みなさん、こんにちは。
時間が経つにつれて日本代表に関するいろんな情報が出てきているし、いろんなコメントが出てきているようだ。
が、今回ばかりは、セルジオ越後のこの意見に100%俺も賛成する。
「今大会のノルマは強豪国に勝つことではなく、ベスト8進出だ。ワールドカップに7大会連続出場しながら、一度もそれが果たせていないことは大いに反省すべきだ。負けても「どんまい」「よくやった」といいところを見つけようとする日本の文化が成長を妨げている。プロの世界は結果が全てであり、駄目な時は駄目と批判し、敗戦を徹底的に分析する厳しさが彼らを磨く。日本のメディアが、逆転勝利したドイツ戦とスペイン戦の映像ばかりを流すようでは、次も壁を越えられないだろう」
要は、セルジオ越後の主張の意味はこういうことだろう。
あ)森保監督の公約はベスト8進出
→公約を果たさなかった以上森保監督を解任すべき
→新チームをぜロベースで構築し直す
→基本的にはチャンスは1度=ワールドカップ出場は1回こっきり
い)連続でW杯に7大会出てすべてベスト16以下
→その原因を追求して改善せよ
う)日本人の負けても「よくやった」「どんまい」「ありがとう」の精神風土
→これが日本サッカーの最大の障害
→批判精神が重要
→実際、コスタリカ戦の大バッシングが選手を鼓舞しリバウンドメンタリティーを生んでスペインに勝利できた
え)日本のメディアが最大の障害
→いつまでも過去の栄光を放映して視聴率稼ぎするおバカメディア
→サッカー専門のまともな番組がない
→あるのはニワカのバラエティの糞番組だけ
お)この精神風土と強豪国の精神風土は全く違う
→優勝候補国が敗退したら4年間は国に帰れない
→4年間ずっとバッシングされる、あざ笑われる
いやー、今回ばかりはセルジオ越後と意見が合ったヨ。
おそらく、今回が最もベスト8進出ができやすかった状況になったわけだが、これを逃すとまた20年と同じチャンスが来るかどうか。それがワールドカップサッカーである。
状況がどんどん変化するからだ。
アジアの下位国のベトナムやタイもどんどん強くなってきている。
経済状態が日本並みになってくれば、プロ化して自ずとライバル国になってくる。
これまで世界第二位の伝説の経済大国がいまは没落したように、日本サッカーが没落しないという保障はない。
だから、今回のチャンスを最大限に活かすべきだった。
それがドイツ戦のまぐれ勝利。
いつも外しまくる浅野が劇的ゴールを生んだことがこのチャンスを作った。
後の浅野の通常のプレーを見れば、あのスーパーゴールはまぐれ当たりに過ぎなかったことが分かったはずだ。
浅野にあのプレーを期待したところで二度とできなかったわけだ。
このチャンスをコスタリカ戦で予選突破するようにすればよかったのだ。
もしコスタリカで予選突破していれば、スペイン戦はターンオーバーでき、選手を休めさせることができたはずだ。
ところが、森保は何を勘違いしたのか、コスタリカ戦でターンオーバーを選択し、それが不運を呼び敗戦。
ここから結局、スペインでは本気の激闘をしなければならず、ツキが味方してこれを運良く突破した。
が、その時の疲労が抜けず、ベスト16のクロアチア戦で体力に限界が来たというわけだ。
要するに、森保監督に計算違い見込み違いにより、せっかくのベスト16突破のチャンスを逃したのだと考えられる。
ところで、相手のクロアチアに関して言えば、私がこれまで見てきたクロアチアの中で今回が一番弱かったと思う。
スケルのときのクロアチアは非常に強かったし、スケルという有名なストライカーがいた。
今回はモドリッチはいたが高齢ですでに盛りを過ぎていた。運動量は非常に少なかった。
ロシアのときはもっと動き続けた。
バラエティーでは、まさにセルジオ越後の指摘通り
選手はよくやりましたよねー。感動をもらえましたよねー
と大騒ぎでド素人のニワカや自分の商品や番組の宣伝に使っている無名タレントばかりだ。
まともに日本サッカーの将来、未来を考えている輩はいない。
要するに、日本サッカーを出汁に自分の売り込みや番宣に明け暮れているだけ。
元サッカー選手も日本代表をネタに商売して儲けようとしているだけ。
これが日本サッカーにとって有害であり、障害であるのは明白だ。
まともにサッカーを強くしたければ、サッカーに特化した専門の専門家やサッカー選手たちの討論番組を作るべきである。
強豪国にはこういう番組があるが、我が国にはない。
AKBだとか女性タレントやキャスター、こういう人たちが関与できない真のサッカー番組が必要である。
ほんとたまにはセルジオ越後も良いこと言うネ。感心感心。