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日本の「差別問題」

東海アマ氏には珍しく「独断と偏見」の無い記事で、むしろ社会の独断と偏見に正面から立ち向かっている勇気ある記事であるので、カットせずに全文を転載する。
私にもこの問題に関する意見や妄想(宗教と部落差別の関係など)はあるが、私はあまり詳しくないし、下手な意見はかえって問題を悪化させるかと思うので、さし控える。

(以下引用)



 グーブログ事務局が、「部落」や「同和」という言葉にフィルターをかけて、ブログを無断削除してしまう問題を前回に報告した。
 文句を言った私は、たぶんグーを排除されるだろうが、ケツをまくって、親会社のNTTに対しても屁をかけずにはいられない。
 今、NTT上層部に届けるための文句を考えているところだ。

 私は、かつて(半世紀前)、NTT人事部に「部落地名総鑑」が置かれていて、新入社員の採用にフィルターをかけていたことを覚えている。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E8%90%BD%E5%9C%B0%E5%90%8D%E7%B7%8F%E9%91%91

 1970年代くらいまで、銀行や公的機関、一部上場企業などの大半が部落地名総鑑を利用していたのだが、1980年代になって、部落解放同盟による糾弾運動があり、企業人事部がこれを使うことを躊躇するようになった。

 このときのトラウマが原因で、たぶんNTT全体で部落問題に過敏になって、「部落」や「同和」という用語を見ただけでヒステリーを起こして排除するようになったのだと理解している。
 NTTの下部企業体であるGoo事務局にも、それが及んでいると考えた。

 実は、部落地名総鑑を扱っていたのは、大企業だけではなく行政にまで及んでいた。警察にも備えられていた。だから狭山事件の石川さんの問題は、部落差別と切り離して考えるわけにはゆかず、狭山事件の本質を語るため部落問題の紹介が絶対に必要不可欠な問題だった。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6191332.html

 しかし、どんなに部落問題を「存在しないもの」として隠そうとしても、それが、とてつもなく深刻な生活障壁として立ち塞がっていた歴史的事実があり、それによって、さまざまな記録が残され、さらに、たくさんの文芸作品も存在している。
 どんなに隠そうとしても、絶対に隠しきれないほど深刻な、今でも人々の心を直撃し続けている問題なのである。

 それは行政によって隠されることで、さらに恐ろしい潜行的な問題を噴出させている。
 全国で部落差別が著しい地域といえば、関西地区全体がそうだが、わけても①奈良県 ②滋賀県 ③岡山県などがひどい。
 大阪市・神戸市は、韓国の4・3済州島事件や保導連盟事件の李承晩による大虐殺を逃れて、数万人の韓国人が密入国してコロニーを作ったことで、部落差別問題は、韓国人問題にすり替わってしまっている。

 2012年に安土町が近江八幡市と合併するとき、住民は「エタの町と一緒になるのか」と発言し、町長をリコールしてしまった。
 http://www.bll.gr.jp/archive/siryo-syutyo2012/news2012/news20120514-4.html

 その近江八幡市は、滋賀県内で豊郷町と並んで最大級の未解放部落が存在した。
 https://nmj.styledev.ru.com/index.php?main_page=product_info&products_id=31619
 近江八幡で生まれ育った岡林信康は、名曲「手紙」 「チューリップのアップリケ」のなかで、その一端を伝えているが、この歌詞はすべて1960年頃の実話であり、当時、我々の心を深く揺さぶった。
 https://www.youtube.com/watch?v=Mg0hjTwpNoE&ab_channel=onbankutsu

 近江八幡市の22歳の女性が、大好きな恋人のミツルさんに手紙を送ったあと、自ら命を絶った。
 なぜ彼女が死ななければならなかったのか? それは部落問題を知らなければ絶対に理解できないことだ。
 グーブログ事務局は、この作品を無条件に削除してしまうにちがいないが、若者たちに悲劇の真実を教えようとしない、無条件排除の姿勢が正しいのか? 考えてほしい。

 近江八幡には、極めて深刻な差別主義の伝統があって、スーパーに買い物に来た、何の落ち度もない70代の女性に対して、「いなり寿司を盗んだ」と冤罪の言いがかりをつけて、警察は三日間も拘束している。
 在庫数と販売数が一致したことから冤罪が分かった。こんなこと普通のスーパーではありえない。店員は在庫の確認もしないまま警察に告訴したのだ。
 これは近江八幡の住民にある、歴史的な差別の伝統から来ているものであり、部落問題を理解できなければ、この事件も理解できない。
 https://www.fnn.jp/articles/-/686751
 
 近江八幡市に隣接する東近江市の湖東記念病院では、恐ろしい冤罪事件が起きた。
 入院患者の死について、誰かが意図的に呼吸チューブを外したせいだと疑った近江八幡警察署員は、知的障害のあった西山美香さんにウソの自白を強要し、殺人犯にでっちあげた。
 西山さんは冤罪で10年間服役させられ、出所後に再審請求を行い無罪を勝ち取った。
 https://www.nichibenren.or.jp/activity/human/retrial/shien/koto.html

 これも、近江八幡という地域に根ざした、部落民や障害者に対する差別感情、蔑視がなければありえない事件だった。

 部落差別の歴史を知らなければ理解できない事件は、無数と言えるほど存在している。
 たとえば名張毒葡萄酒事件や、狭山事件、八鹿高校事件など非常に多く、いずれも背景を知らなければ理解しようがない。
 https://blhrri.org/old/kenkyu/data/hanrei/dowagyosei.htm

 古い話で恐縮だが、青葉君が登場するまで、日本最大殺人事件として八つ墓村のモデルになった、津山30人殺し事件も、その背景に部落問題があった。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%A5%E5%B1%B1%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%BA%BA%E6%AE%BA%E3%81%97

 部落民だった加害者、都井睦雄(21歳)が、当時、夜這い(娘が初経を迎えると離れに寝かせ、近所の男たちが忍んでくる)の風習が残っていた集落で、ある女性に夜這いをかけたところ、彼女は部落民を理由に拒否した。これで怒り狂った都井は女性の集落を片っ端から襲って大量殺人を行った。
 これも部落問題を理解できなければ、事件の意味を知ることもできない。また西日本の夜這い地帯の父親の特定が困難である理由も分からないだろう。
 この事件は、岡山における夜這い習慣の廃止に大きな貢献をした。

 部落問題を扱った文芸作品として著名なものは、島崎藤村の「破戒」である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E6%88%92_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)#

 長野県も岐阜県も、部落差別は潜行しているものの深刻である。主人公の瀬川丑松は、部落民であることだけが理由で、生徒に詫びなければならなかった。結局、いたたまれずに彼は外国に旅立った。
 岐阜県では、1918年に流行したスペイン風邪で、集落が滅亡するほどの被害を受けた地域があった。私の隣村である白川町・黒川村も、若者が大量死したので、村が主宰していた紡績工場が立ちゆかなくなり、各地に村への移住を呼びかけた。
 祖母の一家は、このとき、三重県富田村から黒川に移住した。
 
 実は、富田村も部落差別で知られた地域だったので、もしかしたら祖母の実家も部落地域だったかもしれない。
 その後、1932~1945年に満蒙開拓団が、信州や東濃地域から大量に出立した。このときも、満蒙に渡航した人々は、被差別地域の人が多かった。
 戦前の、日本人の海外渡航は、部落差別問題が深く関与している。地域社会で差別のイジメを受け、肩身の狭い思いをしていた人たちは、差別のない解放された社会を目指して日本を旅立っていったのだ。

 およそ、たくさんの人たちが大規模な移住を行うには、前提となる条件がある。
 その地域を愛せない、部落差別のような閉塞的な環境があること。そして戦争や天災による社会崩壊である。
 天災による移住の例としては、奈良県十津川村の大洪水災害に遭った人たちが、北海道に移住して新十津川町を形成したものがある。
 だが、これにも旧十津川の部落差別が影を落としている。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%8D%81%E6%B4%A5%E5%B7%9D%E7%94%BA

 そもそも、日本人の源流である弥生人は、呉越戦争で敗れた水郷呉国の人たちが、皆殺し刑を逃れて船で逃げ出し、一部が有明海にたどり着いたことから始まっている。
 他に移住した先は、台湾・山東半島・朝鮮南岸・九州北岸だった。
 人は住みやすい環境を求めて移住するのだ。戦前の海外移住者の多くが、深刻な部落差別地域からだった。外国では未解放部落出身者を差別する者などいなかったからだ。
 
 あと、部落問題を扱った文芸作品は数多いのだが、「橋のない川」も有名だ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E5%B7%9D

 奈良県では、現在もなお部落差別の伝統と慣習が厳格に生き残っている。
 奈良の人々は、容易に人を信用しない。まず、相手が部落民かどうかが問題になる。
 それは部落の人にとっても同じで、「余所者」を受け入れない習慣があるので、民俗学の先駆者である宮本常一も、奈良県での取材は少ない。
 下手をすると秘密裏に殺されてしまうからだ。

 私も、かなりひどい目に遭った。滋賀県豊郷町に住むYという障害者の人物から、もの凄い嫌がらせを受けて警察沙汰にもなったのだが、ここは被差別集落として有名で、Yから、何万回もの無言電話や、「殺してやる」との脅迫が続いた。
 Yは、最近また同じことを繰り返しはじめたので、「今度は実刑だな」と伝えると止んだ。
 差別のある地域では、人間性におおらかさが失われ、妬みやそねみ、誹謗中傷に覆われることが少なくない。
 元、公安委員長、菅沼光弘が、日本の暴力団員の7割が、在日と同和で占められていると述べた。
 https://www.youtube.com/watch?v=YRFmzRKvx7I&list=PL1BB93E2358E2FE4B

 私は、部落問題、在日問題、暴力団問題を解決する上で、グー事務局のように無条件削除で「存在しないもの」として扱うのが正しいのか?
 それとも、真正面から見つめて、ウソのない問題解決をするのがよいのか? みなさんに問いたい。

 もしも行政のように、部落問題を隠蔽工作するなら、島崎藤村も住井すゑも、岡林信康も、この世に存在しないものとして扱うことになると思う。
 部落や同和を無条件削除するという姿勢で、本当に問題解決できるのか?
 隠せば隠すほど、問題は潜行して、誰にも意味が理解できない不可解な現象が現れるばかりだ。それは闇の勢力や、暴力団をつけあがらせる根拠になってしまうのである。

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チェーホフの残酷さ

チェーホフの残酷さ。

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愛と恋と兼愛(博愛)

昨日のブログに引用した文章の一節を再掲載する。ここを起点に「愛とは何でしょう?」という問題(まあ、古いジャズソングの題名だが)を考察してみようというわけだ。

一番の問題は、英語では、幾種類もの愛(そう、愛には種類があるのである。)をloveの一語でまとめてしまう癖があることだ。そこで、次の一文は日本人には謎になる。

私を戦争へと押しやったのも、ほかならぬこの愛を渇望する心だったのだ。

そうか、私が敵兵や敵国民を見つけしだい射殺するのは、「愛のため」だったのだ。というわけだ。……当然、そうではなくて、彼を戦争へ押しやったのは、自分の家族や友人や国家や郷土への愛着心であり、それは我執の一部なのである。だが、それも愛、これも愛、きっと愛~♪、なのである。

ここで、恋について考えてみる。先ほどの「愛とは何でしょう」は、あるいは「恋とは何でしょう」と訳されていたかもしれない。当然、原題はWhat is love?だと推定できる。つまり、英語では愛と恋に区別は無いと思う。それを区別している日本人は猿なのか? それとも高度文明なのか?

では、愛と恋の違いは何か。私は家族を愛するが、家族を恋するとは言わない。つまり、恋とはその絶対条件として性的結合を目的とするのであり、それが無い希少な恋愛をプラトニックラブなどと言ったりするが、実はプラトン時代の男色がその起源らしい。ただ、プラトンの作品では、それは「友愛」や「師弟愛」として描かれているようだ。つまり、セックス描写は無い、と思う。西洋人には性的要素の無い恋愛は想像できないから、「あいつらは男色家だったに違いない」と邪推した可能性もありそうだ。
こうして、「恋愛=性愛」というのが基本思想になった結果、片思いをして自殺する、などという「若きウェルテルの悩み」などが、珍しい現象を描いたということで当時のベストセラーになったりしたのではないか。

さて、今度は、片思いや家族愛より、より抽象的な博愛について考えてみる。これは春秋戦国時代の墨子の「兼愛」思想にも見られる古い思想だが、東洋の人間には心の奥底に流れている思想だと思われる。
だが、闘争こそが社会のアルファでありオメガである西洋社会には、こうした博愛思想というのはキリスト教の中にわずかに見られるだけである。後は、ドストエフスキーやトルストイの作品の中に見られる程度か。
それ以外は「あいつは敵だ。敵は殺せ」が西洋の基本思想だと思われ、そして誰が敵なのかは、上の人間が勝手に決めるのである。要するに、博愛思想などがあったら困るのである。敵を殺すこともできないし、敵から財産を奪うこともできないし、敵だから騙す、ということもできない。言い換えれば博愛思想は上級国民の最大の敵であるわけだ。

おそらく、「兼愛非攻」の墨子の平和主義は西洋では翻訳されていないか、黙殺され続けているだろう。それは「資本主義」と「帝国主義」の最大の思想的敵なのである。




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現代社会を象徴する事件

これが、道徳を喪失し、欲望と力関係だけがすべてとなった社会である。

(以下引用)

15歳の中学生、卒業式に来た祖母(76)を殴り、死亡させる

 

引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1743493514/

1: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:45:14.47 ID:h9/b+l4o0
no title
3: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:46:04.15 ID:pSGUFlMA0
悲しすぎる
4: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:46:07.57 ID:OyL3p7Q70
このガキ死刑にしたほうがええやろ
5: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:46:17.59 ID:+VDrOsfnM
前もあった気がする
6: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:46:24.46 ID:G3QIolcn0
世紀末かよ
10: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:47:37.33 ID:+1N+bLv80
酷すぎひん?こんな悲しい事件見たくなかったよね…
11: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:47:57.26 ID:6TKWwBDd0
真相はわからんが悲しいな…
12: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:48:08.21 ID:vEOtZWCc0
ただの祖母やなくて育ての親かよ
死刑にしたほういいわこんなガキ
14: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:48:56.09 ID:VocQxW8NM
なんか悲しすぎるわ
15: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:49:20.48 ID:YBXxQe540
孫に殴り殺される人生とか…
19: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:50:25.04 ID:kUQVOQZW0
育ての親
ありのままの自分を受け入れられなくする比較教育
23: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:50:57.19 ID:TCaNvyJ00
親がいないことがコンプレックスだったんかな
24: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:51:01.10 ID:JWDAgBzu0
15歳だと少年法か胸糞悪いわ
39: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:53:15.58 ID:n5j1DNeG0
少年院から出たら後悔して泣くだろうな
42: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:54:48.83 ID:QE62LuLTd
酷い話だな
ガキの来て欲しくない気持ちはわかるがなぁ
43: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:54:50.54 ID:TCaNvyJ00
思春期とはいえ
キレたら最悪暴力に出るタイプの奴かどうか
判別出来なかったんかな
50: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:56:37.22 ID:dsssQcV4d
育ての親(76歳)はどんな思いで今までこんなクソを育ててきたんやろな!?泣いてまうわ
54: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:58:25.43 ID:SorJ4SnE0
もう誰も育ててくれないから少年院やん
60: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:00:46.67 ID:sGi2ad7O0
反抗期なんてこんなもんやろ
72: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:06:33.17 ID:nxpo12E50
ばあちゃんの気持ち考えたら胸が苦しいんだが?
73: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:06:39.62 ID:GBa4P+Ez0
死ぬまで殴るようなやつは更生無理やと思うわ
92: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:11:31.75 ID:FH9nhmUx0
これ誰が悪いの?
103: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:13:30.16 ID:3WQxNODo0
三者面談すら親こんかったわ
128: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:23:14.71 ID:p2nPjViQ0
胸が痛む
134: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 17:25:19.89 ID:ZiDuAB1yM
年寄りの女を殴るってどういう気分なんかな
7: それでも動く名無し 2025/04/01(火) 16:46:52.67 ID:E6DpJez/0
こういう心が痛いやつやめろほんまに

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「あなた」が徴兵を忌避できない理由

私を戦争へと押しやったのも、ほかならぬこの愛を渇望する心だったのだ。その戦争を私は間違ったものであり、おそらくは邪悪なものであると考えていたのに。大学では徹夜の平和集会に幾度も参加した。ジーン・マッカーシーの家を訪れ、学校の新聞に熱情的な論説を書いた。しかし卒業をして徴兵カードを受け取ったとき、あっという間もなく、昔ながらの悪魔が私の中で動き始めた。私はカナダに逃げることを考えた。刑務所に入ることも考えた。しかし結局のところ、私は自分がはじき出されるだろうという予測に耐えられなかった。私の家族から、私の友人たちから、私の祖国から、私の生まれ育った町から愛を失うかもしれない怯えのせいで、私は良心と正しさを犠牲にすることになった。
 このようなことは前にも書いた。でももう一度書かなくてはならない。私は卑怯ものだった。そしてヴェトナムに行った。

  (ティム・オブライエン「私の中のヴェトナム」村上春樹訳)








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イギリスの「キリスト教破壊」と社会道徳の廃頽

記事の内容の真実性が疑わしいので、こちらの「雑談ブログ」に載せるだけにするが、仮に書かれた内容が事実だとすると、イギリス政府はなぜそのような政策を取ってきたのか、そうさせたのは誰なのか、というのが思考課題として面白い。
その答えのひとつは「キリスト教の破壊」、あるいは「あらゆる宗教の破壊」というもので、モラルの土台が宗教にしか存在しない西洋社会で宗教が消滅したら、後は「自分の利益だけが行動の動機」という欲望社会になり、それは資本主義の真髄であり資本主義社会の到着点だ。そして、社会の底辺に堕ちた人々も「自由競争の結果だから」ということで、誰をも恨むことはできない。「被支配者たちの競争を利用して儲けてきた」最上位層に大人しく従うのである。
だが、それだけではないのはもちろんだ。イスラム教徒「も」恩恵を受けている社会保障制度へのイギリス人の憎悪を掻き立て、社会保障制度そのものを廃止させるという目的もあるのではないか? 下の記事自体がそういう「効果」を持っているのである。

(以下引用)

英国のイスラム教徒についての投稿「これは移民ではない。これは侵略だ」

BrainDead Worldさんのサイトより
https://nofia.net/?p=27096
イスラエルではないにしても日本の未来みたい
<転載開始>

イングランドは征服されつつある。


「これは移民ではない。これは侵略だ」


– ロンドン市長はイスラム教徒
– バーミンガム市長はイスラム教徒
– リーズ市長はイスラム教徒
– ブラックバーンの市長はイスラム教徒
– シェフィールド市長はイスラム教徒
– オックスフォード市長はイスラム教徒
– ルートン市長はイスラム教徒
– オールダム市長はイスラム教徒
– ロッチデール市長はイスラム教徒


– これらすべては、イングランドの人口 6600万人のうち、わずか 400万人のイスラム教徒によって達成された


– 現在、イギリスには 3000を超えるモスクがある


– イングランドには 130以上のシャリア裁判所がある(※ シャリアはイスラム教の法律)


– シャリア評議会は 50以上ある


– イスラム教徒の女性の 78%は働いておらず、国の支援と無料の宿泊施設を受けている


– イスラム教徒の 63%は働いておらず、国の支援と無料の住宅を受け取っている


– 国が支援するイスラム教徒の家族は平均6~8人の子供を抱えており、全員が無料で宿泊できる


– 英国のすべての学校はイスラム教について教えることが義務付けられている


– イギリスで最も一般的な赤ちゃんの名前はムハンマドだ


これは移民ではない。これは侵略だ。


Wall Street Apes



<転載終了>

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「娯楽」としての差別といじめという幼児性

これは一般ネットで既に問題になっていた事例である。
つまり、一部のテレビマン界隈では、こうした「中国人差別」が日常的だったのではないか。そして、差別的行為や差別発言を「面白いこと」とする習慣が日常化していたのではないか。それは小中学校では普通に見られる「娯楽としてのいじめ」と同じである。要するに、精神が幼稚なのである。それは当然、憎悪の温床になる。

(以下引用)100%、「目隠し記事」になると思うが、コピーしてみる。

テレビメディアとして決してあってはならない行為

「面白いものを……」ということ“だけ”に取りつかれたテレビマンは“禁断の果実”に手を出したようだ。


マツコ・デラックス(52)と『SUPER EIGHT』村上信五(43)がMCを務めている日本テレビ系『月曜から夜ふかし』が、3月24日放送分で、街でインタビューした中国人女性の発言を意図的に「捏造」していたことがわかった。


番組の内容を改めて確認した。中国・広州から来た女性にインタビューすると、去年の3月に


「うちのバルコニーにカラスが来てハンガーを持って行った。それから外で(洗濯物を)乾かしていない」


と話している。カラスがハンガーをくわえている写真をスマホで見せている。「捏造」はこの後の部分だ。

<cs-card "="" class="card-outer card-full-size " card-fill-color="#FFFFFF" card-secondary-color="#E1E1E1" gradient-angle="112.05deg" id="native_ad_inarticle-1-7c045aef-b955-41d7-a743-c41429f2d117" size="_2x_1y" part="" style="--gradient-white-fill: linear-gradient(160deg, rgba(255,255,255,0.8), rgba(255,255,255,1)),#ffffff; --gradient-background-fill: linear-gradient(160deg, rgba(255,255,255,0), rgba(255,255,255,1)); --neutral-fill-bubble-on-rest: #ffffff; --neutral-foreground-hint-on-bubble-on-rest: #767676; --neutral-layer-card: #ffffff; --neutral-layer-1: #ffffff; --fill-color: #ffffff; --neutral-fill-layer-rest: #ffffff; --neutral-foreground-rest: #2b2b2b; --focus-stroke-outer: #888888; --neutral-foreground-hint: #767676; --accent-foreground-rest: #0078d4; --accent-foreground-hover: #0066b4; --accent-foreground-active: #1181d7; --accent-foreground-focus: #0078d4; --neutral-fill-stealth-rest: #ffffff; --neutral-fill-stealth-hover: #f2f2f2; --neutral-fill-stealth-active: #f7f7f7; --neutral-fill-stealth-focus: #ffffff; --neutral-fill-rest: #ffffff; --neutral-fill-hover: #fcfcfc; --neutral-fill-active: #ffffff; --neutral-fill-focus: #ffffff; --tree-item-expand-collapse-hover: #e5e5e5; --tree-item-expand-collapse-selected-hover: #f2f2f2; --accent-fill-rest: #0078d4; --accent-fill-hover: #006cbe; --accent-fill-active: #1683d8; --accent-fill-focus: #0078d4; --neutral-stroke-rest: #bfbfbf; --neutral-stroke-hover: #989898; --neutral-stroke-active: #d6d6d6; --neutral-stroke-focus: #bfbfbf; --neutral-stroke-divider-rest: #eaeaea; --foreground-on-accent-rest: #ffffff; --foreground-on-accent-hover: #ffffff; --foreground-on-accent-active: #000000; --foreground-on-accent-focus: #ffffff; --focus-stroke-inner: #ffffff; --neutral-layer-floating: #ffffff; --neutral-stroke-strong-rest: #939393; --neutral-stroke-strong-hover: #2b2b2b; --neutral-stroke-strong-active: #696969; --neutral-stroke-strong-focus: #525252; --neutral-fill-input-rest: #ffffff; --neutral-fill-input-hover: #ffffff; --neutral-fill-input-active: #ffffff; --neutral-fill-input-focus: #ffffff; --neutral-fill-strong-rest: #767676; --neutral-fill-strong-hover: #626262; --neutral-fill-strong-active: #838383; --neutral-fill-strong-focus: #767676; --neutral-layer-card-container: #f7f7f7; --neutral-fill-inverse-rest: #242424; --neutral-fill-inverse-hover: #2b2b2b; --neutral-fill-inverse-active: #101010; --neutral-fill-inverse-focus: #242424; --card-stroke-color: rgba(0,0,0,0.0578); --neutral-fill-secondary-rest: #f7f7f7; --neutral-fill-secondary-hover: #fafafa; --neutral-fill-secondary-active: #fcfcfc; --neutral-fill-secondary-focus: #f7f7f7; --neutral-fill-bubble-rest: #f0f0f0; --neutral-fill-bubble-hover: #e8e8e8; display: flex; background-image: initial; background-position: initial; background-size: initial; background-repeat: initial; background-attachment: initial; background-origin: initial; background-clip: initial; outline: none; border-radius: 12px; box-shadow: 0 0 0 calc(var(--stroke-width) * 1px) var(--card-stroke-color),0px 2px 4px rgba(0,0,0,0.04); box-sizing: border-box; color: var(--neutral-foreground-rest); contain: content; content-visibility: auto; --gradient-angle: 112.05deg; --gradient-start-color: #FFFFFF; --gradient-end-color: #E1E1E1; width: unset; height: unset;">

「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね。みんな食べてるから少ないです。とにかく煮込んで食べて終わり」


と話しているような形になっている。


日本テレビは3月27日、公式サイトでこれらの内容を捏造だと認め謝罪した。


《実際には女性が「中国ではカラスを食べる」という趣旨の発言をした事実は一切なく、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集し、女性の発言の趣旨とは全く異なる内容になっていました》


《今回の件は、テレビメディアとして決してあってはならない行為であり、取材に協力いただいた女性ご本人並びに視聴者の皆様に心からお詫び申し上げます》(一部省略)


これらの謝罪文は中国語でも併せて掲載された。


本サイトの記者が念のため中国出身の女性に話を聞いた。


「確かに中国では料理に使われる食材の幅は広いと思います。それに、日本に比べて中国の街中にはカラスは少ないです。だからといって、中国人がカラスを食べるというわけではありません」


今回の捏造騒動に、ある日本テレビ関係者は、


「前回の反省を全く生かせていないことに、本当に恥ずかしい限りです……」


と深刻な表情を浮かべる。


というのも、日本テレビは’21年3月12日放送の『スッキリ』において、お笑い芸人がアイヌ民族に関する企画で差別的表現をしたとして大炎上したことがある。しかも生放送ではなく事前収録されたもので、ディレクターやプロデューサーなどのチェックをすり抜けていた。

同じテレビマンから見ても不自然な出会いが

要するに誰も差別的だと感じていなかったのだ。その後、BPOの放送倫理検証委員会が


《明らかな差別表現を含んだもの》


として放送倫理違反があったとする意見書を公表した。


今回の『夜ふかし』についても差別的に発言を捏造するという悪質なものだ。


テレビ局ディレクターによれば、


「『夜ふかし』の特性上、街頭インタビューで構成されていることが多いので、とにかく手当たり次第に数をこなしている。危なっかしい変な人にも積極的に声をかけている。声をかけているならまだしも、同じテレビマンから見ても不自然な出会いが多い。街で遭遇した人が、本当は芸人なのに素性を明かさぬまま特技などを披露していたのを見たことがあります。“本当はアポを取って仕込んだのでは?”と思うことが何度かあった」

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と番組の取材姿勢に疑問を呈したうえで、


「確かにオンエア日は決まっているのでディレクターからすれば何とか面白いものを仕上げなければならないと必死になることも分かります。それが行き過ぎると今回のような“捏造”に手を染めることになるのでは」(同・テレビ局ディレクター)


と同じテレビマンとしての見解を示した。


確かに食文化が違うので、中国では日本人が食べないものを食べるというイメージはあるかもしれないが、日テレのスタッフはそれを安直に考え、「捏造」したのだろうか。


「インタビューに答えてくれた中国人女性は、日本語で流暢に話していました。完成VTRを見て“怪しい”と思ったらプロデューサーなどが、元の撮影素材を確認することもできたはず。前回のアイヌ問題と同様、番組関係者の怠慢としか言いようがない。フジテレビ問題などで、テレビ業界全体の信頼が揺らいでいるなかでの今回ですから、タイミングとしては最悪ですよ。局内ではまたも“BPO案件”になるのではと、戦々恐々としていますよ」(同・日テレ関係者)


またも日テレ内で起こった放送問題。果たしてBPOはどんな対応をするのだろうか――。


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