しかし、車が発明されてからこれほど長い時間が経っても、クラクションは一種類の音しか出さない。ということには、何か安全上の理由があるのだろう、とも思うのだが、単にメーカーの怠慢や鈍感さのためかもしれない。そういう「怠慢ゆえの伝統の残置」ということは案外多いのではないか。そもそも、車メーカーがユーザーに改善点のアンケートを取った話など聞いたこともない。「我々専門家が素人の素人考えなど聞く必要はない」と思っている専門家がほとんどなのではないか、と思う。
私の考えでは、
「あなたの後ろから(私の)車が来ましたよ♪ 御免、通してね♪」
「(割り込みさせてくれて)(譲ってくれて)ありがとう♪♪」
「危ないぞ!!」
の3種類のクラクションが車には必要だと思う。
(以下引用)
2017年06月20日 08時00分00秒
複数の音を出せる車のクラクションを元NASAのエンジニアがDIYで作成
車が他の車とコミュニケーションを取れる数少ない手段の1つがクラクションですが、音色が1つしかないので、伝える内容にバリエーションを持たせることが困難です。この状況を打破するために、元NASAのエンジニアが複数の音色を出せるクラクションをDIYで作り出しました。
NICEST Car Horn Ever- DIY - YouTube
この面白いクラクションを生みだしたのは元NASAのエンジニアだというマーク・ローバー氏。これまでに、歩きスマホをしていて車にぶつかりかけた人にクラクションを鳴らしたことが多々あります。
ただでさえ年間130万人が交通事故で亡くなっているのが現状。車がうまく声を上げられればいいのですが、できそうなのはクラクションかウインカーだけ。しかし、クラクションは普通に鳴らすとうるさい音が鳴るだけなので、ここをなんとかしようというのがローバー氏の考えです。
用いたのはAdafruitのオーディオFXサウンドボードと……
鳴らしたい音声のファイル
そしてメタルスイッチ。
これらを組み合わせて、新たなスイッチを作成します。
実際にインパネに組み込むとこんな感じ。
駐車場で、助手席のドアを開けたまま荷物の積み込みをしている女性を発見。以前ならクラクションで、やや強く存在を主張するしかありませんでしたが、新たなクラクションの1つにはまるでR2-D2がしゃべったときのような電子音が設定されています。
この電子音を鳴らされた女性は「あらあら」といった感じで車が来たことに気付き、ドアを閉めてくれました。
一方で、車の前を横断しながらも遊び続ける子どもに出くわすことも。そんなときのために、トラック用のホーンのような力強いクラクションも用意。
「なんだよ」といわんばかりのリアクション。注意喚起としては大成功です。
なお、この改造はどんな車に対してでも可能だとのことで、詳細な取り付け工程については別の映像で解説が行われています。
Add Custom Horn Sounds to ANY CAR // How-To - YouTube