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民主主義についてのトクヴィルの予言

ウィキペディア記事の一部だが、トクヴィルの見事な予言である。

民主政治は大衆の教養水準や生活水準に大きく左右される

これが人類の、あるいは民主主義の腐敗と衰退を防ぐ、最大のポイントだろう。
人民が主権者である以上、その知的水準で政治が根本的に定まるのは当然である。代議制民主主義において、馬鹿や悪党に権力を与えた(つまり人民の知的水準が最低な)国がどうなるか、日本の現状が見事に示している。もっとも、世界のほとんどの「民主主義国家」が似たり寄ったりではある。


(以下引用)赤字部分は夢人による強調。

思想・哲学[編集]


トクヴィルが19世紀初頭に当時新興の民主主義国家であったアメリカ合衆国を旅して著した『アメリカの民主政治(アメリカのデモクラシー)』(De la démocratie en Amérique)は近代民主主義思想の古典であり、今もなおアメリカの歴史及び民主主義の歴史を学ぶ際には欠かせない教科書の一つとなっている。日本では福澤諭吉が紹介している。


彼は著作の中で、当時のアメリカは近代社会の最先端を突き進んでいると見なし、新時代の先駆的役割を担うことになるであろうと考えた。だが同時に、その先には経済と世論の腐敗した混乱の時代が待ち受けているとも予言している。さらに民主政治とは「多数派(の世論)による専制政治」だと断じ[4]その多数派世論を構築するのは新聞、今で言うところのマスコミではないかと考えた。現代のメディアの台頭と民主主義政治との密接な関わり合いをいち早く予想していたのである。彼は大衆世論の腐敗・混乱に伴う社会の混乱を解決するには宗教者や学識者、長老政治家などいわゆる「知識人」の存在が重要であると考えており、民主政治は大衆の教養水準や生活水準に大きく左右されることを改めて述べている。

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