先ほど、気まぐれで「徽宗皇帝のブログ」の初期の記事を見ていたら、下の記事を見つけた。なかなか面白いし、今でも事情は変わっていないだろうから、今日的な意味でも再掲載する意義はあるかと思う。
あまり人が読まない本を、古本屋で買ったりすると、こういう有益な情報が得られることもある。テリー伊藤なんて、今では保守陣営の御用コメンターをしているが、こういう貴重な仕事をしたこともあるのである。
(以下引用)赤字部分は今回、私が色をつけたもの。
あまり人が読まない本を、古本屋で買ったりすると、こういう有益な情報が得られることもある。テリー伊藤なんて、今では保守陣営の御用コメンターをしているが、こういう貴重な仕事をしたこともあるのである。
(以下引用)赤字部分は今回、私が色をつけたもの。
メモ日記トゥディ「大蔵省極秘情報」 10.3.27
政治に興味のある読者へのサービスとして、テリー伊藤の『大蔵省極秘情報』からの抜書き。
*テリー伊藤は、最近はあまり評判が良くないが、かつては『お笑い大蔵省極秘情報』や『お笑い外務省機密情報』などで、官僚の実態を赤裸々に炙り出した功績のある人間である。それらは官僚の実態や政治の実態を教える貴重な資料として、故宮本政於の幾つかの本とともに、日本人全体の必読書と言うべきだろう。そして、こうした本は時々目を通して、記憶を新たにするのが良い。というのは、我々は日々の情報の洪水のために、真に有益な情報を忘れてしまうからである。ついでながら、日本の政治的実体を暴露する仕事をした人間は不審な死に方をすることが多いようだが、彼がいまだに無事にテレビに出ていられるのはめでたいことである。
*引用文中の「大蔵」とは匿名の大蔵官僚のことである。
大蔵「これははっきり言わせてもらうけれども、大蔵官僚ほど裏金を作らない人間はいないんですよ。残業代をまともにもらえない官僚はめちゃくちゃ裏金を作る。外務省も防衛庁も全部そうです。大蔵省の役人はほとんど作らない。作り方を知らない。(中略)ところが防衛庁プロパーの幹部というものは豪邸が建つ、裏金づくりを知ってるから。」
テリー「防衛庁は何か裏金作れそうだね。」
大蔵「もちろん作れますよ。防衛産業、つまり軍需産業がバックにいるんだから。(中略)今の防衛産業は、例えば三菱重工というのはどれくらい利益を得ているか。(中略)FSXというのは日本がこのあいだ作った新しい支援戦闘機、正式名称はF2になりましたけど、1機140億円で三菱重工製。ところが、あれに似たような性能の米軍機F16は1機20億円。7倍ですよ。三菱重工はボロもうけ。だから防衛産業は防衛庁に裏金をいくら渡したって全然屁でもないわけ。1機140億円ですよ。10機で1400億円。」
テリー「……。」
大蔵「1機140億円というのはどういうお金かというと、例えば老人ホームでいったら、高級なのが50ぐらいは軽くできる。幼稚園だって100以上できる。それが1機売るだけで入ってくるんだから、むちゃくちゃうまみがあるわけです。だから防衛官僚というのはいくらでも金がもらえるわけ。しかも国民が一切知らない。なぜ知らないか。はっきりいわせてもらうけど、国民がアホだからです。」
*途中を省略しても長くなってしまうのでこれくらいにするが、日本の政治がアメリカからの指示で動いていることを匂わせる発言など、ここよりも面白い部分は沢山ある。まだ本屋に出ているなら、買っておくべき本である。
*普天間の米軍基地移設問題が迷走しているのも、早い段階で一部の人間がすでに名護の移設予定地を購入してしまったからだろう、というのは誰でも想像できることである。政治の中心は常に金の取り合いの問題だ、というのはすべての人が常識とするべきことだろう。最初から国民の洗脳が目的の新聞やテレビなどから事実をつかもうとするのは馬鹿げた行為である。もっとも、そういう批判の目で見れば、報道の裏の真実が浮かび上がってくることもあるが。
*テリー伊藤は、最近はあまり評判が良くないが、かつては『お笑い大蔵省極秘情報』や『お笑い外務省機密情報』などで、官僚の実態を赤裸々に炙り出した功績のある人間である。それらは官僚の実態や政治の実態を教える貴重な資料として、故宮本政於の幾つかの本とともに、日本人全体の必読書と言うべきだろう。そして、こうした本は時々目を通して、記憶を新たにするのが良い。というのは、我々は日々の情報の洪水のために、真に有益な情報を忘れてしまうからである。ついでながら、日本の政治的実体を暴露する仕事をした人間は不審な死に方をすることが多いようだが、彼がいまだに無事にテレビに出ていられるのはめでたいことである。
*引用文中の「大蔵」とは匿名の大蔵官僚のことである。
大蔵「これははっきり言わせてもらうけれども、大蔵官僚ほど裏金を作らない人間はいないんですよ。残業代をまともにもらえない官僚はめちゃくちゃ裏金を作る。外務省も防衛庁も全部そうです。大蔵省の役人はほとんど作らない。作り方を知らない。(中略)ところが防衛庁プロパーの幹部というものは豪邸が建つ、裏金づくりを知ってるから。」
テリー「防衛庁は何か裏金作れそうだね。」
大蔵「もちろん作れますよ。防衛産業、つまり軍需産業がバックにいるんだから。(中略)今の防衛産業は、例えば三菱重工というのはどれくらい利益を得ているか。(中略)FSXというのは日本がこのあいだ作った新しい支援戦闘機、正式名称はF2になりましたけど、1機140億円で三菱重工製。ところが、あれに似たような性能の米軍機F16は1機20億円。7倍ですよ。三菱重工はボロもうけ。だから防衛産業は防衛庁に裏金をいくら渡したって全然屁でもないわけ。1機140億円ですよ。10機で1400億円。」
テリー「……。」
大蔵「1機140億円というのはどういうお金かというと、例えば老人ホームでいったら、高級なのが50ぐらいは軽くできる。幼稚園だって100以上できる。それが1機売るだけで入ってくるんだから、むちゃくちゃうまみがあるわけです。だから防衛官僚というのはいくらでも金がもらえるわけ。しかも国民が一切知らない。なぜ知らないか。はっきりいわせてもらうけど、国民がアホだからです。」
*途中を省略しても長くなってしまうのでこれくらいにするが、日本の政治がアメリカからの指示で動いていることを匂わせる発言など、ここよりも面白い部分は沢山ある。まだ本屋に出ているなら、買っておくべき本である。
*普天間の米軍基地移設問題が迷走しているのも、早い段階で一部の人間がすでに名護の移設予定地を購入してしまったからだろう、というのは誰でも想像できることである。政治の中心は常に金の取り合いの問題だ、というのはすべての人が常識とするべきことだろう。最初から国民の洗脳が目的の新聞やテレビなどから事実をつかもうとするのは馬鹿げた行為である。もっとも、そういう批判の目で見れば、報道の裏の真実が浮かび上がってくることもあるが。
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