9か月分で32万円少しというのはひと月で4万円にも満たない金額で、それでどのように生きていけるのだろうか。おそらく、家族からの援助が無いからこそ生活保護受給になっているかと思われ、他に収入があったとも思われない。で、そのわずかなカネを支給停止したのは、ほとんど「殺人未遂」であると言っていいのではないか。
まあ、これは、記事に書かれた内容からの推測にすぎない(たとえば、今年5月から9か月分だと、来年1月分まで含まれ、少しおかしいようだ。)が、「生活保護受給者は裕福な暮らしをしている」という、ネトウヨ的ゴシップが完全に嘘だというのは、この記事だけでも分かるようだ。
(以下引用)
生活保護費9カ月分支給せず 市職員、男性の洗濯物で同居人の存在疑う
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三重県桑名市は28日、生活保護を担当する市福祉総務課生活支援室の50代男性主査が、60代女性に本来支給すべき今年5月から9カ月分の生活保護費計32万2979円を支払っていなかったと発表した。市は28日、女性に謝罪して支給した。 【写真】生活保護の生徒、修学旅行でクーポン配られず 市福祉総務課によると、女性が市内の別のアパートに転居したことがきっかけで、主査が生活実態を調査したところ、男性の洗濯物が干してあったことから同居人の存在を疑い、本人に確認しないまま放置していた。女性は1人暮らしで、洗濯物は訪ねてきた息子のものだったという。 10月に女性から問い合わせがあったが、主査は「整理中なので待ってほしい」と答え、支給の手続きは取らなかった。27日に生活保護受給者のデータを管理する別の職員が未支給に気付いた。 同課は、この主査が他にも放置しているケースがないかどうか調査する。担当者は「支給に疑義が生じた場合、職員が個人で抱え込まないようチェック体制を強化する」とした。【久野華代】

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