半だけ転載する。

(以下引用)

一方で、これといった特色もなく、国の農業補助金でなんとか長らえていた農業は、高齢化による、国家財政の急速な悪化で、補助金を打ち切られ、どんどん経営が苦しくなっていった。
そして、大量の中小企業の倒産、商店街の崩壊、企業プロセスの透明化による本来的な意味でのリストラクチャリングによる大量失業により、一時的に街は失業者であふれた。ホームレスであふれた。
しかし、膨大な借金を抱えた政府は、失業者対策を行おうにも、そのための予算がない。そこで、累進課税率を引き上げ、高度知識経済の恩恵を被ることになった高生産性の知識労働者たちから、膨大な税金を徴収することにした。すると、おそれていた副作用が生じた。もともと、ただでさえ、累進性が高く、やたらと高い税金を収めていた日本の高額所得者は、とうとう耐えきれなくなって、我先にと、税金の安い海外で居住を始めたのである。国籍を変えなくても、年の2/3以上を、国外で暮らせば、日本には税金を収めなくてよくなるからだ。そして、職場環境が、徹底的にオンライン化された現代においては、知識労働者は、基本的には、どこの国でも働けるのである。
こうして、累進税率の引き上げは、税収を増やすどころか、逆に大幅な税収減をもたらした。そして、その流れはやむどころか、ますます加速度的になると見た日本政府は、税率をもとに戻したが、時すでに遅し。海外でも、オンラインで十分に仕事ができるということを理解し始めた知識労働者は、もとの税率に戻ったとはいえやはり高額所得者の税率の高い日本へは戻ってこないどころか、その流れは止まらなかったのである。そして、とうとう、日本政府は、苦渋の決断をするに至った。なんと、高額所得者の累進税率を、実質的に下げることにしたのである。それは、所得税の大減税と、消費税の大増税という形で行われた。所得税には累進性はあるが、消費税には累進性はないのだ。
そうして、膨大な借金をかかえたまま、膨大な税収減まで抱え込むことになった日本政府に、もはや失業者対策をする財源など残っていなかった。この結果、またしても予想外なことが起こった。なんと、日本の失業率が、激減したのである。
いったい何が起こったのか?
起こったのは、日本のメキシコ化であった。前世紀末から今世紀初頭にかけて、日本に比べ、遙かに貧しく、生活の厳しい人の多いメキシコの失業率は、日本より遙かに低かった。なぜかというと、失業した人が、生活防衛のために、とにかく、屋台や露店をはじめ、自分で自分を雇用してしまうからだ。メキシコの道路は、そういう露店であふれかえっている。
しかし、日本の場合、すでに、日本中に百円ショップがあふれており、メキシコのように露店を開くわけにはいかない。そこで、日本の失業者たちは、過疎化の進む、山奥の農村へと向かった。
前世紀の末から、今世紀の初頭にかけて、何百年も続いた、日本の山々に散らばる無数の山村が、急速に進む過疎と高齢化で維持できなくなり、残ったわずかな老人たちは都会に住む子供たちの家族に引き取られ、懐かしい故郷の家々も、小学校も、幼い頃遊んだ田畑も、無人になり、放置され、藪に埋もれ、その長い歴史を閉じ、廃墟となっていった。こうしてたくさんの村がたくさんの思い出とともに哀しく消えていった。
ところが、日本の山村の崩壊と消滅が、ある時を境に、急激に少なくなった。都会で失業し、にっちもさっちも行かなくなった失業者たちが、山村を訪れ、自給自足の生活を開始したのだ。
山村では、それほど現金がなくても、暮らしていける。野菜は、自分の庭や家の周りの畑で育てる。山から薪をとってきて、煮炊きをする。タンパク源は、大豆と鶏の卵程度で十分だ。日本人は、そうして、何千年も生きてきたのだから。そもそも、日本人の体は、炭水化物と野菜中心の食生活に適応するように、最適化されている。
もちろん、楽な暮らしではない。自然に囲まれた生活とは、ベジタリアンが思い描くような、理想郷などではない。とにかく、食料の調達、衣服の修繕、畑の世話など、やることはたくさんある。しかし、極度に競争的な全世界的なスケールでの知識経済社会のすさまじいストレスが、山村での暮らしにはない。とくに、知識経済に十分適応しきることができなかった、ごく普通の能力の人々にとって、知識社会は、地獄のようにストレスフルな社会だった。鬱病や自律神経失調症など、精神に変調を来す人も、多かったし、異常に高い自殺率は、低下するどころか、ますますあがっていった。ストレスが原因と言われる、花粉症、喘息、アトピーは、ますます増えていった。だれもかれもが、ストレスに苦しんでいた。
ところが、都会を離れ、山村で自給自足の生活をはじめて半年もたたないうちに、鬱病、花粉症、喘息、アトピーがすっかりなくなる人がよくみられた。年収は、ほとんどないに等しいし、娯楽らしい娯楽もない。ときどき、自分たちでつくったどぶろくやつまみの漬け物や山で釣った魚の干物を持ち寄って、集まって呑んで騒ぐぐらいなものだ。夜は、耳鳴りがするほど静かで、山々のざわめきが聞こえる。電気もなく、松ヤニで作ったろうそくしかないので、早く眠り、早く起きる。しかし新しい村人たちの、表情はなぜか明るい。そんな不思議な生活だ。


ただ、ほとんどの人は、山村での暮らしを始めたわけではない。それは、にっちもさっちも行かなくなった失業者たちに限られていた。やはり、ほとんどの人は、「そこまで落ちる」のはいやだと思いこんでいたし、競争が過熱化するグローバル知識経済社会の中で、なんとか生き抜こうとしていた。もちろん、途上国を含めた、全世界の労働者との競争にさらされ、失業はしないまでも、収入はどんどん下がり、消費税はどんどん上がり、生活はどんどん苦しくなっていった。いままですんでいた部屋の家賃が払えなくなり、より家賃の安い部屋に引っ越す人は増えていった。都会に住みたければ、日当たりが悪く、極端に狭い部屋にすまなければならない。ある程度条件のよい部屋にすみたければ、郊外へ引っ越すしかない。
一方で、極めて生産性の高い部類に属する知識労働者たちは、所得がどんどん増えていった。なぜなら、「できる」知識労働者は、全世界的に見ても、その絶対数が少ないのにもかかわらず、社会と経済のシステムの高度化に伴い、ますます需要が増大していったからだ。また、途上国の「できる」知識労働者も、世界中から引く手あまたで、その年収はすさまじく高くなっており、日本の「できる」労働者たちは、価格競争にさらされるおそれがなかったためだ。
この結果、世界の消費者市場は、高所得者マーケットと低所得者マーケットに、明確に二分された。もちろん、低所得者マーケットの方が、人口ははるかに多い。従って、スケールメリットがとてもきく。しかし、トータルの経済規模は、高所得者マーケットの方が巨大だった。
そして、面白いことに、低所得者マーケットにしろ、高所得者マーケットにしろ、その供給者の中核は、どちらも高度知識労働者たちなのだ。百円ショップや、格安食堂、激安衣料品店の、店舗オペレーションシステムを徹底的に低コストで、効率的に設計するのも、「できる」知識労働者の高度な頭脳のなしえる技だからだ。凡庸な労働者を何万人集めたところで、少数精鋭の高度な知識労働者チームの足下にも及ばないのだ。
そもそも、監視カメラの値段や回線コストが劇的に下がったため、店舗には、無数の監視カメラが備え付けられており、その監視カメラは、海の向こうの、冗談みたいに安い労働者が監視している。さらに、無線ICタグも、劇的に値段が下がってきており、すべての商品が、無線タグで、精密に監視され、コントロールされている。このため、ほとんどの店舗が半ば無人だ。実際には、無人のように見えて、ネットワーク越しに監視されているわけだけれども。もちろん、なにかトラブルがあれば、すぐに警備員や修理要員がかけつけるようなシステムができているし、何しろ、すべてがネットに録画されているのだ。とても悪いことはできない。また、強盗に入ろうにも、ほとんどの店は、いまや電子マネーだ。前世紀のように、レジをこじ開けて現金をつかみ取ろうにも、そもそも現金がないのだ。
そういう、徹底的に無人化され、自動化された、スケールメリット追求型の格安店舗やサービスに比べ、高額所得者向け店舗には、比較的多くの従業員がいた。もちろん、前世紀のように、レジに長蛇の列ができ、従業員が現金を数えるというような、不効率は徹底的に排除されている。そうではなく、高額所得者の所得に比べると、低額所得者の人件費コストが相対的に低下したため、美しい受付嬢や、エレベータガールなどのように、花瓶に美しい花を飾って店舗を美しく飾って客をもてなすのと同じような感覚で人を配置するようになったのだ。
そして、やはり、前世紀末に、アメリカ合衆国で現れ始めた要塞町が、日本でも一般的になった。すなわち、高額所得者とその関係者のみが、立ち入ることのできる高い柵と、厳重な警備システムに守られた、要塞のような街である。その中には、たくさんの道路があるが、すべて私道である。その要塞町の住人のみが、通ることのできる道だ。その中の商店街も、その町の住人のためだけの商店街だし、そのなかにある学校も、その町の住人の子供しか入れない。
ただ、その町の住人のすべてが、高額所得者というわけではない。むしろ、どの要塞町も、単純に頭数から言えば、高額所得者よりも、その町を維持したり、各家庭の雑用をこなすために住み込みで働いている使用人の数の方が多い。所得格差が極端に大きくなったために、前世紀初頭に世界中で一般的だった使用人制度が復活したのだ。
ただ、前世紀初頭と異なるの点として、要塞町の使用人が、膨大な数の監視カメラと、無線タグとバイオメトリクス、そして、ネットワーク経由の警備会社により、徹底的に監視されマネージメントされているという点がある。
また、要塞町は、それぞれ特色があり、同じ価値観を持つ世帯同士で、それぞれの別の要塞町を形成している。最近ネット上で、女性団体にやり玉に挙げられ、非難を受けているのが、独身男性ばかりで形成される要塞町だ。その街では、各世帯に住み込みの使用人のほとんどが若い女性であり、性的サービスが前提とされるケースも多く、それが問題視されていたのだ。低所得者層の女性にしてみれば、狭くて汚くて日当たりの悪い部屋と百円ショップの安い雑貨と食品を食べてこのまま歳をとっていくくらいなら、まだ若くて美しくて自分を高く売れるうちに、高所得の男性に囲われて、要塞町の、清潔で、快適で豊かな暮らしを享受したいという打算があるのだろう。要するに、前世紀初頭の「おめかけさん」の復活である。
さらに言うと、結婚はしないものの、子供ができた場合、高額所得の男性は気前よく認知してくれるし、養育費も、気前よく払ってくれる。そして、優秀な男性の遺伝子を受け継ぎ、高度な教育を受けた子供が、将来高額所得者になってくれれば、自分の老後も安泰である。それは、ある意味、きわめて合理的で賢明な人生戦略であり、ビジョンである。彼女らおめかけさんにしてみれば、フェミニスト団体の主張する女性の尊厳など、くそくらえというところだろう。
そうこうするうち、なんと、長年低下傾向だった日本の出生率が上昇に転じた。ただし、結婚率は、劇的に低下している。もう、何が起こったかは、誰の目にも明らかだった。要するに、実質的な一夫多妻制になったのだ。高額所得者の男性の中から、要塞町の中で、たくさんの女性を囲い、たくさんの子供を生ませるというライフスタイルを持つ人が激増したのだ。




こうして、いまや、発展途上国が、先進国化するだけでなく、日本のような先進国が、発展途上国化することとなった。途上国だけでなく、先進国も、辺鄙な山村には、文明から隔絶された自給自足の農民が暮らしている。先進国において、近代文明の象徴であった男女平等の結婚制度は崩壊し、中世の一夫多妻制に逆行した。産業革命によって、労働者として独立した使用人たちは、またもとの使用人に戻っていった。
こうして、グローバリゼーションは、結果として、先進国と発展途上国の格差を埋めることになった。社会や文化の構造まで含めて、似たような構造に追いやったのだ。
しかし。。。。これは果たして、人類の勝利なのだろうか?はたして、インターネットとグローバリゼーションは、人類を幸福にしたのだろうか?そして、これはいつまで続くのだろうか。また、所得格差が縮まり、近代的な一夫一婦制が復活する時代がやってくることもあるのだろうか?少なくとも今は、その兆候は、まったく見られないのだけれども。



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論語の考察3 「文章」とは何か

些細な事柄が大きな意味を持つこともある。
ここに書くことは、「論語」の中では些細な事柄だが、様々な分野の「専門家のダメさ」を示すという、「大きな意味」を持っている。専門家は、蓄積された「学問の先達の定説」が固定観念となり、その受け継いだ説の馬鹿馬鹿しさや非論理性に気づきもしないのである。

さて、ここで問題になるのは「文章」という漢字熟語である。この「文」も「章」も「あや、飾り」の意味があることは、漢字の初歩的知識だろう。名前の「文子」を「あやこ」と読ませ、太陽をデザインした国旗を「日章旗」と呼ぶ類だ。つまり、おおげさに言えば、これが「デカルト流」の「分析」である。分けて考えることだ。さらに、分けたものをまとめるのが「総合」だ。

以上は前置きで、本題の「論語」の話である。「論語」公冶長篇に「夫子の文章は得て聞くべきなり。夫子の性と天道とを言うは得て聞くべからざるなり」という文章がある。(書き下しは金谷治のもの。)これを、金谷治と宮崎市定はそれぞれこう訳している。

(金谷訳)「先生の文彩は(だれにも)聞くことができるが、人の性(もちまえ)と天の道理についておっしゃることは(奥深いことだけに、ふつうには)とても聞くことはできない。」

(宮崎訳)「先生の生活の哲学は、これまでいつも教えを受けてきたが、先生の性命論と宇宙論とは、ついぞ伺ったことがない。」

問題は、それぞれの訳文の「文章」の訳である。私が赤字にした部分だ。どちらもひどい訳である。金谷の「文彩を聞く」という日本語もひどいが、宮崎の「文章=生活の哲学」もひどい。

では、どう訳するべきか。例によって漢和辞書を調べると、「文章」の説明の中に「礼楽、制度、教育など、一国の文化を形成しているもの」とある。論語のこの文章の文脈的に明らかにこれが正解だろう。とすれば、どう訳するか。「文彩」や「生活の哲学」がダメすぎるのは当然だが、私なら、「文化規範」とする。

「先生の文化規範論一般は聞くことができましたが、人の本性は何かや天道はどういうものかは聞けませんでした」となる。

これを別の言い方をすると、「孔子は形而下の説は講義したが形而上の話はしなかった」ということだ。まさに「怪力乱神を語らず」である。


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私はなぜ石破総理を擁護するか

自民党内で「背中から撃たれている」だけでなく、マスコミがしつこく何度も何度も石破総理攻撃をするのを見ていると、日本を支配している連中にとって石破総理が危険な存在だと見られていることがよく分かる。つまり、田中角栄や「鳩山小沢民主党」の時と同じであるようだ。
本当に、実に些細なミスを取り上げて、何としてでも石破を引きずり下ろしたいようである。

この「趣味・娯楽ブログ」にまで政治の話を書くのは嫌なのだが、徽宗皇帝のブログには既に石破攻撃の「異常さ」を論じたので、念のためにここにも書いている。

で、国会議員や政治家一般が聖人だと思っている人はいないだろう。聖人どころか、知識も知恵も一般人とそれほどかけ離れていないどころか、一般人の平均レベルだと思うのが妥当なのである。(小泉進次郎など、一般人以下の知能と教養と品性だろう。高市も同じだ。小池百合子の同類である。政治家は一般に、政治キャリアが長いと「誤魔化すのが」上手くなるだけのことだ。)

では、あなたたちは、自分が政治家や、まして総理大臣になったら、彼らより高潔でありつつ、上手く国家を操縦できると思うのか。狡猾卑劣で知識だけは膨大な高級官僚の群れに対抗できると思うのか。自分や家族の命を国に捧げることができるのか。

そういう想像力も無しに、マスコミの尻馬に乗って騒ぐことを、私は嫌悪する。

私は自民党が嫌いだが、野党を評価してもいない。石破を高く評価するというのでもないが、自民党の中では最良の資質ではないか、と思っている。

その石破が叩かれれば叩かれるほど、その攻撃の裏にある巨大な力が想像できるのである。

私が石破を見限るとしたら、日本を戦争に向かわせた時である。


(以下追記引用)今見たばかりの「阿修羅」某スレのコメント欄だが、みな、よく分かっている。最近は「阿修羅」の質が落ちていたと考えていたが、そうでもないようだ。画像が多いので、途中省略するかもしれない。あるいは画像付きコメントを省略する。



12. 新共産主義クラブ[-10605] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2025年3月14日 22:48:44 : iEPfqs6wi2 :TOR QmJTalJuQzFkVm8=[5]  報告
<△25行くらい>
 
 西田昌司さんは、統一教会・勝共連合を支持すると公言している。

 拉致被害者の家族会は、拉致問題での北朝鮮との連絡事務所の設置に反対しており、拉致問題の解決の「可視化」という言葉に、強く反発し、強く反応している。


 拉致被害者の家族会が北朝鮮との連絡事務所の設置に反対する理由の説明が論理的ではなく、不自然な説明であるため、拉致被害者の家族会、統一教会・勝共連合、自民党・旧安倍派は、北朝鮮政府との秘密の親密な関係を持っており、それが日本の国民の目に可視化されると困るという事情があることによって、北朝鮮との連絡事務所の設置に反対しているのではないかと推察できる。
 


◆ 【速報】政府、拉致問題対策本部事務局長の交代検討
(2025年03月13日 17時00分 共同通信)


政府が、北朝鮮による日本人拉致問題を担う拉致問題対策本部の福本茂伸事務局長を交代させる方向で検討していることが分かった。時期や後任の調整を進めている。政府関係者が13日、明らかにした。


https://www.47news.jp/12300818.html
 


◆ 拉致巡る首相「可視化」発言、連絡事務所示唆か 家族会が不安視 島田洋一氏「追及する」
(産経新聞 2025/3/11 13:45)


家族会からは「可視化」が連絡事務所設置を意味するのかどうか不安視する声が上がり、横田拓也代表は20日に首相官邸で首相に面会した際、「連絡事務所の設置によって、問題の可視化は期待できない」と念押ししていた。


https://www.sankei.com/article/20250311-BI7DHLPRZVBARCHYXRCHRDIZ5Q/




13. 新共産主義クラブ[-10604] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2025年3月14日 22:52:31 : P5A5qAq2WE :TOR dE4yOUVsZklyZFU=[45]  報告
>>12 (参考)
>西田昌司さんは、統一教会・勝共連合を支持すると公言している。
 

◆ 西田昌司


 《統一教会との関係》


 ・2022年7月、西田は自ら配信した動画の中で、実父である西田吉宏・元参院議員が京都府議選に立候補した際、統一協会の関連団体「国際勝共連合」の支援を受けていたと証言した。「父が初めて府会議員(選挙)に出たとき、勝共連合の方が、何人かお手伝いしてもらったことは知っている。真面目な好印象の方々だった」と証言した。


 ・2022年8月22日、西田は自身のブログに「過熱する統一教会報道 マスコミは一体どこに向かおうとしているのか?」という記事を投稿し、統一教会と自民党の関係について報道するマスコミを批判した。


 ・2022年9月11日、西田は自民党府連の定期大会で、統一教会と自民党の関係を巡り、「間違った方向に世論が誘導されており違和感を覚える」「旧統一教会は悪だというのは(安倍晋三銃撃事件で逮捕された)容疑者の主張だ」と発言した。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%8F%B8
 



14. アラハバキ[944] g0GDiYNug2@DTA 2025年3月14日 22:55:48 : a50Gn3RaTU ZXIvN1haLzE4Wm8=[42]  報告
でも西田なんて総理の器じゃないよね。
まだ石破のほうが言葉のミスがなく無難なのでは。

以前はアホでもアベ派に居るだけでチヤホヤされた状況があったけど
自民党の支持者ですら、もう、そういうのを望んでない時勢になっているのよ。


15. 新共産主義クラブ[-10603] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2025年3月14日 23:07:59 : 52k29GeHh6 :TOR YlVDcWxWZ1NBdVU=[-1]  報告
<△20行くらい>
>>12 (補足)
>【速報】政府、拉致問題対策本部事務局長の交代検討
 

 拉致問題対策本部の職員は、情報収集のため自腹を切っているような状態であるにもかかわらず、拉致問題対策本部では、不正な会計操作が行われているらしい。
 


◆ 拉致問題対策本部


 2006年(平成18年)9月29日、第1次安倍内閣(首相:安倍晋三)の閣議で設置が決まり、全閣僚を構成員とする拉致問題対策本部が発足した。


 拉致問題対策本部は、能力不足により情報収集費が十分使われておらず執行率が低いと与党議員から国会で問題視されたり、会計操作が報じられたりするなど、多くの課題を抱えている。


 産経新聞によれば、予算の7割が使われていないにもかかわらず、職員は情報収集のため自腹を切っているような状態であるという。


 2012年には、職員が騙されて支出した200万円を捻出するため不正会計操作が行われていたり、三谷秀史事務局長代理と参事官との間の内扮で機能不全に陥っていたり、民間委託で利権が生まれているといった内容の内部告発が出た。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%89%E8%87%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%AF%BE%E7%AD%96%E6%9C%AC%E9%83%A8
 



16. ソーカは天魔[157] g1yBW4NKgs2TVpaC 2025年3月14日 23:44:13 : SIZhnN7CKU UzVlaDQ0ejNUa28=[229]  報告
こんな輩は次の選挙で落選させるべき。でなきゃ、益々増長する。
落選後は、ヘイト雑誌の編集長である花田に、職の斡旋でもしてもらえ!w

17. evilspys[1109] goWCloKJgoyCk4KQgpmCkw 2025年3月14日 23:54:02 : LY52bYZiZQ aXZHNXJYTVV4YVE=[18088]  報告
石破首相の商品券問題で退陣論も 石丸新党に都議の応募なし - 2025.03.14
時事ぽぽんぷぐにゃん
2025/03/14
https://www.youtube.com/watch?v=gMzMKd_3TEo

18. 夜盗虫[2317] lumTkJKO 2025年3月15日 00:06:42 : chREmdAJG6 ODQ5c0QuVUlSYW8=[6]  報告
西田氏の言動にはあさはかな面もある。

5か月前、財務省解体といったのも西田。


ガス抜きにちょうどいいことをよく言う人。



19. 減らず口減らん坊[1037] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2025年3月15日 03:31:46 : zlVrgESerQ b1ljaW12U01aV1U=[7]  報告
そりゃ、自民党の議員はカネと権力の亡者だから当然だろう
「石破からはもっとふんだくれる」
と見たからこそ、総理の座に居座って貰わなくては困るのだろう
そんなに金儲けがしたいのなら商売人になればいいのに、何の能力も無い輩だから政治と権力で金を不法に取得するしかないわけだ
まさに、人間のクズですな

そういう人間の元締めが自民党幹事長であり、小沢は元自民党幹事長である
小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ


20. たぬき和尚[1474] gr2CyoKrmGGPrg 2025年3月15日 05:37:22 : ZGAvq8lUL6 RGlkdUxULi93MEE=[843]  報告
西田のジジイも壺と裏金議員の典型の一人じゃん。何偉そうに言ってんだかねw
こいつは高市支持者らしいよ。積極財政ヘビババアの子分というわけか。
あのクソババに日本初の女性宰相なんかできるわけねえじゃねえか。早く永田町から去れ。

21. たぬき和尚[1475] gr2CyoKrmGGPrg 2025年3月15日 05:43:15 : ZGAvq8lUL6 RGlkdUxULi93MEE=[844]  報告
>>13新共産主義クラブさん

西田氏は親子そろって統一教会系議員というわけですね。
これを見て思い出したのは、西村眞悟氏です。彼の父の榮一氏は民社党委員長でした。
親子そろってガチ反共です。だから眞悟氏は永田町最右翼議員でした。
なんというか、とにかく尋常ではないくらい振り切れている人たちは、極端なイデオロギーを持つ組織が支援しています。


22. 2025年3月15日 11:19:08 : xutrAnH8Uc RTEwU1BmR3dDMEU=[5821]  報告
上のコメントすべてに同意。西田カルト議員が石破総理を批判できる資格などない、全く自分のことしか頭にない、こんな屑で無恥な人間を支持している地元民はどうかしている、このカルト人間こそ税金の無駄、税金泥棒、なぜ議員でいられるのか昔から人相を見ただけで性格の悪さがわかっていた、自民党自体金金金の統一カルト集団。

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差別問題は日常の中にある

詳しい状況が分からないまま転載するが、中一で「過去に迷子になったことがあった」というのは、中学での出来事ではないだろう。まあ、普通なら特別支援教室とかその種の学校に行くのが妥当な生徒だったのだと推測できるが、親の見えで普通の学校に入れて、子供を不幸にしているという感じがする。
それにしても、同級生たちや教師の行動は完全にいじめであり、人間の屑である。教師は停職ではなく馘首が妥当だろうし、同級生たちも本当なら処分が必要だと思うが、彼らにしたら、自分たちこそ被害者だ、と思うだろう。
未来社会ではナチスばりの「人間選別思想」が当たり前になるかもしれない。世界人口削減計画も15分都市計画も同種の思想である。後者は都市区画自体のアウシュビッツ化である。

(以下引用)

 迷子防止で中学1年の男子生徒に犬用のリードをつけて遠足を実施したとして、神奈川県教育委員会は13日、県央地区の公立中学校に勤務する男性教諭(26)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。生徒の人権を欠く不適切な指導を行ったとしている。

 県教委によると、男性教諭は2024年6月の遠足で、生徒側から提案された男子生徒にリードをつけることを許可。男子生徒のリュックサックに小型犬用のリード(長さ1メートル)が付けられ、同じ班の生徒が交代で持って遠足が行われた。男子生徒は過去に迷子になったことがあった。遠足後に「リードは嫌だった」と話していたという。

 さらに、男性教諭はリードが付けられた男子生徒の写真を教室に掲示するよう指示したり、授業中にプロジェクターで投影して「お気に入り」と発言したりしたという。7月に男子生徒の保護者から校長に訴えがあり発覚した。男性教諭は授業中に複数の生徒に対し、レーザーポインターで光を照射するなどの不適切な行為もしていたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2fb4d283d4b751c7e033aaf24807c561ac97ddad

※詳しくは上記リンクより

こち亀の両津みたいな教師だな
16
いやでも迷子になる方がおかしくね?
45
>>16
とは言っても完全に教師が率先してイジメちゃってるし有り得ないでしょ
18
定食6ヶ月は、実質解雇だろ
21
これ教師が率先してイジメやっとるだろ(´・ω・`)
そういうクソ教師居るんだよ
22
普通に手をつなぐとか初めはそこからの提案だろう 他の生徒からリードに繋ぐ案が出されてやばいと思わない教師っている意味あるのか
30
>>22
もうそのレベルはとっくに超えてた可能性
24
教師もいじめに加担してたというか率先してやってたケースか
どうせ本人は「いじりのつもりだった 生徒も喜んでたし」

とか言うんだろうな・・想像付くわクソゆとり教師が
33
>>27
その写真掲示する教師もやばいだろ
34
紐付けるまではまぁ、しゃーないか。
と思ったけど写真貼ったりプロジェクター出したりやってる事がバカな底辺大学のパリピっぽくて◯ねって思った
42
>>34
社会人経験が無いと大学の内輪ノリそのまま引きずって
ヤバい大人になっちまう典型だな

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英語の謎語と黒人語

英語では、誤字や造語の意味が判別しにくい例として、「鏡の国のアリス」の中の詩「ジャバウォッキー」の第一連を転載する。この詩が理解できた人、あるいは日本語に訳できる人は凄い能力である。


Twas brillig ,and the slithy toves
  Did gyre and gimble in the wabe:
All mimsy were the borogoves,
  And the mome raths outgrabe.

まあ、意図的に謎化を目的とした詩だが、英語民族にはある程度の雰囲気や状況は漠然と伝わるとしても、他国人にはほとんど無理だろう。なぜ「漠然と伝わる」かと言うと、文章の骨格を作る単語は普通だからだ。その部分以外の「謎語」だけ赤字にしてみる。(辞書は引いていないので、私が謎語扱いしている語が普通の単語である可能性もあるが。)




Twas brillig ,and the slithy toves
  Did gyre and gimble in the wabe:
All mimsy were the borogoves,
  And the mome raths outgrabe.

つまり、謎語のほとんどは名詞であり、二語を圧縮した造語で、これを後で出てくるハンプティダンプティは「鞄語」と命名している。
なお、冒頭の単語がたぶん「It was」の鞄語だろうとは推測できるが、このような短縮形は英語では普通なので、鞄語と言うほどでもない。(形容詞も「これは形容詞のようだ」と推定できるようだ。slithy やmimsyは形容詞だろう。)
黒人語にもTwasのような非正規短縮形があるようで、ラングストン・ヒューズの短編小説の題名に、こういうのがある。

「Tain't so」

これを訳者は「そんなこたないす」と訳しているので、最初の単語は「That ain't 」の短縮形で、ain'tはisn't(is not)の黒人的表現だろうと推測できる。(「そんなこたないす」は、図書館からたまたま借りていた本にあったので、私が記憶から引き出してきたものではない。当たり前だ。私はパソコンではない。)

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日本精神が世界を救う、か

マッドサイエンティスト井口博士の「大摩邇」所載記事だが、アマルティア・センの思想が私の「大和(大いなる和)の精神」が世界を救うという思想と酷似しているので転載する。
一応、ユーチューブ動画も載せておくが、私は動画嫌いなので自分では見ていない。(文章は一瞬で読めるが、動画は視聴に時間がかかりすぎて時間がもったいない。)(日本語の文章は不要箇所は飛ばして読めばいい。漢字やカタカナ部分を見れば、その判別は容易である。機能性では世界最高の言語だろう。誤字があっても推理・判読は容易だ。)

(以下引用)
【海外の反応】「日本こそ世界の希望だ!」ノーベル経済学賞の権威アマルティア・センが語る、世界が学ぶべき日本の真実
【コンスピラシー】スノーデンの生きる世界と全く違う世界を構築することが日本の道。ノーベル経済学賞の権威アマルティア・センが語る、世界が学ぶべき日本の真実_d0407307_14531034.png
これはインド人のノーベル経済学賞受賞者アルマティア・セン博士の意見ということである。
彼の結論は単純。
日本がなければ地球は崩壊した
ということだ。
なぜ日本がなければ地球は崩壊したのだろうか?
これを我々日本人は肝に銘じてよく理解する必要がある。
アルマティア・センの結論は以下のものである。
日本は世界にとって非常に重要な国だ。
日本は世界の希望である。
日本の調和を重んじ、利他的な精神を基盤とした社会は、人類が未来を築くための手本になる。
「和を以て尊しとなす」の聖徳太子の十七条の憲法の精神が社会の至る所に根付く国である。
日本は性善説の国である。
センさんの結論は非常にシンプルである。
要するに、もし日本がなかったら、ヨーロッパの大航海時代に全世界は白人国家の植民地になり、白人とその奴隷の社会という地球になっていただろうというわけである。
日本人はそれをどうやって阻止してきたのか?
これを我々日本人は今以上に研究しなければいけないわけだ。
要するに、我々日本人がこれまでずっと持ち続けてきた「日本らしさ」、それをこれからもずっと維持していかなければいけない。
これが私の哲学である。
哲学というものが決まれば、それから先は自ずと決まるようになる。
当然そのためには英語や中国語より日本語である。日本語中心で考えること。これが必須条件になる。
日本の作法や日本の様式が重要になる。
しかしながら、戦後一貫してGHQ以降は日本人的なるものはNHKに代表されるメディアから「時代遅れ」「差別的」「権威主義」「談合」というように蔑まれないがしろにされてきた。
だから昔に比べてほとんどアメリカ人と区別できないほどになったわけだ。
1960年代には数学者の岡潔博士がそのことの危険性をずっと警鐘を鳴らし続けたが、いまや岡の危惧は実現してしまった。
それでもまだほんの僅かだが日本らしさは残る。
ここを取り戻すような教育体制・社会体制に戻すのが今の日本にとっていちばん大事なことだと思うのだ。
要するに、前回のメモで見るような白人社会とは全く違う哲学の世界を作り上げることに日本は挑戦すべきだということである。
はたして日本は俺が思う方向に動くだろうか?
これまでの経験ではいつも俺が思う方向へは一度も動いたことはなかった。
だから、この問題も俺の信じる方向とは正反対の方向に動くのではないかと予想する。
いやはや、世も末ですナ!

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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