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「我々が恐れるべきは、恐怖そのものである」

安倍政権の無能無策や政権による政治犯罪はいくらでも批判されていいが、今回のコロナウィルス問題では、あまり危機感を煽り立てるのはどうだろうか。たとえば、マスクの買い占めで、病院で使用するマスクさえ不足している、というのは一種のパニックと言っていい。ネット言説が巡り巡って、そうしたパニックの原因になっていないか。
講談社のネットサイトに、山根一眞が専門家にインタビューした記事が載っているが、コロナウィルスというのは通常のインフルエンザウィルスとは異なり、空気中に長時間浮遊することは無く、体外に出たら短時間で死滅するらしい。つまり、「飛沫感染」はするが、「空気感染」はほとんど無いらしいのである。
まあ、人混みに出れば、眼前でクシャミや咳をした人間から飛沫感染することはあるだろうが、要するに、「現に罹患している人が、他人に感染させないためにマスクをする」だけでいいのであって、健康な人間が「コロナウィルス予防のために」マスクをするのはほぼ無意味である、と言えるのではないか。まして、マスクの買い占めなど言語道断横断歩道というものだろう。
下の記事の中には、「驚いたことに30%は感染しなかった。また感染した人の50%は上気道感染のみで肺炎には至らず、症状も軽い」のように、素人が読むと首を傾げたくなる部分もある(30パーセントが感染しなかったということは、70パーセントが感染したということで、これは大きな数字ではないのか。また、50パーセントが上気道感染ということは、残り50パーセントは重篤な肺炎になったということだろう。)が、全体としては耳を傾ける価値のある内容だと思う。


(以下引用)




コロナ「感染拡大のおそれはとても小さい」大御所がパニックを叱る!

過剰反応を広めた「2つの誤算」とは
山根 一眞 プロフィール

根路銘 コロナウイルスは咳や痰で飛び出しても1メートルを超えれば死滅します。感染者の近くで咳や痰を受ければ、小さな粒子となった飛沫(飛沫核と呼ぶ)を受けて感染するおそれはありますが、インフルエンザのように1回の咳で1万個以上のウイルスが死ぬことなく長時間浮遊し続け10メートル以内のほとんどの人を感染させる「空気感染」は起こらないんですよ。


新型インフルエンザでは、1人の発病者が搭乗した航空機内で40人が感染し、重度の肺炎になったケースがありました。CDC(米疾病対策センター)が報告している有名な「航空機事件」ですが、これも「空気感染」ゆえです。


一方のコロナウイルスは「飛沫核感染」しかしないので、感染者がしっかりとマスクをしていれば感染拡大のおそれはとても小さい。これがコロナウイルスというものなんですよ。

コロナウイルス羽田空港では中国便の搭乗客の体温チェックも実施されている Photo by Getty Images

米国では、SARSのコロナウイルスの感染力を調べるため、ボランティアによる人体実験を行ったことがあるんですが、驚いたことに30%は感染しなかった。また感染した人の50%は上気道感染のみで肺炎には至らず、症状も軽いことが確かめられています。


つまり、呼吸器感染症では、インフルエンザウイルスは横綱級、コロナウイルスは関脇以下程度だと私は言っているんです。


強い危機宣言をしないWHOに対して、トップの辞任要求の動きが広がっていて、それに乗じた著名人すら出ていますが、WHOの認識は正しいんです。


観光バス内で運転手さんとガイドさんが感染したと報じられましたね。もし、インフルエンザウイルスのような強い「空気感染力」があれば、バスの乗客の大半も感染したはずです。2人だけだったのは「弱い」コロナウイルスゆえなんですよ。






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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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