「陽光堂主人の読書日記」から記事全文転載。主眼は「櫻井ジャーナル」の引用だが、そちらは未読だったので、とりあえず、こっちを転載する。
朝鮮戦争が南北どちらから始めたのかは藪の中だが、少なくとも日本での「定説」のように北の侵入によるものとは断定できない、ということは多くの人が知っておいたほうがいいだろう。
(以下引用)
朝鮮戦争が南北どちらから始めたのかは藪の中だが、少なくとも日本での「定説」のように北の侵入によるものとは断定できない、ということは多くの人が知っておいたほうがいいだろう。
(以下引用)
朝鮮戦争を先に仕掛けたのは米韓
朝鮮戦争は1950年6月25日に始まり、3年後の1953年7月27日に休戦協定が成立しました。今年はそれから60年ということで、昨日は関係各国で式典が開かれました。
オバマ大統領もワシントン市内で開かれた式典で演説し、「戦争は引き分けではなく勝利だった」「(北朝鮮の)抑圧と貧困とは対照的に、韓国の5000万人は自由と繁栄の中で暮らしている」などと主張し、「これこそが勝利だ」と調子の良いことを言っています。
国連軍(実態は米軍)が介入しましたが、戦況は押され気味で、マッカーサーは原爆の使用を求めたほどです。何とか挽回して面子を保ったに過ぎません。
朝鮮戦争は北朝鮮がいきなり侵入して始まったとされていますが、実際には米韓が先に仕掛けています。いつものことですが、真相は捻じ曲げられているようです。
「櫻井ジャーナル」は昨日付の記事でこの問題を採り上げており、以下関係部分を引用します。(http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201307270000/)
…(前略)…
ところで、日本では、北からの攻撃で朝鮮戦争が始まったことになっている。おそらく「右」も「左」もそう信じている、あるいはそのように振る舞っている。が、日本以外では、単なる「公式見解」にすぎない。
1950年6月25日より前から38度線の付近では1日に何度も軍事衝突が起こっていて、緊張は極度に高まっていた。元特務機関員の中島辰次郎によると、「開戦」の数カ月前からアメリカ側の命令で秘密工作を始めている。北への帰順兵を装って内部に入り込み、将校を殺害するという工作を繰り返していたという。「開戦」の2日前から、韓国空軍は北側を空爆、地上軍は海州(ヘジュ)を占領している。
また、その当時、ダグラス・マッカーサーに同行して日本にいた歴史家のジョン・ガンサーによると、半島からマッカーサーに入った最初の電話連絡は「韓国軍が北を攻撃した」というものだった。
朝鮮戦争でもカーチス・ルメイが登場、大規模な空爆を実施している。日本で非武装の住民を焼き尽くす作戦を展開した軍人で、後にジョン・F・ケネディ大統領と衝突する人物だ。アメリカ軍の空爆でで朝鮮の78都市と数千の村が破壊され、ルメイ自身の話では、3年間に人口の20%にあたる人を殺したという。この記憶は今でも朝鮮国民の記憶に残っていることだろう。
…(後略)…
米国が関わっている戦争は押し並べてこうしたパターンで、実際には先に仕掛けています。真珠湾攻撃も奇襲ではなく、そのように仕向けられていたことは今やよく知られています。もちろん、日本側にも手引きする人たちがいました。内通者がいなければこうした謀略は成功しません。
米国という国は非常にたちが悪く、常に責任を相手にかぶせて善人のポーズを採ります。要するに偽善者なわけで、一体どうしてこんな悪い国が出来てしまったのか、よく研究する必要があります。
「休戦」協定締結60週年ということで、朝鮮戦争はまだ終わっておらず、いつ再開されるか分かりません。「北朝鮮によって半島が統一されることになっている」という謀略情報も流されていますが、日本のマスコミは米国経由で色付けされた情報しか流さないので、惑わされないようにしなければなりません。
オバマ大統領もワシントン市内で開かれた式典で演説し、「戦争は引き分けではなく勝利だった」「(北朝鮮の)抑圧と貧困とは対照的に、韓国の5000万人は自由と繁栄の中で暮らしている」などと主張し、「これこそが勝利だ」と調子の良いことを言っています。
国連軍(実態は米軍)が介入しましたが、戦況は押され気味で、マッカーサーは原爆の使用を求めたほどです。何とか挽回して面子を保ったに過ぎません。
朝鮮戦争は北朝鮮がいきなり侵入して始まったとされていますが、実際には米韓が先に仕掛けています。いつものことですが、真相は捻じ曲げられているようです。
「櫻井ジャーナル」は昨日付の記事でこの問題を採り上げており、以下関係部分を引用します。(http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201307270000/)
…(前略)…
ところで、日本では、北からの攻撃で朝鮮戦争が始まったことになっている。おそらく「右」も「左」もそう信じている、あるいはそのように振る舞っている。が、日本以外では、単なる「公式見解」にすぎない。
1950年6月25日より前から38度線の付近では1日に何度も軍事衝突が起こっていて、緊張は極度に高まっていた。元特務機関員の中島辰次郎によると、「開戦」の数カ月前からアメリカ側の命令で秘密工作を始めている。北への帰順兵を装って内部に入り込み、将校を殺害するという工作を繰り返していたという。「開戦」の2日前から、韓国空軍は北側を空爆、地上軍は海州(ヘジュ)を占領している。
また、その当時、ダグラス・マッカーサーに同行して日本にいた歴史家のジョン・ガンサーによると、半島からマッカーサーに入った最初の電話連絡は「韓国軍が北を攻撃した」というものだった。
朝鮮戦争でもカーチス・ルメイが登場、大規模な空爆を実施している。日本で非武装の住民を焼き尽くす作戦を展開した軍人で、後にジョン・F・ケネディ大統領と衝突する人物だ。アメリカ軍の空爆でで朝鮮の78都市と数千の村が破壊され、ルメイ自身の話では、3年間に人口の20%にあたる人を殺したという。この記憶は今でも朝鮮国民の記憶に残っていることだろう。
…(後略)…
米国が関わっている戦争は押し並べてこうしたパターンで、実際には先に仕掛けています。真珠湾攻撃も奇襲ではなく、そのように仕向けられていたことは今やよく知られています。もちろん、日本側にも手引きする人たちがいました。内通者がいなければこうした謀略は成功しません。
米国という国は非常にたちが悪く、常に責任を相手にかぶせて善人のポーズを採ります。要するに偽善者なわけで、一体どうしてこんな悪い国が出来てしまったのか、よく研究する必要があります。
「休戦」協定締結60週年ということで、朝鮮戦争はまだ終わっておらず、いつ再開されるか分かりません。「北朝鮮によって半島が統一されることになっている」という謀略情報も流されていますが、日本のマスコミは米国経由で色付けされた情報しか流さないので、惑わされないようにしなければなりません。
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