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「新コロ時代における人間関係の変化(コミュニケーションゼロ世界)」

この2年の間の社会的様相の変化は、人類史上初めてと言っていいほどの「コミュニケーションゼロ世界」になったと言えるのではないか。もちろん「ゼロ」は言い過ぎだが、ゼロに近いくらいに他者とのコミュニケーションが減ったように思う。これは個人的な話ではなく、たとえば冠婚葬祭や学校行事や何かの集まりというのが極度に制限され、その結果、家族以外の他人との接触機会がほとんど無くなったことを言っているのである。もちろん、買い物など、必要最低限度の接触はあるが、それだけだ。で、その結果、「あれ、結婚式や葬式なんか、無くてもいいんじゃね?」と思う人はかなり増大したと思う。実は私は前からそういう主義だったのだが、いざそうなると、それで本当にいいのか、と気がかりになるわけだ。
つまり、個人の完全なアトム(原子)化に、世界はどんどん近づいていて、他者との接触はビジネス、あるいは病院など、必要最低限度のものにどんどん縮小されているわけだが、これは人類にとって幸福か、と言えば、そうだ、と言う人は少ないだろう。いや、私自身はもとから人付き合いが苦手な人間だから、今の世の中は実に居心地がいいが、世界の大多数の人間には、これは不幸だろう。そもそも、他人との関わりが無ければ恋愛も結婚も無いわけで、少子化どころか人類滅亡につながりかねない。
「311」の時には「絆」「絆」と騒いでいた人々は、今の「隔離政策」になぜ文句を言わないのか。
視点を変えれば、人類(あるいは国民)のアトム化は、支配者には非常に都合がいいわけで、何より「集団的行動」が不可能だから、政府に反抗することはできない。つまり、政府という「唯一神」の下で、国民はすべて平等という、一神教的世界である。その神に反抗する不信仰者は放っておいても周囲がリンチにかけるし、いつでも「宗教裁判」で始末できるわけだ。
まあ、「新コロ詐欺」の本質は、そう見ると、実にユダヤ・キリスト教的だなあ、と思う。





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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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