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戦後72年目の正月に

ラジオ番組「たまむすび」での「この世界の片隅に」の解説だが、ストーリーの細部の掘り下げはしながら、極力根幹のネタバレはしないようにしている苦心の解説である。
この映画に関しては、前情報無しに見たほうがいいと思うが、すでにあちこちで断片的に語られており、それだけ「語るに値する」映画だ、ということだから、未見の人は安心して見に行くといい。前情報の嫌いな人は、見た後で下の記事を読むといい。そうすれば、自分がいかに映画の表面のストーリーしか追っていなかったかが分かるだろう。まあ、それでももちろんいいのである。映画はお勉強ではないし、この映画は何よりまず娯楽作品として優秀なのである。
年明けからは上映館数も大幅に増えたようだし、老人から子供まで見られる希少な傑作アニメ映画(おそらく、ジブリ作品もすべて含め、日本アニメのベスト10級だろう。この種の作品としては、ワン&オンリーでもある。)でもあるから、家族や親子で是非どうぞ。


(以下引用)



町山智浩 『この世界の片隅に』徹底解説

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町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』で映画『この世界の片隅に』を徹底解説。すでにこの映画を見た赤江珠緒さん、山里亮太さんとその素晴らしさや隠された意味について話していました。



(町山智浩)で、今日はですね、本年度のレコード大賞……じゃなかった。間違えた(笑)。町山大賞の発表です!

(赤江珠緒)町山大賞? わー!

(町山智浩)『この世界の片隅に』! アニメーション映画ですね。

(赤江珠緒)ここに来て、来ましたね!

(町山智浩)はい。もう、これは1億円もらっても、これにあげたいという。よくわからないですけど。

(赤江珠緒)うわーっ(笑)。

(山里亮太)どういうシステムか、わからないですけども。

2016年 町山大賞受賞作品

(町山智浩)そういうシステムなんですけども(笑)。で、これはどういう映画か? といいますと、こうの史代さんという人の漫画の映画化なんですが。ざっと説明すると、第二次大戦中の広島を舞台に……こうのさん自身が広島の方なんですね。で、呉にお嫁に行った18才の女の子、すずちゃんの日常の物語です。ただですね、この映画がすごいのはまずですね、普通のファンの人によって作られた映画なんですよ。『この世界の片隅に』って。

(山里亮太)はい。

(町山智浩)これ、監督が片渕須直という監督なんですか。この前に作った映画が『マイマイ新子と千年の魔法』というアニメーションで。で、そちらの方もね、ほとんどメディアで取り上げられなくてひっそりと公開されたんですが、口コミで「いいよ! いいよ!」という感じで話題がひろがっていって、最終的にはカルトヒットで、かなりロングランになったというアニメーションで。で、今回、『この世界の片隅に』もインターネットで「この映画を見たいという人、お金を寄付してください」っていうクラウドファンディングでお金を集めて。で、そのお金を使って短い短編のテストフィルム――パイロットっていうんですが――を作って。で、それを出資してくれる人に見せて、出資を募ったと。

(赤江珠緒)あ、そうなんですね。じゃあ本当に草の根というか。

(町山智浩)草の根で作られた、本当に手作り映画なんですけども。TBSラジオもその時に、パイロットを見て出資しているんですね。で、この映画は本当にすごいんです。

(山里亮太)いやー、僕らも……

(町山智浩)ご覧になりました?

(山里亮太)はい。見ました。むっちゃくちゃよかったです!

(赤江珠緒)よかった。本当によかった。

(町山智浩)涙ボロボロでした?

(赤江珠緒)はい。もう泣きました。

(町山智浩)ねえ。本当に素晴らしい映画なんでね。で、町山大賞ってなんの権威もないです(笑)。

(赤江珠緒)(笑)。なんて言うんだろう? やっぱり戦争を題材にした映画とかアニメとか、いろいろとありますけども。ちょっとまた、一味違うというかね。

(町山智浩)違うんですよ。普通に生きていた女の子の目から見ているんですね。で、この映画、見てたぶんいちばんみんな気がついたのは、ものすごいテンポがいいんです。

(山里亮太)そう!

(町山智浩)パッパッパッパッて進んでいくんですよ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』タイプの編集ですよね。で、いままでだったらゆったりゆったり行くと思うんですけど、すごいスピードで話が進んでいくんですけど……ゆったりしているんです。

(赤江珠緒)そう。

(山里亮太)なんでなんですかね? あれね。

(赤江珠緒)ねえ。登場人物のすずちゃんがちょっとおっとりしててね。

(町山智浩)おっとりした、本当にトロい……「トロくせえな、このアマ」っていう感じの女の子なんですけども(笑)。

(赤江珠緒)そこまで言わんでも(笑)。

(山里亮太)いや、それがまたいいのよ!

(赤江珠緒)ちょっと夢見がちなね、すずちゃん。

(町山智浩)ホワーっとして、ふんわかしててね。ふんわりと、笑っているんですよね。

(山里亮太)その子がね、時折っていうか、パッと見せるすごいところとかが、もう……

(町山智浩)そうなんです。で、失敗するじゃないですか。このすずちゃんが。失敗する時、「ありゃ~」って顔をするでしょう? あの「ありゃ~」顔! 僕、いま絵に描けるんですが……

(山里亮太)絵に描いてますよ!

(町山智浩)絵に描けるんですけども。この顔! 「ありゃ~」顔! これ、テレビじゃなくてすいません。全くラジオで意味のない……

「ありゃ~」顔



(赤江珠緒)(笑)

(町山智浩)「ありゃ~」顔がもうかわいいんですよ。このすずちゃんの。ねえ。で、このフワフワの女の子の声を吹き替えているのが、能年玲奈ちゃん……いま、「能年玲奈」ちゃんって言っちゃいけない。

(赤江珠緒)改め、のんちゃんですね。

(町山智浩)そう。『千と千尋(の神隠し)』状態になっていますけども。

(赤江・山里)(笑)

(町山智浩)もう本当に一体となっているんですよ。2人が。

(赤江珠緒)そうそうそう!

(山里亮太)ぴったり!

(町山智浩)ぴったり! 本人が出ているような感じですよ。本当に。

(赤江珠緒)で、言葉も広島弁なんだけど、すっごくお上手で。

(町山智浩)すごく自然。ホワホワ、フワフワしたね(笑)。

(赤江珠緒)柔らかい感じのね。

(町山智浩)で、すごく困ることがあっても、「困ったなあ~」って言って笑っているんですよね(笑)。それがまた、いいんです。まあ、第一の魅力は声の魅力ですね。これね、魅力がいっぱいある映画で、それを順番に言っていきますと……

(山里亮太)はい。

(町山智浩)まず、そのすずちゃんは15才の時。1941年に太平洋戦争が始まるんですよ。で、1944年に18才になって、会ったこともない男の子と結婚をすることになるんですね。

(赤江珠緒)見初められて。

(町山智浩)見初められて。自分は覚えていないんですけど、「一目惚れした」っていう男の子のところへ。それが、広島からちょっと離れたところにある街で、呉市にお嫁入りに行くんですけど。またこの子、すずちゃんがもう本当にボケてて。自分が嫁入りする嫁入り先の名字も覚えていない(笑)。自分がどこの家にお嫁に行くのかがわかっていないっていう(笑)。

(赤江珠緒)そうそう(笑)。住所も「ええと、こちらのお宅は住所、なんでしたっけ?」みたいな。

(町山智浩)そうそうそう。で、自分が誰に結婚を申し込まれているかもわかっていないのに、行くんですよ。とにかく逆らわないんですよ。状況に。で、ニコニコと「はは~」とか言いながら。「困ったなあ~」って言いながら、どんどん状況に流されていく子なんですけども。それで、呉っていうところがね、海軍の街なんですよね。で、海軍の基地もあるし、工場があって、軍港もあって、戦艦大和もそこで作ったところなんですね。

(赤江珠緒)はい。

(町山智浩)で、そこで旦那さんが働いているんですね。で、その呉と瀬戸内……この女の子は広島出身なんですよ。で、最初に住んでいる広島の海とか、もう瀬戸内の風景がすっごいきれい。

(赤江珠緒)そうですね!

(町山智浩)この映画の魅力のふたつ目は風景の美しさです。

(山里亮太)表現の仕方がいいんですよね! また景色の。

(赤江珠緒)当時の広島ってこんな感じなんだっていうのが。

(町山智浩)そうそう。デパートがあって、サンタさんがいて、おもちゃがあって、お菓子があって。本当にいまと全く変わらない広島なんですよね。戦前の広島はね。で、それもきれいだし。そうそう。広島の街とか呉の街は実際に写真を撮ったものを元にしただけじゃなくて、そこに住んでいた人とかにインタビューをしていって、全部本当にあった通りに再現しているらしいんですよ。監督が。

(赤江珠緒)やっぱり広島は焼けたものがほとんどだから、写真とかもなかなか残っていない中で、いろんな方の話を聞きながら再現されたそうですね。

(町山智浩)あのね、道を普通に歩いている人とかも全部、特定しているらしいんですよ。

(赤江珠緒)あ、このお店にこういう人たちがいて……って?

(町山智浩)そうなんですよ。存命している人たちにインタビューしてきて。ただのモブじゃない、群衆じゃないらしいんですよ。

(山里亮太)へー!

(町山智浩)これはまあ、片渕監督がすごいこだわりの人なんで。で、またその風景がすごくきれいなのは、すずちゃんは水彩画を描くのが大好きなんですよ。絵を描くのが大好きで。で、彼女が瀬戸内の風景を書いた絵のまんまのような風景なんですね。この映画の風景が。水彩画のようなね。で、それがまたほんわかと、淡い色で。で、線も柔らかいですね。人の体の。

(赤江珠緒)そうですね。

(町山智浩)で、その柔らかい、淡い感じがすごいきれいなんですよ。

(赤江珠緒)でね、瀬戸内――私も兵庫県なんで、瀬戸内の方ですけど――瀬戸内の海の色合いってあんな感じなんですよ。夕焼けとか夕陽がかかると、あのあたりはやっぱり穏やかなので、同じ海でも全然違って。あの色合いなんですよ。本当に。

(町山智浩)ああー。あれ、でも濃い青ですよね? かなりね。

(赤江珠緒)うん。で、そこにオレンジがフワーッとかかったような、あの柔らかい色合いなんですよ。海が。

(町山智浩)ああー。その海と空とね。青い空と白い雲の風景がすごくきれいで。あと、すごく動物とかね……ヒバリが鳴きながら空を飛んでいったり、白鷺がいたり。あと、虫がすごくいっぱい出てきたの、気がつきました?

(山里亮太)あの、アリンコ?

(赤江珠緒)ああ、そうね。アリンコね。

虫の描写の意味

(町山智浩)アリンコのシーンも笑うんですけど。あと、トンボ。ミツバチ。で、チョウチョ。あと、カブトムシとか出てくるんですけど、それがね、全部演出でそのシーンの裏の意味を描いているんですよ。よく見ると。

(山里亮太)ええっ?

(町山智浩)この映画ね、すごいのは僕、3回見直したんですけど、3回ごとに新しい発見があるんですよ。

(赤江珠緒)そうですか!

(町山智浩)たとえば、砂糖がなくなっちゃうシーンがあるんですけど。ネタバレしないように言いますけども。そうすると、その時に甘い木の蜜を吸っているカブトムシが一瞬映るんですよ。カブトムシは甘い蜜を舐めているのに、なぜ人間が砂糖も食べられない状況なの?って。戦争ですけども。

(赤江珠緒)ああーっ! そっかー!

(町山智浩)そう。人間がひどいことをやっていると、楽しくチョウチョとかトンボが飛んでいるんですよ。

(赤江珠緒)あっ、そうだ。そう。で、いま戦争中だけど、夏はきているし。本当に普通の生活っていうか、自然は普通通りにやっているのに……みたいな。

(町山智浩)自然は関係ないよっていうね。まあ、いろんな意味が虫に込められているんで。虫ファンは……違うか(笑)。

(山里亮太)あ、虫ファン、いますよ。ここに。

(赤江珠緒)うん。わかる、わかる。

(町山智浩)で、もうひとつね、魅力はね、これ戦時中の食料が欠乏している生活なんですけども、楽しそうに描いているんですよ。

(赤江珠緒)そうですね。うん。

(山里亮太)笑えるところ、ありますもんね。食事のところで。

(町山智浩)そうそう。もう食べ物は本当になにもないから、途中から道端に生えているタンポポを抜いて、それを料理にしなきゃなんないような状況になるんですけども。でも、その時にすごく楽しそうに工夫して、「どんな料理を作ろうかしら?」って。このすずちゃんは。で、まな板をね、あごの下に入れてバイオリンを弾くようにしてトントントントン……って切って、音楽を奏でているような遊びをしながら切っていくところとか。本当は食べ物は全くなくて、もう飢えているにもかかわらず、そこのところで楽しもうとするんですよ。すずちゃんは。

(赤江珠緒)そうだ。

(山里亮太)戦争を描いているのに、「うわっ、悲しいな。戦争って怖いな」という印象をあんまり、押しつけてこないんですよね。

(町山智浩)それは、キャラクター本人たちがそう思わないようにしているからなんですよ。そう思ったら、おしまいじゃないですか。だから、楽しく生きようとしていて。だってその時に食べているのって、道端のタンポポと、大根の皮と、梅干しの種ですよ。

(山里亮太)そうだ。

(赤江珠緒)で、スミレをお味噌汁に入れて……みたいな。

(町山智浩)そうそう。スミレの花もお味噌汁に入れて、お味噌汁に紫の花が浮かんでいるんですよ。で、考えてみたらこれ、地獄の飢餓状態なんだけども、それを楽しそうに切り抜けようとするんですよ。

(赤江珠緒)そう。だからね、この映画を見ていて、自分のおじいさん、おばあさん。祖父母も、ああ、こういう生活をしていたんだろうな。場所は違えど。あの時代の人たちってこうだったんだなって。

(町山智浩)すごい調べたらしいんですよ。これは原作者のこうのさんが調べたらしいんですけど。ただこれ、『とと姉ちゃん』の中に出てきた『暮しの手帖』で戦時中の暮しの手帖っていうのが出たじゃないですか。いろんな人の声を集めた。たぶん、ああいったものが残っているんで、それがたぶん反映されていると思うんですけども。あと、僕がすごくいちばん泣けたのはね、スイカやキャラメルが要するに贅沢品として禁じられているじゃないですか。

(山里亮太)はい。

(町山智浩)スイカなんてそこらへんに植えればいいのに……要するに、贅沢品だから植えちゃいけないんですよ。だからね、スイカやキャラメルを絵に描くんですよ。すずちゃんが。絵が上手で、絵が大好きなので。彼女はなんでも、辛いことは絵にしていくことでその辛さを乗り越えていくんですよね。それを見るとみんな、「美味しそうだね」ってその絵を見て我慢するっていうところが泣けるんですよ!

(赤江珠緒)ねえ。

(町山智浩)ただ、その絵を描いていると憲兵が「スパイだろ!?」って来るんですよ。

(赤江珠緒)そうそうそう!

(山里亮太)で、その「スパイだろ!?」ってなった後のやり取りも、すごいんですよね。

(町山智浩)そうそう! いいんですよ。まあ、あんまり言えないですが(笑)。で、一生懸命、絵を描くことしか楽しみがないのに、「スパイだろ!?」って来るところとかね、怖いんですけど。ただ、怖いだけじゃなくて……それでNHKの朝ドラだと、「戦争って、いけないんです!」とか言うじゃない? 後知恵で。戦争がいけないっていうことになった後の、戦後民主主義の後知恵で、「戦争っていうのはよくない!」とかってヒロインが言ったりする。「そんなことは、よくないと思います!」とか言ったりするんだけど、それはこの映画では、ない。

(赤江珠緒)ないですね。

(町山智浩)それは、後知恵ですよ。その時はそんなこと、みんな思っていなくて、なんとかその状況を、なんとか生きようとしていたと思うんですよ。だからそれがリアルなんですよ。この映画は。

(赤江珠緒)そうですね。なんとか普段の生活をしようとする。そこですもんね。

(町山智浩)そうそうそう。だからリアルさで言うとね、これね、さっきから聞いている人で、たとえばスタローンの映画とか好きな人は「関係ねえや!」とか。『ガンダム』を好きな人とか「関係ねえや!」って思うかもしれないですけど。この映画は『ガンダム』が好きな人、絶対に見るべき映画なんですよ。『艦これ』見る人も、見るべきなんですよ。『ガルパン』とか好きな人も、見た方がいいですよ。

(山里亮太)ああーっ! 兵器出てきますもんね。

(町山智浩)兵器描写が超リアル! すっごいですよ。

(山里亮太)大和とか、めっちゃくちゃ……

超リアルな兵器描写

(町山智浩)大和とかもリアルだし、すっごいきっちり描き込んである上に描写がリアルで。米軍機が、要するに空襲しに来るんですよね。で、それをこっちから高射砲、高角砲っていうので撃ち落とそうとするんですけども、空中で砲弾が爆発するんですよ。それで、その破片で敵機を落とそうとするんですけど、その破片が地面に降ってくる感じがすっごいリアルで。ピュンピュンピュンピュン!って降ってきて、瓦とかを打ち破ったりとか。あと、米軍のB29爆撃機が飛んでくる時にB29っていうのはものすごい高い空を飛んでくるんですよ。で、あまりにも高すぎて、日本軍はそこまで上がれないんですよ。だからもう、どうしようもないんですけど。すごく高いかららしいんですけど、ターボプロップエンジンっていうエンジンの独特の飛行機雲が出ているんですよ。

(赤江珠緒)うん。

(町山智浩)だからあのシーンで、「あれは、初めて見る!」って言うんですよ。

(山里亮太)言ってました! 言ってました!

(赤江珠緒)ああー、そうなんだ。

(町山智浩)すっごいそういうところがすごくて。いちいち、これは監督の片渕さんがもともとそういう人なんですよ。この人は『魔女の宅急便』のスタッフだったし、そういうメルヘンチックな映画も得意なんですけども、その一方で『BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)』っていうものすごいリアルな銃撃戦アニメも監督していて。しかも、『エースコンバット』っていう戦闘機の空中戦ゲームのアニメの監督もしている人で。この人、航空マニアで。すっごいマニアなんですよ。

(赤江珠緒)あっ、そうか!

(町山智浩)だから戦闘シーン、超リアルなんですよ!

(赤江珠緒)たしかに。ねえ。

(町山智浩)機銃掃射のシーンとか、すごくリアルで。甘く見ちゃいけないっていう感じになっているんですよ。

(赤江珠緒)そうか。で、すずさんの義理のお父さんがね、「日本のエンジンがいい」みたいなね。

(町山智浩)あ、そうそう。いま、ネタバレをするのかと思って、俺はすごくビビりましたが(笑)。はい。で、どんどんどんどん戦争がひどくなっていって、追い詰められていくんですね。っていうのは、呉は軍港だから、ものすごい量の爆撃なんですよ。あれを見ると、毎日のように爆撃されて。あの爆撃の日にちとか、空襲の状況は全部事実通りなんですって。天候の状況から、全部。

(赤江珠緒)寝てられないぐらいですもんね。最後の方ね。

(町山智浩)そう。だから、焼夷弾じゃないんですよ。ものすごい何トン級の爆弾をバンバンバンバン打ち込んでくるんですよ。戦艦を壊すためだから。で、もうおかしくなっちゃうわけですよ。それがずーっと続くから。で、こう言われるんですよね。「呉はもうこんなに爆撃されて大変だ。実家のある広島に帰った方がいいよ。8月6日はお祭りだから」って言うんですよ。

(赤江珠緒)そうですね。これがもう、もう……うん。

(町山智浩)8月6日ですよ。

(赤江珠緒)そうなんですよ。いま、わかっている人からしたら、広島……

(町山智浩)ゾッとするんですよ。それを聞いた瞬間に。だからその、能年ちゃんの『あまちゃん』は3月11日に向かって突き進む話だったんですよ。で、この『この世界の片隅に』は8月6日に向かって突き進む話なんですよ。だから、見ていてものすごい……見ている方だけ、サスペンス。本人たちはあまり感じていない。

(赤江珠緒)そうそうそう。当時の人たちはね。「呉は大変だ」っていう話で。

(町山智浩)そう。だからもう、言いたくなりますよ。「すずちゃん、ダメだよ!」って。

(山里亮太)「志村、後ろ!」みたいな感じで。

(町山智浩)そうそうそう(笑)。

(赤江珠緒)そうそう。みんなそうですよね。

(山里亮太)みんな思ってましたもん。「ダメ!」って。

(町山智浩)そうなんです。いろいろね、言いたくなるんですよ。画面を見ていると。たとえば、戦争に行くことになった兵隊さんに対して、みんなが「おめでとう!」って言うんですよね。「バンザイ!」って言うんですよ。「バンザイじゃねえだろ、この野郎!」っていう。「おめでとうじゃねえだろ、お前! 死にに行くんだよ!」っていう。でも、みんなわかっているんですよ。その時。わかっているんだけど、その嘘。インチキの中で生きているんですよね。わかりつつも。逆らったってしょうがない。この映画、人前で泣くシーンがないんですよね。

(赤江珠緒)ああー、そっか。畑で1人で……とかだ。

(町山智浩)泣けないんです。戦争とかで人が死んだ時に泣くっていうことは、反戦だから。人前で泣くことを許さなかったんです。当時は。戦争に反対している。戦争のことを嫌がっているの?って言うことになるから。だから、身内が殺されても、影で、誰もいないところでしか泣けないんですよ。これはひどい……

(山里亮太)そういうリアル。

(町山智浩)あんまりひどいから、すずちゃん、最初はホワーっとしていて、ポワーっとしていたのに、だんだんだんだん、笑顔がなくなっていくんですよ。で、とうとう最後の方で……これは、だからネタバレでもなんでもないから言いますけども。ずーっとほんわか、ポワーっと笑っている子でいたかったよ!って。

(山里亮太)そうだ!

(赤江珠緒)……そうね。そうね! これ、ちょっと見た我々も「ううっ……」ってなりましたよ。そこね。

(町山智浩)もうなんにも逆らわない。世の中に逆らわない子だったのに、「なぜこんな暴力に屈しなきゃいけないの!」って。そこまで、この子に言わせるか!? と。すっごいですよ。これ。で、主題歌、ちょっとオンしてもらえますか?

(赤江珠緒)はい。

(主題歌が流れる)

(赤江珠緒)また、これが泣けるのよ!

コトリンゴ『悲しくてやりきれない』


(町山智浩)これですね、主題歌はコトリンゴさんが歌う『悲しくてやりきれない』という歌なんですけども。この歌は、元歌が1968年のフォーク・クルセダーズっていうフォークバンドが作った歌なんですけども。これ、もともとは最初は『イムジン河』という歌を出すはずだったのが、代わりに作った歌なんですよ。どうしてか?っていうと、『イムジン河』っていうのは北朝鮮の歌なんですよ。で、北朝鮮を流れる川なんですよね。で、その歌詞の中で「誰が祖国を2つにわけてしまったの?」ていう歌詞が出てくるんで、南北朝鮮の分断について歌っているということで、レコード会社が「これは非常に政治的な論争を呼ぶから、危険だから出すのをやめよう」って急遽発売中止にして。すぐその場で曲を作れと言われて。


その時に、フォーク・クルセダーズの人が、その時の気持ちをそのまま歌ったのが『悲しくてやりきれない』。「なんでこんなところで、こんな政治が絡んで来て、歌が歌えないんだ?」という思いを込めて作った歌なんですね。

(赤江珠緒)ふーん!

(町山智浩)で、歌詞の内容をまとめると、「こんなにきれいな空。こんなにきれいな雲。自然はこんなに美しいのに、悲しくてやりきれない。この悔しさ、虚しさに救いはないのか? いつまで続くんだ?」っていう歌詞なんですね。で、これはこの映画のヒロインの心の叫びですよね。

(赤江珠緒)そうですね。

(町山智浩)そう聞くと、まあとんでもない映画のような気がするかもしれないんですけど……「パンドラの箱」という話があるじゃないですか。あらゆる不幸がパンドラの箱から出ていった後に、箱の片隅にちいさな希望が残っているっていう。そういう映画ですよ、この映画は。

(赤江珠緒)そうですね。だからすずちゃんが、タンポポの話がちょっと出てくるじゃないですか。だから、綿毛みたいに、本当に流されてどこに行くかわからないんだけども。

(町山智浩)そう。綿毛みたいな子ですよね。

(赤江珠緒)ねえ。で、最後、でもちゃんとどこか地について、そこで根を張ってちゃんと生きていくっていう……

(町山智浩)だから、『この世界の片隅に』っていうタイトルは、「この世界の片隅で、ほんのちっちゃい居場所があればいいんだよ」と。だけど、その居場所を奪おうとするやつがいっぱい出てくるわけですよ。この『Unfair World』でね。で、彼女はその中で、絵を描ければ幸せだったんですよ。まあ、みんなそうですよね。歌が歌えれば幸せだし、演技ができれば幸せなんだけど。そういうちっちゃい居場所さえ、奪おうとする。そういう映画で、そういうタイトルなんですよ。

(赤江珠緒)そうなんですよね!

(町山智浩)まあいまは、戦時中じゃないんだからね。暴力に屈しちゃいけないと思いますよ。

(赤江珠緒)そうですね。

(山里亮太)また、漫画もいいんだけど、漫画と映画のいいところが見事にこう……

(町山智浩)そう。あと、たぶんね、いまの僕の世代でもギリギリ全部の意味がわかるっていう感じなんですよ。たぶん、わからない人はいっぱいいると思って。妹さんの腕にアザができる意味がわからないっていう人もいるでしょう? たぶん。なんの説明もないですよ。

(赤江珠緒)ああーっ。ない。

(町山智浩)あと、途中で廓。遊郭が出てくるんですよ。あれの意味も、わからないですよね?

(赤江珠緒)説明はしないですよね。

(町山智浩)原作の中では、遊郭の意味はもっと深く出てきます。あと、いっぱいこの映画ね、裏の意味、裏の意味があるんで。何度も何度も見たり、あと世代の違う人と一緒に見て、話し合いをしたりする中でわかってくる映画です。

(赤江珠緒)だって、すずちゃんの夫婦の恋愛観ですら、もう我々世代とは違うんですね。

(町山智浩)だいぶ違うんですよ。

(山里亮太)あのジョークもそうですよね。おばあちゃんが教えたやつが、ちょっとこう……

(町山智浩)あ、そうそうそう(笑)。初夜のたしなみですね。この映画ね、エロチックなんです。もうひとつの売りは、エロチックなんですよ。

(赤江珠緒)そうなんですよね。その恋愛的なところが……旦那さんがまた、「周作、いいな!」みたいになるところがあるんですよ。

(町山智浩)そうそう。あと、初恋の男の子が周作のあの……あの、もう微妙なエロチシズムとかね。すっごいですよ。これ。

(山里亮太)ドキドキしますもんね。

(町山智浩)ドキドキしますよ。あれ、見ているとね。

(山里亮太)「ああああっ!」っていう。

(赤江珠緒)そうですよね。

(町山智浩)そうなんですよ。そういうね、まあすごい映画ですよ。これは。

(赤江珠緒)ふんわりして見えて、人間の生々しさみたいな。

(町山智浩)見えて、実はどんどん深いところがあるんで。まあ、1回見てわからないところは、何回も何回も見るといいと思います。

(赤江珠緒)いやー、これはやっぱり来ましたか。町山賞。

(町山智浩)町山賞。

(山里亮太)受賞、おめでとうございます!

(町山智浩)1億円です! 持っていません!(笑)。

(赤江珠緒)(笑)

(町山智浩)『この世界の片隅に』、11月12日から公開です。

(赤江珠緒)はい。今日は改めて言いますが町山さんに11月12日から全国で公開されるアニメーション映画『この世界の片隅に』、紹介していただきました。本当に、泣きました。

(町山智浩)みなさん、かならず、ご家族で。

(赤江珠緒)見るべき映画。

(町山智浩)素晴らしかった。

(赤江珠緒)町山さん、ありがとうございました。

(町山智浩)どうもでした。

(中略)

(赤江珠緒)午後1時からお送りしてまいりましたTBSラジオ『たまむすび』。町山さんとの話がちょっと尽きない映画ということで。

(山里亮太)そのまま残ってもらいました。

(町山智浩)戦艦大和が出てくる時に、「乗組員が2700人ね」って言うんですけど。それもすっごいショックなんですよ。2700人、死ぬんだっていうことですよ。

(山里亮太)歴史上、大和はそうなるって知っているから。

(赤江珠緒)もう結末がわかっているからね。歴史上のことで。

(町山智浩)そう。でもそこは、なんでもないシーンなんですよ。その映画の中では。

(赤江珠緒)そうなんですよね!

(町山智浩)でも、たぶん知らない人にとってはなんでもないシーンなんですよ。だからこの映画は何度も見て、勉強して。何度も見ると、どんどんどんどん深くなる映画ですね。

(山里亮太)11月12日ですよ、みなさん!

(町山智浩)と、思います。

<書き起こしおわり>
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憲法より礼儀が大事?

まあ、この校長の発言がうっかりミスなのか、意識的な憲法disりなのかの判定は不可能だろうが、結果だけ見れば、生徒に憲法軽視思想を植え付ける効果は明白にあるだろうから、問題視され、場合によっては何かの処罰を受ける必要はあるのではないか。これは、教育者である人間が、公的発言としてやったから問題行動なのであり、その「ミス」(ミスだったか確信犯だったかは知らないが)に対して責任は問われるべきだ、ということだ。
ついでに言っておくと、コメントの中に、同様に憲法を軽視するコメント(校長の行動を擁護する発言)もある(最後のコメントがそれ。わざと掲載した。他の右翼工作員コメントは汚物として処理。これも汚物だが、サンプル。)が、べつに憲法を神聖不可侵視するのではなくとも、憲法は国の法律の基本精神であり、憲法軽視は法律軽視であるわけだ。青少年を指導する立場の人間がそういう問題行動を取れば、問題視されて当然だ、という単純な話である。


コメントの中にもあるが、「礼儀」のほとんどは「上長への服従」を意味するものである。上下関係を常に意識させるために礼儀が作られた、と言ってもいい。相手へのいたわりや愛情があれば、儀礼的に決められていなくても、相手を尊重したふるまいを自然にするだろう。そして、「目下をも尊重する、礼儀正しいふるまい」も生まれたはずだ。だが、実際には、上のものがふんぞりかえり、下のものは土下座する、というのが「礼儀」となってしまっている。

私は歴史的人物の中で大久保利通がわりと好きなのだが、彼は非常に威厳のある人間で、彼が役所にいる時といない時では、役所の雰囲気がまるで違ったそうである。だが、それで部下が委縮しないように、彼は部下には常に笑顔で接するように心がけていたそうだ。そういうのが本当の礼儀だろう。


なお、このツィートは2015年のものらしく、なぜ今になって浮上してきたのか知らないが、安倍右翼政権下で起こる現象のひとつとして、類似した出来事はあちこちで起こっているだろうから、水面下にあるそれらの現象の代表として取り上げる価値はあるかと思う。


(以下引用)こういう記事を転載すると、必ず「字数が長すぎて掲載できません」と表示される。やむなく、大部分をカットした。


坂井和歌子@waka929 2015年7月31日

埼玉の公立中学校の学校だよりで校長が「憲法より礼儀が大事」という文章を掲載。学生時代の埼玉在住の友人がFacebookで「え?…(゚Д゚)」と紹介したところ話題となり、今日の埼玉新聞に掲載されたそうです。


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「日本会議の研究」潰しに裁判所も加担か

「朝日新聞デジタル」記事によれば、「原告が主張する6か所のうち1か所が不適切な記述だと認定された」ということになるが、その1か所が果たして出版差し止め(おそらく、既刊書籍回収と再発行という大きな金銭的損害になるか。)という重大な判決に値するかどうか疑問である。
まあ、裁判所は安倍政権の一部であり、安倍政権の暗部を炙り出すような書物の出版差し止めに協力するだろうというのは最初から明らかだが、司法への信頼を失わせる事例がまた増えた。





(以下「カマヤンのツィッター」から転載)



  1. カマヤン1192(昔漫画家だった人) Retweeted
  2. この後、賢明なメディア各社が裁判資料に直当たりして、修正を求められた箇所がどこか記事化していくでしょうが、正直、「えええ!???そんなとこ???」ってところです。逆に言うと、「300ページ以上あるそのほかの菅野の日本会議論は間違ってなかった」って話。冷静に経緯を見守ってください。


「日本会議の研究」販売差し止め 地裁が扶桑社に命令

2017年1月6日20時02分


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 憲法改正運動を進める「日本会議」の成り立ちなどを書いた書籍「日本会議の研究」(扶桑社)の記述で名誉を傷つけられたとして、宗教団体「生長の家」元幹部の男性が販売差し止めなどを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(関述之〈のぶゆき〉裁判長)は6日、同社に販売差し止めなどを命じる決定を出した。男性の代理人弁護士が明らかにした。


 同書は菅野完(すがのたもつ)氏が取材・執筆し、昨年5月に出版。男性側は、男性が学生運動をしていた当時の活動などについて書かれた6カ所について、真実ではなく、男性の社会的評価を低下させた、と申し立てた。


 決定は、このうち1カ所について、「裏付ける客観的な資料が存在しない。著者は男性に取材をしておらず、真実でない可能性が高い」と判断。この部分を削除しない限り販売しないよう扶桑社に命じた。


 同社は「当社の主張がほぼ認められたが、一部削除を求められたことは誠に遺憾」とする談話を出した。


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人の善意に付け込むゲスたち

いやいや、面白い。記事の末尾にある寺と参拝客のいたちごっこは、筒井康隆のドタバタ小説を読んでいるようだ。日本の流行は去年の「ゲスの極み」から、今年は「アホの極み」に移行したか。小学五年生を載せた乳母車なんて、想像してもおかしい。だが、それを大真面目にやる一家というのも不気味である。初詣でで、新年早々こうした小さな不正行為をやって、神や仏の御利益があるとでも思っているのか。
そもそも、ふだんは神も仏も信じていないくせに、初詣でには行くというその神経も分からない。まあ、クリスマスを男女がラブホテルに行く日だと思っている阿呆もたくさんいるし。



(以下引用)

2017年01月05日

初詣「ベビーカー自粛」要請で大論争 乙武氏「肩身が狭い。不寛容な社会」

1 名前:リアーナ ★:2017/01/05(木) 19:07:54.49 ID:CAP_USER9.net
2017年の年開け早々、ネット上で大論争に発展したのが、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて大勢が集まる場所で初詣に参拝することの是非についてだ。それが障害者差別、少子化問題といったことにまで議論が広がっていった。

発端となったのは東京板橋区の乗蓮寺が「ベビーカーご利用自粛のお願い」の看板を出した、とツイートされたこと。乗蓮寺は2年前まではベビーカー優先の寺だった。看板を出したことであらぬ方向まで話題が沸騰していることに住職は頭を抱えている。

「ベビーカーご利用自粛のお願い」の看板の写真と共に、


「何の落ち度もない単に小さい子供を連れたママさんが初詣に来て、これを見て嫌な気持ちになると想像できないだろうか。なら松葉杖の人も、車椅子の人も足の悪い高齢者も、視覚障害者も全部遠慮しろと?」

というツイートが出たのは2017年1月1日。それが瞬く間に拡散し、ネット上で大論争に発展した。意見は賛否両論あり、人ごみにベビーカーは邪魔で危険、赤ちゃんがかわいそうだから神社の対応は当然だ、との意見の方が多いのだが、赤ちゃんを持つ親に対し親切でない寺だ、とか、なんとなく気分が悪いから参拝に行かない、などといった反発も出た。そして、看板に「ほじょ犬は除く」とあることから、

「ベビーカーだけを自粛にしたら 差別になりますよね」

などといった議論にも発展した。

http://www.j-cast.com/2017/01/05287436.html?p=all
乙武洋匡さんはこうした騒ぎに関して1月4日にツイッターで、

「『混雑時のベビーカーは自粛すべきだ』という意見を耳にするたび、車椅子も同じように思われているのだろうと肩身の狭さを感じる。不寛容な社会になればなるほど、『生きづらさ』を感じる人が多くなっていく」

などと感想を述べた。東京都議会の音喜多駿議員は、「初詣ベビーカー論争」だとし、ブログで、


「少子化の最大の原因は、わが国が『子どもを産めば産むほど不自由になる社会』であることだと考えています」

と訴えた。

寺の住職によれば、2年前まではベビーカー、車椅子での参拝を優先させていて、専用通路を作り、係員を配置し安全に努めるという布陣を取っていた。ところが思わぬトラブルが起こる。ベビーカー1台にファミリーが5人、10人と付いてきて専用通路を通り参拝し始めたのだ。混んでいる時にはお参りするまで1時間待たなければならないため、それを見た参拝客が腹を立て「なんだあいつらは!!」と寺の担当者と小競り合いになった。

また、ベビーカーがあれば優遇される寺ということが知れ渡り、小学5年生くらいの子供をベビーカーに乗せて現れる親が相次ぐことになった。親は優先通路に入るとベビーカーをたたみ、降りた子供は敷地内を駆け回った。そこで寺は優先通路を通れるのは押している1人だけ、という制限を設けた。ところが、ファミリーは2手に分かれて参拝することになり、先に参拝を終えたベビーカー組の中には境内近くで合流のため待機する、ということが起こった。

そしてとうとう一昨年(2015年)、お年寄りがベビーカーに躓き、ベビーカーに抱き着く形で倒れてしまった。幸い軽傷で済んだのだがけが人を出したことには変わりがなく、「警察からの要請」もあり、昨年から「ベビーカーご利用自粛」の看板を出すことになった、という。


(抜粋。全文はソースで)
http://www.j-cast.com/2017/01/05287436.html?p=all


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拡大して見てみたい

懐かしい顔が、すべて手塚治虫の筆で描かれている。これは保存ものである。馬場のぼるの猫なんて、見るのは何十年ぶりだろう。すべて漫画史を飾ったキャラクターたちだ。ルパン三世だけはちょっと下手か。まあ、それぞれ微妙に手塚治虫テイストが入っているから無理もない。なお、河童は清水昆のもので、小島功のは中国美女(紅楼夢か)の方。昔の黄桜の河童は清水昆の絵だったが、私はそっちの方が好きである。「仙味」や「俳味」がある。





            

田中圭一先生のコピー能力はすげーなと思っていたが、本家はもう桁が違った(注釈読んでね)


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今年の日本の運勢

「混沌堂主人雑記」から転載。
面白い卦である。
4爻と言うと「骨付きの肉を噛んで金の矢を得る。困難もあるが(そのプロジェクトを)我慢して続けると利益がある」というような趣旨(私が適当に訳したww)のものだ。今の日本で上の歯と下の歯の間に挟まって上下を隔てる邪魔者はたくさんある。
官僚、マスコミ、御用学者、御用評論家、頭の悪い教育者、銀行(これはおカネの流通の阻害者)、そして混沌堂主人の指摘するジャパンハンドラーズ。ほかにも無数にいるだろう。
こうした連中に適切な裁きを与え、「獄を用いる」(裁くと言うより、処罰する意だと思う。)のが、今の日本に一番必要なことであり、この卦が今年の卦として出てきたのは実に適切である。さて、金の矢が出てくるかどうか。歯が折れたりしないかどうかwww



実は私も今年の世界の運勢と日本の運勢を易占してみたが、私には至誠が無いのか、私の易はあまり当たらないと念押しした上で一応書いておくと、

今年の世界:山水蒙4爻
今年の日本:天水訟3爻

だった。

山水蒙4爻は「蒙に苦しむ。吝なり」つまり、無知蒙昧さのゆえに苦しむ、ということだが、「吝」というのはけち臭い、ということで、何事にも不徹底、不十分なのを批判する言葉と思えばいいかと思う。つまり、世界は強欲資本主義との戦いに踏み出したが、無知蒙昧さゆえに不徹底に終わる、ということか。少なくとも、今年中に満足する結果は出ないだろう。むしろ、混乱状態になるだけだ、と思われる。
天水訟3爻は「旧徳に食(は)む。貞なれば危うけれども終わりには吉なり。あるいは王事に従うも成すこと無し」で、「訟」という卦自体が、下の者が上の者の不正を「裁き手」に訴える卦だから、この4爻は下の者が「訟」を為す際の戒めと考えられる。「旧徳に食む」とは、目上に従っていれば吉、というような意味らしい。あまり頑固に訴えていると危ないが、終わりは吉。「王事に従う」は「王命に従う」と同じで、「成すこと無し」は、本田済の「易」(朝日新聞社)では「成功しない」と常識的に解釈し、岩波書店の「易」では「(たとえ王命を奉じて事に従う場合でも)あえて成功を我物顔に誇ったりしてはならぬ」と、まるで成功するかのように書いていて、正反対だ。
まあ、最初に書いたように、私の易占はあまり的中しないので、ただの座興である。
混沌堂主人の易占のほうが、今回の卦にしても、ずっといい。


(以下引用)



今年の日本の運勢を易に問うと、

火雷噬嗑  の4爻
http://uqmk.blog106.fc2.com/blog-category-26.html より

上記文抜粋
・・・・・・・・・・

21 火雷噬嗑(からいぜいこう)
karai.gif噬嗑 震下離上(しんか りじょう)

八卦のshinrai-n.gif震(しん)の上に、rika-n.gif離(り)を重ねた形。

噬嗑とは、噛み合わせる、という意である。
この卦は来往生卦法によれば、元は山雷頤より来たものとする。
山雷頤は頤(い=おとがい)すなわち口の形の卦であり、その頤口の中へ九四の一陽爻が内卦の外から入り来て、上下を隔てて障りをなしている様子である。
頤の中に物があり、隔て障りをなすときには、必ずこれを噛み砕き、その後に上下相合うことを得るものである。
だから、噛み砕いて合うという意で、噬嗑と名付けられた。
ちなみに、口は、上の歯は動かず、下の歯(顎)だけが動いて、口の中の物を噛み砕くものである。
この卦は、上卦の離は付着、下卦の震は動くとすれば、九四の一陽爻は上の歯に付着していて、それを下の歯が震で動いて噛み砕く様子である。
だから、噬嗑と名付けられた。

卦辞
噬嗑、亨、利用獄、

噬嗑(かみあわせ)れば、亨(とお)る、獄(訴えを聞く)に用(もち)いるに利(よ)ろし、

噬嗑、亨、というのは、直ちに亨ることではない。
口の中に物があれば、それを噛み砕いた後に亨る、ということである。
自分と相手との間に何かがあり、それが障りとして両者を隔て、和合できないような場合は、口の中に物があるのと同じようなことである。
だから、その物を噛み合わせて砕いてしまえば、その後に、両者は心が通じ、和合もできようというものである。
獄とは、牢獄のことであり、罪人を入れて置く場所である。
罪人とするか否かは、訴えを聞いて、その理非曲直を断じて決するものである。
そこで、この場合の獄の字は、訴えを聞いて、その理非曲直を断じることを、指し示すのである。
そもそも訴えは、自分と相手との間に障壁があり、両者を隔て塞ぎ、彼我上下相合うことができないから、その情も互いに乖離し、不和となり、起こるのである。
今、訴えを聞くというのは、頤の中の一物を噛み砕いて、上下相合わせるようなものである。
とすると、訴えを聞く人は、威厳と文明を兼ね備えていなければ、その任に耐えないものである。
しかしこの卦は、震の威厳と離の文明を兼ね備えている。
そして、六五の君の爻は柔中の仁徳がある。
その威厳と文明と仁徳は、訴えを聞くにあたっては、とても重要なことである。
文明でなければ、相手の言いなりになってしまい、偽りを察し、理非曲直を分かつことができない。
威厳がなければ、侮られ軽視され信服されない。
仁徳がなければ、明徳威断に過ぎて、人々はビクビクしていなければならない。
この卦には、これら重要なことが全部揃っているわけだが、訴えを聞くためには、その罪状により、牢獄を用いることもある。
火雷噬嗑は、最上最下の二陽爻は剛実であり、中は空虚の間に九四の一陽があるが、これは牢獄の中に一人の囚人がいる様子でもある。
だから、獄を用いるに利ろし、という。
また、交代生卦法によると、元は天地否から来たものとする。
天地否の九五が下にやって来て、初爻の位に居り、初六が上に往き、五爻に居るのが、この火雷噬嗑である。
天地否のときには、坤は純陰、乾は純陽であり、両者は否塞して理非も分らない様子だが、これが今、剛柔分かち動き、明らかになったのが火雷噬嗑である。
また、来往生卦法によれば、元は天雷无妄から来たとする。
天雷无妄のときは、上卦の乾は剛強なだけで明徳がないが、今、内卦の外から一陰がやってきて、六五となり火雷噬嗑となると、五爻は離明の主となり、柔中の徳も有することになったのである。
もとより訴えを聞く者は、剛決であることを要するが、それだけではなく、文明も仁徳も必要である。
この三つが揃ってこそ、適正な裁きができるのである。


・・・・・・・
・・・・・・・・・
抜粋終わり


参考 よい

上記文抜粋
・・・・・・・・

【読みかた】
・からいぜいごう の しこうへん、さんらいい に ゆく

【キーワード】
・火雷噬嗑:噛み砕く
・山雷頤:あご、食を養う

【表面に表れたヒント】
・思い切って障害を排除しなければならない。
・一掃すると辺りは一瞬緊張で震えるが、次第に明るくなり、風通しが良くなってくる。
・安易な妥協は後で悔やむことになる。

【ヒントを解釈する指針】
・甘く見ていると障害は日増しに増大する。情にほだされないよう気をつけること。

【背後に隠された微妙な機微】
・何を信条としているか、それさえ見ればその人の見当はつく。世間の評価などあてにはならない。私情を捨てて決断すべき時である。


・・・・・・・・・
・・・・・・・
抜粋終わり




粛清の日炙りだ!!


マイケル・ミドリ。カーチスやら・・・日本ハンドラーが一発目の日炙りだろうかな。



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宅配便のコンタクト問題

これは私も何度か経験がある。ずっと家にいたのに、呼び鈴の音も聞こえず、気づかないうちに不在届というか、不在配達票が郵便箱に入っているわけだ。まあ、運悪くトイレや風呂に入っていたという場合もあっただろうが、呼び鈴も鳴らさず不在届を入れていったのではないか、と疑いたくなることも一、二度あった。
再配達を頼めばやってくれるから、それほど怒ることではないが、再配達の手間を考えれば、呼び鈴を鳴らして数分待ち、再度鳴らすほうが合理的なのではないか。


(以下引用)

宅配便が呼び鈴も鳴らさず不在届入れるのってなんでなん?



【ビジュアル図解】宅配便のしくみ (DO BOOKS)

1 名無しさん@おーぷん ID: cZB


今やられてくっそ腹たつんやが



2 名無しさん@おーぷん ID:MHy


宅配会社にとって一番面倒でコストがかかるのは再配達
つまりムカついたなら再配達依頼からの居留守を繰り返すことで報復できる


3 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>2
早いとこ荷物欲しいからそんなことせんけどさ
わざわざ1番面倒な再配達する状況を自分で作り出す配達員アホちゃう?



4 名無しさん@おーぷん ID:mAo


他の時間帯指定の奴が間に合いそうに無かったんやろ


6 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>4
そんならワイのとこ後回しにすりゃええのに
不在届入れる時間だけ無駄やんけ



7 名無しさん@おーぷん ID:mAo


荷物持ってない他の配達員が頼まれて不在届けだけいれてるんやろ


8 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>7
それがマジなら大問題やんけ



9 名無しさん@おーぷん ID:Orl


1.時間指定に間に合わないから先に不在票書いといて後でポイ
2.インターホンが壊れているか鳴らしたけれど気づかなかった
3.顔も見たくない
4.やきう民やから見ると殺したくなる
どれかやろ


11 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>9
1時間指定してない
2確認したけど壊れてない
3、4ならワイが悪い


12 名無しさん@おーぷん ID:WiU


ほんとに呼び鈴鳴らしてないんか?
イッチが気付かなかったんじゃないんか?



13 名無しさん@おーぷん ID:Orl


>>11
不在票に発行時間が書いてあるはずや
そのときに何をしていたかを思い出すんやで
ヘッドホンつけとったり大音量でテレビ見とらんか



14 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>12 >>13
少なくとも不在届の時間の1時間前からインターホンの半径2m以内にいたで
というか朝起きてからずっと2m以内におる
テレビつけてたけどインターホンの音かき消されるような音量やないし



16 名無しさん@おーぷん ID:ju7


トイレ入ってて出るの遅れたらもういないとかザラや


18 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>16
トイレも我慢しとったのにこのザマや
余計腹が立つ


19 名無しさん@おーぷん ID:Orl


>>18
どこの会社や?


20 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>19
ヤ◯ト運輸



17 名無しさん@おーぷん ID:yM5


家まで送らんでええんちゃう?
最寄りの営業所に届きましたメールでええやん


22 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>17
次回からそんな大きな荷物じゃない場合は営業所へ直接取りに行くわ



24 名無しさん@おーぷん ID:sPj


営業所やドライバー個人によって結構差があるけどな
ワイのところの営業所は愛想いい兄ちゃんばかりやから助かるわ

いっぺん佐川に糞なドライバーがおってあまりにもムカついたから、
営業所に「○○はウチんとこ来させんな」って言ったら別の兄ちゃんくるようになったわ


25 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>24
今回いつもと違う人やからかな
いつもの兄ちゃんなら愛想はないけど丁寧やし



26 名無しさん@おーぷん ID:glD


佐川はクソ
オクで落とした洗濯機佐川配達やったんやが勝手に家の扉バッタンバッタン開けたり閉めたりしてめちゃくちゃびっくりしたわ
重かったからイライラしとったんか知らんけどあまりにも酷すぎたわ
なお、マッマが怒りのクレームいれた模様



27 名無しさん@おーぷん ID:76R


ワイは佐川に荷物投げたり蹴られたりしたわ



28 名無しさん@おーぷん ID:yM5


ヤマトと佐川って何で差が生まれるんやろな



29 名無しさん@おーぷん ID: cZB


ワイは逆に佐川にはそんな不満持ったことないな
まああいつら平気で指定時間過ぎに届けに来るけど



30 名無しさん@おーぷん ID:Orl


ワイ郵便局員
話に上がらずホッとする


32 名無しさん@おーぷん ID: cZB


>>30
ゆうパックゆうメールは受け取る側も楽やし



34 名無しさん@おーぷん ID:cOJ


お前の事情なんか知らんから帰って来たら教えたってや〜



35 名無しさん@おーぷん ID:4AE


プルル…プルルル
俺「はい、もしもし」
西濃「おるかーー?」
俺「え…?ど、どちらさまでしょうか…?」
西濃「よーし、おるな!いくわ!」
俺「え、え!?」

ピンポーン、ガチャ

西濃「ここやで、トントン(はんこ押すとこを指で叩きながら)」


   西 濃 は 神


36 名無しさん@おーぷん ID:yM5


>>35
ホワイト企業やな



39 名無しさん@おーぷん ID:Aar


ヤマトで地図に家なかったわ!って発送元に勝手に送り返されてたことならあるな
何十年前の地図つかってんねん
電話ぐらいしろや


40 名無しさん@おーぷん ID:o31


>>39
まじで何のための電話番号なんやねんて思うわ
そいつは一度も連絡してこなかったし
営業所の偉い人が菓子折持って謝り来たけど
その方がコストかかるやんて思ったわ





(夢人追記)こういうスレッドがあったので追記しておく。資本主義という競争社会が「狂走社会」化し、企業も死亡寸前、ということだろう。値下げ競争、サービス競争で息も絶え絶え、ということで、消費者の「少しでも安く、少しでも上のサービスを」という欲望が企業を苦しめ、労働者を苦しめ、結局は消費者にマイナスが跳ね返ってくる。
なお、下の引用記事は長いので、途中でカットするかもしれない。




S急便勤務の俺が今の状況を一人語りする


1: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:31:17 ID:Bsd 
ド深夜に誰も見てないだろう時間帯に語る



2: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:32:28 ID:Bsd 
まず年末の配達についてだが、日時指定についてはほぼ諦めてくれ
まず無理だ

4: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:33:09 ID:Bsd 
何しろ荷物が営業所にすら到着してない

8: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:40:14 ID:Bsd 
路線便という、営業所から中継センター、また別の営業所へと繋いでる大型トラックが深夜から朝方に掛けてやって来るんだが年末のこの時期はセンターでの積み込み量が多く、遅れに遅れて朝10時着とかざらにある

9: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:40:51 ID:9rZ
いっつも留守で無駄足使わせてすまんな
不在伝票見て電話してから来てもらってるわ












3: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:32:41 ID:2kT
Amazonやめたから余裕ぶっこいて人員減らしたら年末になって人集まらなくて困った
ってマジ?

5: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:36:15 ID:Bsd 
>>3
逆だ
人数足りないのにアマゾンが無茶ばっかり言ってくるから切った
あそこの運賃設定は○ンダとか○マハに匹敵するくらい安いと聞いたことがある
更にそこから値下げ交渉してきたりネットに流れてる情報以上の要求をしてきたらしい

7: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:38:09 ID:2kT
>>5
もともと足らなかったのか
なんで増やさないん?
営業所のやつらクッソ態度悪くて不愉快なんやが

13: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:43:12 ID:Bsd 
>>7
サービス業はどこの世界も人手不足
更にうちはキツくて辞める率高し
腰悪くする奴が一番多い

18: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:45:15 ID:LW6
それってアマゾン関係なくね?
離職率凄くて万年人手不足で年末荷物ラッシュに対応できない
当然だが改善する気ゼロの上層部

そういう話でしょ?

19: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:48:05 ID:Bsd 
>>18
上層部に関してはその通り
ただアマゾンに関しては余りにも理不尽すぎる要求だって聞いた
詳しくは知らんが燃料代すら出なくなる可能性もあるとか

21: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:49:16 ID:Bsd 
慈善事業じゃないから利益が出せないなら撤退する、それはビジネスなら当たり前の事だよな

23: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:51:13 ID:Bsd 
とりあえず語りに戻る

10: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:41:49 ID:Bsd 
そうなると各配達員の積み込みが遅くなり、営業所を出れるのが昼前になったりする
もうこの時点で午前中指定死亡

20: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:48:50 ID:4Jv
あのブチギレ社員はどうなったの?

22: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:51:01 ID:Bsd 
>>20
知らん、あんな遠目の動画じゃ荷物投げてる様にも台車にアタってるようにも私物のようにも見えるしな

24: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:53:27 ID:Bsd 
1人の配達員が1日に捌ける数はベテランで100個~150個くらい
担当する地域やその人の慣れにもよるがこのくらい

25: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:56:43 ID:Bsd 
それがこの時期はあっさりと超える
1人200個超えなんて当たり前
車に積み込みきれないから仕方なく営業所に残して午後便に回すことになる
ネットで客の方から問い合わせてみたら今日指定なのに営業所で保管中、とかはこのため

26: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)03:57:52 ID:Bsd 
特にヒドイのがクール便

27: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:01:26 ID:Bsd 
恐らくトラックで集配してるドライバーと軽ワゴンで回ってる2パターンを見た事があると思う

軽ワゴンは宅配(個人の自宅宛)専門
トラックは宅配もやるがメインは企業や店舗当てになる

28: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:07:47 ID:Bsd 
更に配達は午前中にほぼ終わらせ、午後は集荷の為、各地の契約している企業や店を回らなければいけない
そしてクール設備はトラックにしか付いていない
必然的にトラックの運転手、いわゆるセールスドライバーがクール便を回るのだがここでも配達可能な個数を遥かに超える数が待っている
年末は毎日配達仕切れない荷物でクール室も通常の置き場も溢れかえっている

29: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:13:14 ID:Bsd 
どのドライバーも1つでも多く、荷物を届けたいという気持ちは持っている
でも絶対的に時間が足りない
政府が掲げてる月の残業時間80時間を超えてはいけない、というクソ政策のせいで無理やり配達を終わらせられてしまう
サービス残業で何とか出来るならまだいいだろうけどそれをすればまた別の問題が発生してしまう

30: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:19:21 ID:HIb
引っ越しの時はありがとう

32: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:22:08 ID:wr3
俺時間指定せんタイプやけど、時間に神経質な客が
腐るほどいると思うと配達員可哀想になってくる

34: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:24:11 ID:Bsd 
>>30
>>32
お前らみたいな奴がいる事が俺たちの励みになるのさ、ありがとうな

31: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:19:37 ID:Bsd 
配達出来なかった荷物について、よく入ってくるクレームで
来れないなら電話の一本でもなぜ出来ない
というものがよくある
でも20個も30個も溜まっている荷物に全部電話連絡出来ない
納得せずに「絶対今日持ってこい!」
とか言われても対応出来ない

33: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:22:58 ID:Bsd 
この時期は集荷で荷物を預から際に必ず
「指定の日時には届かない可能性もありますのでご了承下さい、受け人の方にもその旨お伝え下さい」
と発送元のお客さんには伝えているのでそこは申し訳ないが発送元と受け人の申し合わせ不足だと思って欲しい

35: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:25:55 ID:tcx
ヤマトとかは人手が多いから
遅れたりしないん?

37: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:29:11 ID:Bsd 
>>35
俺はヤマトて働いた事ないからわからん
でもうちからヤマトに移って行った人から話を聞くとヤマトも遅れは出てるらしい
うちほどではないんだろうけどな

36: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:27:21 ID:Bsd 
あと、時間指定でたまに
「家にいるかどうかわからないけど午前中指定でよろしく、もし不在だったらあとでもう一回行ってくれるんでしょ」
とか言われてメッチャムカついたから荷台で荷物にデコピンしてやった

38: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:35:50 ID:Bsd 
ところで荷物を積み込みきれないのは集配用の軽だけじゃない
路線便の大型トラック(10トン)もあるわけで
中継センターで積み込まない、とか営業所から発送する荷物が積めない、とかも起きている
そうすると隣県であっても翌日配達出来ず、翌々日になったりする

39: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:38:41 ID:Bsd 
よく営業所受け取りにすれば平気!
という話を聞くと思う

半分正解だ

40: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:41:43 ID:Bsd 
注文する際に住所を〇〇営業所留めとか書いてあるとその営業所の荷物受け渡し場所で保管されるからこれは正解

元々、配達のつもりで住所が記載されてる荷物を営業所留めに変更する場合にはちと話が違ってくる

42: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:48:20 ID:Bsd 
一旦は荷物を仕分ける時に伝票に記載されている住所の地域担当の所に荷物が行き、その山の中から探す必要がある
下手すれば200個の山から一つを見つける、という時間のかかる作業になる
配達員としても会社としても配達の手間とコストが浮くのでありがたいが何しろ時間がかかる

43: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:50:10 ID:FYP
頼むから荷物手荒に扱わないでくれよ特にPCとか
PCに不具合が出るのはs急便の手洗い荷物の扱いが
原因て言われてるくらいだからな
忙しいとは思うが頼みますよ

45: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:54:49 ID:Bsd 
>>43
PCに関しては精密機器輸送サービス、という便種がある
それを頼むのが一番かなと思う
通常の荷物だとどんなに緩衝材を入れたり厳重に梱包しても限界がある
そもそも通常陸便はPC輸送にはむかないからな

44: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:50:24 ID:Bsd 
時には探してる途中に荷物を取りに来る、ということもある

46: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)04:59:18 ID:TwZ
販売店が営業所止めを受け付けていないことが多いんだよ
不在票入るまで受取日時場所を変更できないシステムはいい加減何とかしたほうがいいと思う

49: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)05:06:34 ID:Bsd 
>>46
そういうのもある
荷物の問い合わせ番号が分かれば変更出来るか出来ないかわかるから営業所に一応問い合わせてみて欲しい
以外と変更なら可能っていう場合も多い

47: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)05:02:41 ID:Bsd 
ちなみに各ドライバーみんな必死にやってるのはわかってると思うが
営業所の事務員、電話オペレーターも必死にやっている
朝8時から電話が鳴り始めるんだが30分頃には電話回線はもうパンクしている
そのほとんどが荷物が届かない、どうなってんだ!
的な奴

51: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)05:13:24 ID:Bsd 
電話オペレーターは9割が女
そしてドライバー(トラック乗ってる奴らな)は9割が男
オペレータが荷物の詳細を問い合わせるためにドライバーに電話をして、体育会系ドライバーに怒鳴られて泣いてしまっていることもしばしば

52: 名無しさん@おーぷん 2016/12/27(火)05:19:22 ID:Bsd 
さてと、流石に寝る
後日、続きを書きにくるようにする

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