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子供に対する大人の「教育」のいい加減さ

引用したツィートは、まあ、大人は自分の視点からしか物事(ここでは子供)を見ない、という事例である。
最近読み終えたバートランド・ラッセルの本(「怠惰への賛歌」という随筆集で、本の題名はお気に入りだが、私には興味が無く当然理解困難な話もあるし、おそらく訳はかなり下手だと思う。たとえば、こんな文章「もっと自分自身を真面目に考えなければならない必要がある。」……これは「考えなければならない。」あるいは「考える必要がある。」が普通の日本語だろう。そのほかにも、三重否定の文末などがあって、読みにくい。翻訳は簡単な仕事ではない。外国語と日本語の両方に熟達していないとできない。たとえば、朱牟田夏雄など。中野好夫は名翻訳者だが、コンラッドの「闇の奥」の訳は自信が無いと正直に語っている。)の中に少し面白い話がある。いわゆる「愛の笞」の話である。色文字にして引用する。

誰でも、次のような子供の話を知っている。その父親が笞でなぐりながら、「お前、この笞は、お前をきずつけるよりも、私をきずつける方がひどいのだぞ」というと、子供はこれに答えて、「ではお父さん、私をなぐる代りに、私にお父さんをなぐらせてください」。

(以下引用)

中2のとき、仲のいいグループからフル無視されて教室に入れなくなった。職員室で、「それはイジメじゃない。ちょっと無視されたくらいで甘えてたら大人になって通用しないぞ」と言う先生に、「それ、自分の子供にも言えるんですか?」と会話に割って入ってきてくれた先生が、救世主にみえた。

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