特に韓国の話ではなく、一般論として、教育問題や子供の暴力問題、あるいは暴力論として面白い思考素材だと思うので、載せておく。要するに、自分の力で暴力に対応できない人間を暴力の危険性のある場に居させるのは妥当か、という話である。教育の場というのは、暴力と直接に対峙する場でもある。
この事件とは逆に、子供が教師の理不尽な行為に対して、言語構築能力が無いために我慢させられる場合も多いだろう。教育現場とは、ある意味では暴力と暴力の緊張した現場でもある。もちろん、すべての組織がそうであり、上への絶対服従の代表である軍隊ですら、先日、気に食わない相手(上官)を射殺する事件があったばかりだ。
(以下引用)
韓国の女性教師、小6男児に殴られ踏みつけられ、全治3週間+PTSD…近く刑事告訴+損害賠償請求
配信
【07月24日 KOREA WAVE】ソウルの小学校で6年生を担任する女性教師が先月、男子児童に何度も殴られるなどの暴行を受け、全治3週間の大けがをした。他の生徒たちが見ている前で起きた。これを知った教師1800人余りが「深刻な教権侵害」だとして嘆願書を作成する事態となっている。韓国SBSテレビが18日報じた。 この児童は怒りを自分で制御できないなどの問題を抱え、1日1時間ずつ特殊クラスの授業を受けていた。3月にも同じ教師に暴力を振るったことがあり、教師側は精神科で治療を受けていた。 今回の暴行は、児童が「相談授業の代わりに体育授業に参加したい」と言い出したため、教師が決まり通り相談授業を受けるよう説得する中で起きた。 教師によると、児童は悪口雑言を浴びせながら教科書を投げたため「なぜ悪口を言うのか」としかったところ、児童が「じゃあ殴ってあげようか?」と言った。教師が「たたいたら告訴する」と警告すると、激しい暴行が始まったという。 教師によると、20~30回、休まず殴られ、つまずいて床に転んだところを足で踏まれたという。同僚教師によると、教室には子どもたちが何人かおり、泣き出す女の子もいた。鏡が割れているのも見えたという。 教師は全治3週間のけがのほか、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受け、その後は出勤できていない。 児童の関係者はSBSの電話取材に「うつ病で薬を飲んでおり、学校には気を使ってほしいと頼んでいた。先生がその子を差別し、しかったから起きたことだ」と主張している。 教師側は近く児童を刑事告訴し、両親を相手取り民事訴訟を起こすことにしている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
PR