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蜜の味 #5



ヘレン:ああ、頭を動かすたびに目玉が痛むわ。あたしたちは5分だけでも穏やかにしていられないのかねえ。
ジョー:私、コーヒーでも淹れるわ。
ヘレン:好きにしなさい。あたしはくたくただよ。ベッド以外に用はないね。
ジョー:台所はどこ?
ヘレン:どこだって? その辺さ。ベッドに行く前に病気が悪くなりそうだ。It's the only redeeming feature in this entire lodging house. I've got it in my throat now too. I hope you're going to make full use of it.
ジョー:ここにガスストーブがあるわ。
ヘレン:「それ」が私の喉をおかしくするんだ……。ガスストーブだって? もちろんあるはずさ。
ジョー:少し古い物だわ。どんなにして火をつけるのかしら。
ヘレン:どんなって、マッチでつけるに決まってるだろ。頭でもおかしくなったのかい。
ジョー:知ってるわよ。でも、どのノブを回すんだろ。
ヘレン:全部回してみりゃあいいんだよ。そのうち正しいやつにぶつかるさ。……あの子は自分では何一つできやしない。……一人の時はガスを使うんじゃないよ。Every time I comb my hair it goes right through me. I think it's more than a cold, you know--more likely it's 'flu!  見つかったかい?
(大きな爆発音)
ジョー:ええ。

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蜜の味 #4


ジョー:その椅子を取ってくれる、ヘレン? 私のスカーフを電球の周りに巻いてみる。(ジョーは椅子を受け取り、その上に立って自分のスカーフを電球に巻きつけ、そのために火傷をする。)
ヘレン:wouldn't she get on your nerves? Just when I was going to take the weight off my feet for five minutes. Oh! my poor nose.
ジョー:くそっ、火傷したわ。
ヘレン:どうしてそのままほっとかないんだね。ああ、降りてきた。明日、適当なシェードを私が買ってくるから。まるで水道の蛇口みたいに鼻汁が出るよ。これで今日三枚目のハンカチだ。
ジョー:明日? そんなに長くここにいるつもり? 屋根から雨漏りしてるじゃない。
ヘレン:そうかい? いや、そうじゃないよ。ただの結露だよ。
ジョー:あなたがこの家を見たのは雨降りの時だったの?
ヘレン:少しごたついている時だったからね。
ジョー:あなたはいつも物事をせっかちに決めるのよ。何も考えない。
ヘレン:そうさ。いつも、ほかに見つけなきゃあならないものがあるからね。
ジョー:でも、何を探すと言うの? 見つかるのはいつも同じような場所じゃない。
 


(訳注) ヘレンの台詞で、意味がつかめない部分があるので、その部分はそのまま英文にしておく。英語の達者な人なら読めるだろう。

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蜜の味 #3


ヘレン:なら、やってみたら! (火の気を探して部屋をうろつく。) 「どこに?」だってさ。あの子はそれにぶつかって転ぶまでは何一つ見ようともしない。さて、どこにあったかねえ。どこかで見たはずなんだが。……1シリングでガスの出る奴。家主の女が家具なんかの説明の時に言っていたっけ。ま、そのうち出てくるさ。気分は良くなったかい?
ジョー:私、この臭い嫌い。
ヘレン:臭いなんて嗅がなくていい。それは飲むもんだよ! いい慰めさ。
ジョー:何の慰めが必要なの?
ヘレン:人生さ! さあ、私に寄越しな。お前がもう飲んだならね。後で安全なところに置いておかなくちゃ。(飲む。)
ジョー:前より、飲む量が増えているよ。
ヘレン:ああ、これはいい目が出るまでの暇つぶしのひとつさ。いい目が出るのはいつもたっぷり飲んでいた時だったんだ。おお、神様! なんだか誰かからひどい風邪を移されたみたいだ。きれいなハンカチを持っているかい、ジョー? 私のは一日中鼻をかんでグチャグチャだからね。
ジョー:これを使って。ほぼ、きれいよ。あの電燈、ひどくない? 私、笠の無い裸電球を見るのが大嫌い。あんな風に天井からぶら下がっている奴。
ヘレン:なら、見なきゃいいだろ。


(訳者注)この戯曲を訳していて感じるのは、作者の「象徴的なセリフ」の巧みさだ。まだほんの一部しか読んでいないが、最初に載せた映画のあらすじから推測すると、この場面でのセリフの一言一言に、キャラクターの性格や、この後の成り行きが暗示されているように見える。

「あの子は、それにぶつかって転ぶまでは何一つ見ようともしない」

「なら、見なきゃいいだろ」

これは、この母子の刹那的な生き方を見事に暗示しているのではないだろうか。観客は、これが単に暖房設備や電燈のことを指しているとしか思わないが、物語の進展とともに、これらの暗示がじわじわとボディブローのように効いてくると思う。また、裸電球を見るのが嫌い、というジョーのセリフには、若者らしい美意識と、若者特有の非寛容性が見事に表現されているとも思う。逆に、「酒は飲めればいい。臭いなどどうでもいい」には、生活の泥にまみれて生きてきた大人のしぶとさやしたたかさ、それに美意識の無さがある。要するに、パレットに出す前の絵の具と、パレットでぐちゃぐちゃに混ぜられ、何の色かも分からなくなった汚い絵の具である。
作者がこれらのセリフを計算して書いたのなら、年齢から言って恐るべき天才だと思うが、おそらく本能的に書いたものだろう。その後に作者が作家や戯曲家として大成したという話は聞いていない。

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蜜の味 #2


ジョー:また一つのベッドで二人が寝ることになるのね。
ヘレン:もちろんだよ。あたしはあんたと離れているのがいやだって知ってるだろ?
ジョー:私は自分の部屋が与えられるなら何だってやるわよ! 神様! 凍えそうだわ。
何か体を温めるものは無いの? ヘレン。
ヘレン:どこかにガス式の何かがあったはずだよ。
ジョー:どこに?
ヘレン:どこに、だって? あんたの目は何のためにあるんだい。あたしがあんたのために運んでこなくちゃあならないのかね。そこでブルブル震えているより、こいつでも一杯やったらどうだい。
ジョー:私がそれ嫌いなの知ってるでしょ。
ヘレン:やったことあるのかね。
ジョー:ないわ。

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蜜の味 #1

第一幕

情景1


舞台は、マンチェスターの居心地の悪いフラット(安アパート)。外に街路が見え、ジャズが流れる。ヘレンが入ってくる。半娼婦。その娘ジョー。二人は引っ越しの荷物を持っている。

ヘレン:さて、ここが新居よ。
ジョー:そして、私はここが嫌い。
ヘレン:部屋を探す時にはあんたの気持ちなんかより大事なものがあるの。……家賃よ。
ここ以外に借りられる場所は無いの。
ジョー:この古い廃墟よりマシな場所もあったと思うわ。
ヘレン:自分で稼ぐようになってからたっぷり自分で苦しみなさい。
ジョー:ここに満足するのはすぐには無理ね。寒いし、それに私の靴は水がしみ込んでいるの。
……なんて場所だろう。……おまけに、母親が体を売ることで生活するなんて。
ヘレン:警察なら大丈夫よ。注意するから。何にせよ、ここのどこが不満なの? 確かにあちこち壊れているし、暖房は無いわ。でも、ガス工場の眺めはいいし、共用のバスルームもあるし、壁紙は今風だわ。それ以上に何が必要なの? いずれにせよ、あたしたちにはここで十分よ。メガネを頂戴。
ジョー:どこにあるの?
ヘレン:あたしは知らないよ。
ジョー:あなたが荷造りしたのよ。(小声で)メガネを無くしたなら、頭も一緒に無くしたんでしょ。
ヘレン:ここにあったわ。自分のバッグにしっかり入れてあった。ボトルを頂戴。そのカバンの中よ。
ジョー:なんで私があなたの言うとおりにばかりしないといけないんだろう。(カバンからウィスキーのボトルを取り出す。)
ヘレン:子供は親にたくさん借りがあるからさ。
ジョー:私は一つも借りは無いわ。
ヘレン:あんたは親を少しも尊敬しないんだね。
ジョー:飲むことしか頭に無い親をどう尊敬しろと言うの? 吐き気がするわ。
ヘレン:ほかの家の子は日々のパンを神に祈るのだよ。私は……
ジョー:ここは寝室なの?
ヘレン:そうだよ。……私が祈るのはあんたの健康さ。




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蜜の味:前置き

Shelagh Delaneyの「  A Taste of Honey」を、この春に英国に旅行した時の自分への土産に買ってきたのだが、それを少しずつ訳してみようかと思う。既に訳されたものもあるかもしれないが、あまり見かける作品ではないし、ポップスとしてのヒット曲「蜜の味」(ビートルズもカバーしている。)しか知らず、これが舞台劇や映画だったことを知らない若い人も多いだろう。
日本全体の若者の貧困化が進む今の日本でこそ、この戯曲は訳す意味があるかもしれない。
まあ、例によって途中で投げ出す可能性もあるが、なかなかエッジの利いたセリフの多い、面白い戯曲だと思う。もっとも、第一幕の途中までしか読んでいないのだが。
作者のシーラ・ディレイニーはこの作品をわずか18歳で書いたという。

先に、どういう内容のものか、いいまとめがあるので転載しておく。これは映画のほうの解説。私は映画も舞台も見たことはない。トニー・リチャードソンの映画は「トム・ジョーンズの華麗な冒険」を見たことがあるが、これはなかなか面白かった。



(以下引用)


「蜜の味」・・古きよき英国映画にみられる労働者階級の「怒り」と「共感」

2008年06月19日 23時09分38秒 | 海外の映画(な~わ行)

英国のフリーシネマ運動を推進し、「トム・ジョーンズの華麗な冒険」、「ホテル・ニューハンプシャー」、「ブルースカイ」などの野心的傑作を放ち続けた鬼才トニー・リチャードソン監督の代表作の1つです。

1960年に上演されたブロードウェイ・ミュージカルを映画化したもので、第15回カンヌ国際映画祭で男優賞と女優賞をダブルで制覇しました。
2人の出演者、マーレイ・メルヴィンとリタ・トゥシンハムの迫真の演技が見もの。

            ←主演の2人

実際に貧しい人々が暮らす地区でロケを敢行するなど、英国の労働者階級の現実をありのままに見つめた、リチャードソン監督の姿勢も多大な賞賛を浴びた作品です。


【あらすじ】
ロンドンで貧しい人々が暮らす一角。そこで暮らす恋多き母親ヘレン(ドラ・ブライアン)と高校生の娘ジョー(リタ・トゥシンハム)だが、ヘレンは年下の交際相手に夢中になり、ジョーを捨てて家出した後、再婚してしまう。
ジョーは知り合ったアフリカ系男性ジミー(ポール・ダンクワ)と別れた後、自分が彼の子供を妊娠したと知る。やがてジョーは同性愛者の優しい青年ジェフリー(マーレイ・メルヴィン)と同居するようになり、やっと幸福をつかんだと感じるのだが、そこにヘレンが戻ってきて…。


原作者のシーラ・ディレイニーは発表当初、まだ18歳。彼女は中学卒業後に様々な職業を転々とし、ある舞台を観て「これなら自分にも書ける」と思いたち、たった2週間でこの原作を書き上げたのだそうです。

イギリス映画と言えば殊に王室や歴史映画が一般的イメージだと思います。
しかしその一方で、イギリス(大英帝国)は21世紀になった現在でも徹底した階級社会の国。
国民の殆どが中流意識を持つ日本人には理解しがたいでしょうが、18世紀後半の産業革命が急ピッチで進み、新興ブルジョワジーとプロレタリアートとの間の階級格差が一気に拡大した結果、その溝は今も大きく深く横たわっています。

貴族を含めた上流階級は全人口のわずか0,2%にすぎず、あとは中流階級と労働者階級に大別され、両者の壁は今なお厚い──そんな労働者階級のマイノリティな生活を“共感”をこめて描いているのが、この「蜜の味」。


この戯曲は日本でもよく上演されるようですね。
主人公ジョーを演じたリタ・トゥシンハムは、彼女以上の適役はなかなかいないだろうな~と思わせるくらい、ひねくれてトゲトゲしい、そして夢見がちな思春期の少女を、存在そのもので見事に表現していました。

《※以下、ネタバレ注意》

主人公ジョーは学校では変人あつかいされ、母親ヘレンの恋人ピーターとも折り合いが付きません。
そんなジョーが心を許したのはマンチェスターへ寄港した船の黒人水夫ジミー。
まだ母親ばなれしていないジョーは、ヘレンのデートに付いていき、楽しそうな熟年カップル?(ヘレン=40才、ピーター=32才)を睨みながら悪態をついてばかり。
しまいには「俺か娘かどっちかを選べ!」と怒鳴るピーターに、ヘレンも仕方なく娘を家に送り返してしまいます。

        ←ピーターに反抗するジョー

どうしようもない寂しさのあまり、ジョーはジミーに「経験が欲しい」と言って、SEXに至るのですが、彼の乗った船はやがて港を去ってしまう…。
ヘレンはいったん家へ戻るものの、結婚するのよ~!と舞い上がって、娘の心の揺れなんか気づこうともしません。
初体験のことを聞く娘に向かってろくなことを言わない母親。嘘か本当なのか、ジョーの父親は変人だったとか、本当にこの女は“悪意がないのに人を傷つける”典型的なタイプだと思いました。

      ←ラブラブなヘレンとピーター

やがて新婚旅行へいそいそと出かける母親。どうしてカゴの小鳥も一緒に連れていってしまうんでしょう。もう帰らないって合図?
ジョーはジョーで、別に帰らなくても平気。かえって清々する、みたいな態度で、自分を捨てる母親が恋人とハネムーンへ出かけるのを毅然として見送ります。
まさかと思ったら本当に悪びれもせず、子捨てを実行するとは…(ボーゼン)

一人ぼっちになったジョーは靴屋の売り子として働き始めます。新しい住処(とてもアパートとは称せないボロい部屋)を借りて心機一転。
そして店で知り合った同性愛者である青年ジェフリーと友達になります。
彼は非常に繊細で、面倒見がいい青年。家賃の代わりと言って、大ざっぱなジョーの世話をあれこれと焼きます。
共同生活を始めたジョーとジェフリーはとってもいい感じ。兄妹のような、夫婦のような不思議な関係です。

       ←仲のいいジョーとジェフリー

そんな共同生活の中、ジョーは自分がジミーの子供を宿してしていることに気付きます。ジェフリーは一緒に子供を育てようと提案し、結婚まで申し出てくれます。
ジョーは不安のあまり、情緒不安定。

「ほんの少しの愛と欲望で、望まれない赤ん坊が生まれる」

と言って、自分の出生と重ね合わせ、自分に宿った命を疎みます。おまけに赤ん坊は黒人水夫との子。もし肌の色が黒かったら…?
そんなジョーの不安をなんとか和らげようと、どこまでも心優しいジェフリー。
料理や掃除だけかと思ったら、なんと産着まで作ろうと、テーブルに型紙を並べているではありませんか!(産婦人科で練習用の人形まで借りてくるし)

も~、こんないい人は今後絶対現れないから結婚しちゃえば?!と私は心の中で思って、やきもきしていたのですが、ジェフリーはジョーの母親のダメダメっぷりを知らないもんだから、娘の妊娠を善意で告げに行ってしまうのです。

その頃、ヘレンとピーターの間には、もう冷たいみぞが出来ていました。おまけに、ジェフリーを見た途端に露骨な偏見の態度を示す老カップル…。
やがて間もなく、愛情に敗れたヘレンはジョーの部屋へ帰って来てしまいました。

どんなに嫌な女だろうが、やはりジョーには妊娠経験のある母親が必要だと考えるジェフリー。ヘレンはジョフリーをジョーの傍から引き離すと、不潔なもののように部屋から追い出してしまいます。
置き手紙を見て、ジェフリーが去ったことにようやく気づいたジョー。

「私ってなんてバカなんだろう…」

慌ててジョーは表に出て当たりを見回すものの、もうジェフリーの姿はありません。
(本当はすぐ近くでジョーの姿を見守ってたんだけど…)

      ←ジェフリーを失ったジョー

ジョーとヘレン母子の、砂のようにざらざらした生活が再び始まりました。
ジョーにとって母のいなかった短い間の夢のような幸福は、蜜のようにはかない甘さでしかなかったのです。もうすべてが遠い遠い想い出になってしまった…。


ストーリーだけ読むと、なんだか悲しい内容です。この時代に得体の知れない黒人の子供を宿すこと自体、映画としても、さぞ過激だったことでしょう。
けれどジョー役のリタ・トゥシンハムの醒めた子供の目と体から醸し出されるオーラや、トニー・リチャードソン監督の目線と洒落た音楽で、映画は思春期独特の切なさや悩みを優しく包み込んでいました。


少女の破滅を描いているとも取れる作品ですが、この映画のラストを悲劇的にとらえることはないんじゃないかな。
映画は社会の片隅で困難を乗り越えて生きるヒロインを示唆しているように感じました。ジョーは母親と同じ運命をたどってしまうのでしょうか。
ヘレンはだらしのない、モラルの欠けた母親の象徴…?

若い恋人にあっさり捨てられても、恥ずかしがるどころか、図々しい態度のヘレン。
彼女
は多感な娘に何度罵られても、自分の欲望は決して忘れない女でした。
彼女は人生を、というか「女」を決して捨てないんだ…そんなヘレンに嫌気がさしながらも、ある種の逞しさを感じてしまいました。
このぐらいの図太さなら、娘が肌の色の違う赤ん坊を産んでも、世間体なんか気にせずに受け入れられるのかもしれません。

ヒロインはどちらかというと容姿が少し残念(?)なんだけれど、エキセントリックな演技が実にウマかったです。
無邪気で残酷な、あの年齢特有のイヤ~な感じがよく出ています。
台詞や仕草が儚いようで力強い、なんとも不思議な雰囲気で、本当にいい女優さんだな~と思いました。

             ←ジョーとヘレン母娘

白黒映像で描かれる下町は、本当に汚くて画一的。社会の冷酷な現実を血も涙もなく描いた映画で、ちょっとケン・ローチを思い出したりしましたが、やはり彼ら一人一人に共感出来る何かがありましたよ。

ちなみに「蜜の味」は、1960年代前半に流行したポピュラー楽曲としても有名で、作者はボビー・スコットとリック・マーロウで、前者が曲、後者が詞を担当しています。
この映画の台詞も歌詞にふんだんに使用されているのだとか…。
今度機会があったら、ぜひ聞いてみたいものです


●1961/イギリス
●監督・脚本:トニー・リチャードソン
●原作・共同脚本:シーラ・ディレイニー
●キャスト:リタ・トゥシンハム、マーレイ・メルヴィン、ロバート・スティーヴンス、ドラ・ブライアン、ポール・ダンクワ
●受賞:カンヌ国際映画祭<集団演技賞受賞;リタ・トゥシンハム、マーレイ・メルヴィン>、英国アカデミー賞<作品賞(国内)受賞、女優賞(国内)受賞;ドラ・ブライアン、脚本賞受賞;トニー・リチャードソン、シーラ・ディレイニー、新人賞受賞;リタ・トゥシンハム、マーレイ・メルヴィン>


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趣味:
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自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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