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動画の情報(特に視覚的情報)の大半はムダ情報

これは私もいつも痛切に感じている。だいいち、動画で話される言葉の大半は私のような難聴者(これは若いころからそうである。)には半分くらいしか聞き取れないし、聞き取れても同音の言葉が複数あると判断に困る。考えている間に話は先に進んでいるから、動画全体の理解度は私の場合二割から三割程度だと思う。また、動画の中で真の情報部分である「言葉」の部分は動画全体の半分以下だと思うが、それも余計な視覚的情報で理解の邪魔をされている。他の人はいざ知らず、私の場合、誰かの言葉を聞いている時は相手の表情を読む余裕は無いし、逆に表情を読んでいる時は相手の言葉が聞き取れていない。
まあ、私の場合はやや特殊かもしれないが、人生の残り時間の少ない人間には動画は情報面からは非常にロスの多いメディアである。動画は映像に利点があるとしても、そもそも、最近のCGに慣れたら、どんな凄い映像を見てもさほど感心もしない。(ただし、一般大衆への「煽動的効果」「扇情効果」は映像のほうが強力だろう。だからテレビは政治的に利用される。)

余談だが、私は最近アマゾンのプライムビデオで昔の白黒映画をよく見るが、その頃の映画のほうが、脚本も画面構成も優れていたと感じている。過度の映像技術がかえって映画を劣化させたと思う。(カラー映画自体、過度の映像情報を与えていて、視聴者は画面の構図は見ずに漠然と全体を見るだけである。たとえば「第三の男」の大観覧車の場面や有名なラストシーンのような場面のある映画が最近あっただろうか。物や人間が飛んだり跳ねたり爆発したりする映画がやたらに多いように思える。)

ちなみに、ネットフリックスではたいていの映画やアニメに字幕がついており、私のように耳の解像度の悪い人間は大助かりしている。これはネットテレビの良さである。できれば邦画も、制作段階から字幕付きで制作してもらいたいものだ。まあ、今の邦画は見る気もないがwww



しのはら | 書く人
@shinoha_la
YouTubeが流行ってるのは分かるけど、活字派からすると「えっ、この情報量で15分…?」「欲しい情報に辿り着くために15分もこれを見てなきゃいけないの…?」ってなるのわかる? せっかちな人ほど活字で情報収集する時代に戻るんじゃないかなぁ。
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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