女子中学生による渋谷母娘刺傷事件と、そのニュースコメント(ヤフーコメント)のひとつである。
犯人の女子中学生は「人を殺したい」という発言の前に「死刑になりたい」という発言もあったと記憶する。どちらも同じことで、「この世界(社会)への絶望」の言葉だろう。そして、それに近い気持ちを持っている子供は無数にいると思う。これは今の日本の教育制度と社会全体のシステム(学歴社会)というのが根本的に間違っている証左だろう。
偏差値50以下の子供を全員切り捨てて、その絶望の上に成り立つ社会というのは正常か、ということだ。彼らも、肉体労働蔑視の社会風潮が無ければ第一次産業や接客業に従事して幸福な人生が送れると思う私のほうが差別思想なのか?
そもそも「エリート」の大半は親の地盤とカバン(カネ)でその地位に就いているだけではないか。電通社員は上級国民の子弟しか採用しないというのは良く知られている。そのエリートの多くが汚い行為をして社会的事件になっているのは毎日のように目撃しているではないか。多くの人間の屍の上に、その屍を養分として豪華な暮らしをしている連中のどこが偉いのか。
(以下引用)
「塾もう頑張れない」中3少女は新宿駅で降りた…以前から「人を殺したい願望」
東京都渋谷区の路上で母娘2人が刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された埼玉県戸田市の中学3年の女子生徒(15)が警視庁の調べに「塾に行きたくなかった。当日はもう頑張れないと思い、電車に乗った」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。押収された包丁とナイフについては「以前から人を殺したい願望があり、リュックの中に入れていた」と説明しているという。
女子生徒は渋谷区円山町の路上で20日夜、杉並区のパート従業員女性(53)とその娘(19)の背中などを包丁で刺して重傷を負わせたとして、22日に殺人未遂容疑で送検された。
捜査関係者によると、女子生徒は20日昼過ぎ、自宅を自転車で出ていったん戸田市内の塾に向かったが、「もう頑張れない」と考え、さいたま市のJR武蔵浦和駅へ。同駅で埼京線に乗り、新宿駅で降りた。
その後、人通りの少ない場所で人を刺そうと探し歩き、現場にたどりついたという。逮捕後の調べに「自分のイメージに一致した路地だった。時間も遅いので、今やるしかないと思った」と話している。

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