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自然災害問題を根本から考える

某ツィートで見たが、筑後川の河況係数(最大流量/最小流量)は八千倍以上あるそうだ。つまり、大雨が降れば、最小流量の八千倍の水が流れるわけである。欧米の大半の河は最大でも三百倍くらいで、桁が違う。日本の河(上流と下流の高低差が大きい)には、ダムや堤防では対処できないものがある、ということだろう。
日本は山と海の間に僅かな平野部があり、人間が安全に住める土地はその僅かな部分だけのはずが、高度成長期(人口増加期でもあった。)に、山を崩し、海岸や河川近辺を埋め立て、河に堤防を作って、無理やりに住宅地や工業地を増やしてきた、そのツケが今出ている。もちろん、保水力の高い広葉樹を切って保水力の低い杉や檜などの建築材を植えてきたこと、その山を管理する人間も高齢化して保守作業が行き届かないことも自然災害の激化の原因であるだろう。
これからの日本の税金の使い道は、そうした国土保全が大きな部分となるべきである。上級国民や大企業や外資、ユダ金が懐に入れるために税金があるわけではない。

なお、自然災害と地球温暖化を結びつける意見を言う人間が必ず湧いてくるが、そのメカニズムをちゃんと言える人を私は見たことがないし、科学者でもその理屈をほとんど説明していない。それよりはむしろ空中に電磁波だか何だかを照射して雨雲を作り大雨や台風を人工的に作るという気象兵器のほうがまだ納得できる。


(夢人追記)「阿修羅」コメントのひとつだが、実に的を射ていると思う。


11. 2020年7月10日 08:31:33 : 1MJygYWFpM N2lHVE5zMlV4SkE=[71]  報告
日本の場合、2000年代から国内に蔓延る

効率が悪い
無駄


といった公共事業悪説と緊縮財政で手入れを怠った国策の結果。
主要都市や主要部分の改修のみで他は過去の財産(インフラ)で凌いでるのが現実。


地方交付税を減らして何もかも自己責任が今の日本の主流なので、
この先、人も家屋も地域も捨てられるだけ。


そもそも治水は戦国時代から各地の統治者が苦心しながら積み上げてきた事柄。
稲作伝来まで遡れば日本という国は治水と共に続いてきた歴史と言える。


昨今の水害は治水をサボってきた結果でしかない。


キャッシュバックが大きく天下り先になる旨いダム事業には予算は出せるが
見返りの小さい河川の拡幅や泥上げ、整備事業には予算が付かない。
政官民、三位一体の賜物です。




(以下引用)

建築エコノミスト森山高至
@mori_arch_econo
日本の国土は豊かな自然とも言われますが、峻嶮な山々に寒暖の差、急激な降水や台風、地震や火山の噴火といったように、遠い過去から、自然の猛威、脅威にさらされ続けています。 それらの危険な要因を辛抱強く取り除き、少しづつ低減させ続けた結果、今の日本の国土と我々の生活の安定があるのです。

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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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