まあ、「捜査関係者への取材」だから、私は信用していないのだが、「複数回に分けて（ガソリン携行缶や着火剤を）購入」というのは、同じホームセンターで同じ日のうちならあまり意味がないだろうし、京都に数日滞在していたのなら、その間の動き（どこに宿泊したか、どういう交通機関を使ったのか、誰と接触したかなど）がもっといろいろ分かりそうなものである。
生活保護を受けていたという話もあるが、生活保護を申請するのも受理されるのも大変な難関であることはよく知られている。としたら、なぜ、こういう「健常者」（犯罪の前なら、健康体の健常者そのものだろう。）が生活保護を受けることができたのか、その受理のいきさつも知りたい。
まあ、容疑者の意識も回復していないというが、私は、麻原彰晃の場合と同じで、麻薬を投与されているのではないかと疑っている。（被疑者確保の時の写真では、あまり大火傷には見えなかったというのは、前に書いた。そもそも、Tシャツはまったく燃えていない。つまり、一番大事な胴体への火傷が重傷である可能性は低いというか、ゼロに近いだろう。まあ、咽喉内部というか気道の火傷が一番の問題だろうか。しかし、走って現場からあれだけ逃げられたのだから、生命活動維持が困難な大火傷だとは思えない。）
一番の不審は、「重体だから」という、嘘か本当か分からない理由で容疑者が完全に世間から隠された状態にあることだ。
要するに、この事件の背後には、被疑者に証言されては困る大きな存在があるのではないか、と思っている。とは言っても、それは可能性のひとつにすぎないのは勿論だ。しかし、そういう可能性も想定の上で事件の真相解明に当たるべきだろう。


（以下引用）