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暴力とエロス

漫画家でツィートをしている人のツィート内容を見ると、暴力系漫画の作家はネトウヨに親和的で、エロ系漫画の作家は反体制的になる印象がある。これは、暴力系漫画は軍事的内容の漫画を描くことが多く、自分の描くものが自分の思想と矛盾すると精神的破綻を来すので、軍隊肯定思想になり、ネトウヨ化するのではないか。エロ系は、政府によって弾圧され出版禁止になることが多いので、反体制思想に親近感を持つのではないか。
まあ、要するに、「思想は自分の生(生活)にとって有利か不利かで決まっていく」というだけの話で、別に高尚なものではない。というこの私の思想は、「自己愛が人間の思想や精神の根本動機だ」というものだ。その、自己愛を離れたところに生じるものがモラルであり宗教であり哲学だから、人間の動物的生から離れているぶん美しいが常に非現実性はある。また、モラルや宗教の仮面をかぶった他者支配(精神的暴力)や「商売」もある。
もちろん、暴力衝動もエロスも両者とも同じ人間の中にあるわけで、それを自分で意識し、コントロールできるのが「まともな人間」というものである。
まあ、とりあえず、ネトウヨの中で軍隊や戦争そのものを否定する人間はまったくいない。しかし、本物の右翼の中には戦争も軍隊も否定する人間はいるのではないか。そもそも、右翼とは何か、と言えば、自国の文化や伝統や、国家の独立・自立を重視する思想であって、べつに戦争大好き・暴力大好き・大政翼賛会体質の人間のことではないだろう。そして、右左の組織について言えば、組織防衛のために個人を軽視し抑圧するのは、右でも左でも同じようなものである。これを「組織悪」と私は言っており、人間個人における「自己愛」が「組織との精神的同一化」となったものだ。

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酔生夢人
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男性
職業:
仙人
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考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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