酔生夢人のブログ

読んだ感じだと、ネタではなく完全に実話だと思われる。自分で自分の感情を抑えられない人間は、男女を問わず、かなりな割合でいるし、私自身もその傾向はあるが、「弱者にけっして手を上げない」点だけが下の記事の母親との違いだろうか。まあ、私自身弱虫だが、年下の子供や幼児というのはけっして暴力やいじめの対象にしてはいけないことくらいはものごころついた頃から知っていた。だが、世の中には当人が弱者であっても、自分より弱い相手はいじめるという人が多いし、むしろそういう人間がいじめ問題では普通だろう。
下の記事でも、スレ主が中学生になって力で対抗できるようになって、母親のいじめはやっと治まったわけだ。まあ、この母親は悪人というよりは、最初に書いたように「自分で自分の感情が抑えきれない」人間だろうが、それに対する反省や、子供を恐怖に追い込んでいることへの後悔がまったくない、つまり他人の感情への「想像力」が欠如している、サイコパス的人間であるのは確かであると思う。で、繰り返すが、そういう人間が多いからこそいじめ問題は頻出するのだし、マスコミに上ったそれも氷山の一角だろう。バイオリニストの高島何とかなどもその種の人間に思える。
モラルというのは、自分の経験から自然に生まれることはほとんど無いと思う。かと言って、「道徳」の授業から生まれるとも考えにくい。子供はそれに「洗脳」の匂いを敏感に感じるからだ。いちばん無邪気なころに、良い児童文学（小川未明、浜田広介、宮沢賢治、ケストナーなど）や良い漫画（昭和期の児童漫画）に接することが、最良のモラル養成になると私は思っているが、そういう「モラルへの配慮」が今の児童文学や幼児漫画の中でどうなっているのだろうか。いや、もちろん娯楽性も大事だし、娯楽性の無いフィクションなど子供は見向きもしないが、昔の漫画や児童文学はモラルへの配慮と娯楽性を見事に両立させていたと私は思っている。



ワイが幼稚園児の頃に母親にされた仕打ちで打線組んだ・・・