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「下種の後知恵」の意味

沙村広明の「波に聞いてくれ」は、サーフィンの漫画ではなく、「波」はラジオの電波で、ローカルラジオ局の素人DJに抜擢された単純馬鹿の鼓田(こだ)ミナレが主人公だが、沙村広明は、こういうヤンキーっぽい女を描くのが上手い。単純な性格だが、その単純さは「反応の速さ」につながるのであり、芸人には不可欠な能力である。失敗も笑いのネタになるからだ。物事を慎重に考える人間(これは、自衛のためであり、必ずしも美点とばかりは言えない。)は、どうしても反応が悪い(遅い)のである。
以上は話の枕。
で、おそらく誤解されている慣用句に「下司の後知恵」というのがあるのだが、私はこれを、思考速度の遅い人間への悪口だと思っていた。つまり、私などのような人間を下司(下種)扱いしている感じで、不愉快な慣用句だったのだが、先ほど、それは勘違いだったのではないか、と思ったので、今、これを書いているのである。
これは、事件が一段落した時になって、「あれはああするべきだった、これが正解だった」と、事件を処理した当事者を批判して、自分の賢さをアピールする人間を下種だと言っているのである。世間にはこの手の人間が実に多いのは誰でも体験しているだろう。こういう連中はまさに下種である。この種の後知恵を言う人間には、「お前なあ、そういうのを下種の後知恵と言うんだよ」とやっつけるのが正しい。
ちなみに、SNSのコメントの多くはこの種の「下種の後知恵」で、残りの多くは、いい加減な推測と無根拠な断定である。ただし、稀に賢者の言葉がある。

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「核」すれば「核」なるものと知りながら、やむにやまれぬNATO魂

「阿修羅」から転載。メモである。ロシアも、ウクライナを核汚染はしたくなかっただろうが、劣化ウラン弾が使用される前に叩く必要があったのはよく理解できる。つまり、ウクライナ東部(ロシア保護領)を核汚染させたくなかったわけだ。

(以下引用)

放射能パニック:ロシア軍のミサイルがウクライナの弾薬庫(Khmelnytsky)を直撃、大爆発を引き起こす(locom2 diary)
http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/575.html
投稿者 HIMAZIN 日時 2023 年 5 月 16 日 10:43:25: OVGN3lMPHO62U SElNQVpJTg

https://qrude.hateblo.jp/entry/2023/05/16/053000_2
※動画等はリンク先参照。

放射能パニック:ロシア軍のミサイルがウクライナの弾薬庫(Khmelnytsky)を直撃、大爆発を引き起こす: ポール・セラン

2023-05-16

RADIOACTIVE PANIC: Russians Missiles Hit Ukrainian Ammunition Depot in Khmelnytsky Causing Massive Explosion - Cache of British Depleted Uranium Tank Shells Destroyed - Gamma Radiation Spikes in the Region’s Atmosphere
https://www.thegatewaypundit.com/2023/05/radioactive-panic-russians-missiles-hit-ukrainian-ammunition-depot-in-khmelnytsky-causing-massive-explosion-cache-of-british-depleted-uranium-tank-shells-destroyed-gamma-radiation-spikes-in-the-r/?utm_source=pocket_saves

The Gateway Pundit : Paul Serran著: 14/05/2023

ウクライナにおける欧米のロシアに対する代理戦争は、ゼレンスキーのナチス政権に納入される兵器システムや弾薬の殺傷力を次第に高めている。

ウクライナにおける西側のロシアに対する代理戦争によって、ゼレンスキーのナチス政権に納入される武器システムや弾薬は、次第に致命的なものになっている。 おそらく、これらの納入品の中で最も物議を醸しているのは、英国政府がウクライナに与えたチャレンジャー2戦車用の致命的な放射性砲弾であろう。 ロバート・F・ケネディ・ジュニアはインスタグラムでこうコメントしている: 「またもや無謀なエスカレーションで、英国はウクライナに劣化ウラン弾の納入を確認した。劣化ウラン弾は禁止されるべきものだ。衝撃で部分的に気化し、ウランの粉塵で環境を汚染し、癌や恐ろしい先天性欠損症を引き起こす。"

土曜日、ウクライナに対する大規模な空襲とミサイル攻撃で、ロシア軍は同国西部のフメルニツキーにある弾薬庫を攻撃し、敷地内で巨大な爆発を引き起こしました。

インテル・スラヴァが報じた:

"フメルニツキーの弾薬庫を爆発させた際、ストームシャドウミサイルとともに最近ウクライナに持ち込まれた劣化ウラン入りの英国製戦車弾薬も大量に破壊されたというパニック情報がウクライナのソーシャルネットワークで拡散していることは注目に値する。大爆発の結果、劣化ウランの粒子がフメルニツキー地域の領土に飛散する可能性があり、ユーゴスラビアやイラクの経験を考慮すると、中期的にはがんの発生につながる可能性があります。"

衝撃の結果が科学的に測定できるようになるまで、そう時間はかかりませんでした。

Image from Gyazo

スラヴヤンラードTGにて:

「5月12日頃、フメルニツキーでガンマ線の急上昇が検出され、翌日も上昇し、その後も上昇したままである。

劣化ウランからのガンマ線放出が少ないことを考えると、フメルニツキーでガンマ線が急上昇したのは、破壊された劣化ウラン弾の備蓄が非常に多く、ウランの粉塵が空気中に舞い上がったことを示す。

それに比べて、テルノポル、フミルニク、ノバヤ・ウシツァの町は、明らかに通常の基準値で推移していた。このことは、フメルニツキーの異常が本当にスパイクであることを示し、フメルニツキーの備蓄品が劣化ウラン弾を含んでいるという主張を裏付けるものである。"

英国当局はこの種の砲弾がもたらす危険性を否定したが、ユーゴスラビアとイラクでの経験は、この気化した劣化ウラン弾が中期的にどれほど致命的なものになりうるかを示している。  


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「広島長崎原爆地上起爆説」という愚論

「阿修羅」コメント欄から転載。広島・長崎の「原爆地上起爆説」への、かなり強力な否定根拠だろう。

(以下引用)


37. 2016年6月12日 02:52:09 : lv7vbj53vM R5TUbJyqZ1g[922]
広島・長崎原爆投下に先立って行なわれたトリニティでの核実験では、
塔の上に設置した原発を爆発させ、爆心地に大きなクレーターができた。

「人類史上初の核実験「トリニティ実験」に迫る」 (naverまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2140303326093817801?&page=1


「爆心地には深さ3m、直径330mのクレーターができ、
その表面には見たこともない薄い緑色をしたガラス状の物質で覆われていた。」


広島、長崎のどこにそんな穴ができたか。できませんでした。
これで地上爆発は有り得なかったことが証明されました。


以 上

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忠と義が相克する時、どうするか(足利尊氏小論)

よく、「忠義」と簡単に言うが、忠が必ずしも義と一致しないことはよくあることである。簡単な話、自分の主人や上役が悪人で、悪行を部下に命じる時、その命令に従うのは、絶対に「義」であるはずがない。しかし、組織論的には忠と義は常に一致すると部下や下級国民に教えておくのが、上の人間には大きなメリットがあるわけだ。そう教え込まれた下の人間は「忠=義」というドグマに精神が侵されることになる。

なぜ、こういう話をするかというと、市民図書館から借りてきた「太平記」を読んでいて、もしかしたら、世間の人々の足利尊氏に対するイメージは、まったく間違っているのではないか、と思うようになってきたからだ。まだ、全体の3分の2くらいしか読んでいないのだが、ここまで、足利尊氏という人間がどういう人物だったのか、まったく顔が見えてこない。彼の個人的な言動がひとつも書かれておらず、誰と戦って、負けたとか勝ったとかいう話しか出て来ないのである。
で、世間のイメージはおそらく、「楠木正成=忠義の代表的人物」したがって、正成と敵対した「足利尊氏=悪人」、というものではないか。で、尊氏は、最初鎌倉幕府を「裏切って」後鳥羽天皇(後醍醐天皇)方につき、後鳥羽天皇(後醍醐天皇)が天下を取った後、反旗を翻して、楠木正成や新田義貞らを擁する天皇方に勝利して室町幕府を建てることになる。つまり、「二度も主君を裏切った」大悪党だ、というのが世間のイメージではないだろうか。だが、問題は、実は、彼が裏切った相手(主君)は、けっして正義の存在ではなかったことだ。これが、この文章の冒頭で言った「忠=義」とは限らない、ということだ。仕える相手が悪(人間性の話ではなく、たとえば後鳥羽天皇なら、建武の新政という無能極まる悪政、愚行のこと)なら、それに「従わない」こと、つまり「不忠」こそが「義」なのである。
もちろん、ここまで「太平記」を読んできて、まだ「顔が見えない」足利尊氏を「正義の人」と断定するつもりはまったくないが、実は、私が尊氏はその可能性があると思ったのは、図書館から借りてきた「太平記」の最初の方に載っていた尊氏の清水寺への願文の毛筆の筆致と、その内容からである。
私はもちろん書の素人であり、書を見る目もあるとは言えないが、書を見るのは好きである。
で、尊氏の書は、実に「品がいい」書だと思ったわけだ。書家の石川九楊は、「実用本位の武家の書」とけなして(?)いるが、私には、実に品のいい書に思える。
そして、内容が素晴らしい。私流に訳してみると、こういう内容だ。
「この世は夢のようなものでございます。尊氏に道心をお与えくださって、後生をお助けください。私は早く遁世いたしたく存じます。道心をお与えください。ただ今生の果報に換えて、後生をお助けください。ただ今生の果報は直義にお与えなさって、直義を安穏にお守りください」
直義は、尊氏が政治の実務を預けた弟で、この建武2年に足利幕府が始まるのである。
で、私がこの願文から読み取るのは、これがまったく本気であり、尊氏は現世の果報はまったく要らないと思っていた、無欲の人であり、無私の人でもあったのではないか、ということだ。歴史的な人物で言えば、実在しないという説が最近はかまびすしいが、聖徳太子、あるいは明治維新の大久保利通に近い人間性だと感じる。
そういう人物が歴史上の悪党ナンバーワンとされてきたのは、もちろん、太平記での楠木正成神格化のためであり、その思想の明治政府による拡大のためだろう。


(追記)今読み直して「あれ、後鳥羽天皇ではなく後醍醐天皇かな?」と思って確認したら、やはり後鳥羽は間違いだった。天皇の名前は混同しやすい。というか、私は暗記が非常に苦手なのである。覚えるのが嫌いで、考える方が好きだ。「建武の親政」も、「建武の新政」が正しいようで、先に漢字変換で出て来た「親政」をうっかり書いてしまった。もっとも、「建武の新政」は、ある意味では「天皇親政」だったのではないか。「親政」とは「自ら政治を執る」意味。だが、実際は、周囲の狡猾な公卿や僧侶たちの意見に動かされて、倒幕に貢献した武士たちの利益をまったく無視したので、武士たちに造反されたのである。そこが「親政」の難しさであり、私は「天皇は象徴的存在であるべきで、政治に関与するべきではない」という考えである。ある意味「天皇親政」だった明治から昭和は、巨大な発展も生んだが、最終的にはあの戦争を招いてしまった。まあ、帝国主義の時代に流された運命だったとも言える。

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「首を切る」と「首になる」

市民図書館から借りた、北村薫の「街の灯」を読んでいるのだが、腕のいいアニメ監督にアニメ化してほしい作品である。まあ、推理小説としては、さほど感心はしないが、レトロ描写(たぶん昭和初期か)などの細部が面白いからアニメ向きだと思う。特に、主人公(話の語り手)のお付きの運転手のベッキー(別宮嬢)が魅力的だ。剣の達人で射撃の名手で、頭がいい。(つまり、「ベッキー・シャープ」ww 初登場時に語り手は「虚栄の市」に関心がある。)見かけは宝塚的な男装の美人。男ならスーパーヒーローである。
で、その「街の灯」は短編連作だが、その中に、「映画といえば、弁士さんが首を切られて、争議になったわね」というセリフがあって、寝床で読んでいてギョッとしたのだが、つまり、「首を切られて」を私は、本当に首切り殺人だと思ったわけだ。まあ、半分眠っている状態で読んだからだろうが、今の時代、「首になる」とは言うが、「首を切る」とはあまり言わないからでもあるだろう。もちろん、もともと「首を切る」でいいのである。「馘首」は、武家社会では斬首と同じ、という意味であったのだろうから。この一文の「首を切られて」の後の「争議になった」が、「葬儀になった」なら完璧に殺人事件だww まあ、この作品が推理小説だという意識がどこかにあったから「首を切られて」を本当の首切り殺人のことだと錯覚したのだろう。

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「頭の良さ」と学歴

私の別ブログの過去記事から転載。学歴でしか頭の良さを測れない人間はかなり馬鹿だと思う。
ついでに言えば、「理屈の言える人間」の理屈は、その場の人間の大半に理解できないから「頭がいい」と錯覚されるのだと思うwww


(以下引用)


これは冗談抜きで、「頭が良いとはどういうことか」という大きなテーマを示唆している。日常的な言動では頭がいいのに、学校の勉強はまったくできないという人もいるし、その逆もいるのではないか。少なくとも、学校秀才が頭がいいと思った経験は私にはあまり無い。(まあ、あまり接触したこともないが。)その逆に、日常生活の上では頭がいいなあ、と思う人間が多いのだが、彼らはたいてい学校の勉強は苦手だった。
これは、考察する価値がある問題だと思う。
学校の成績の悪い人は、本当は頭が悪くはない。ただ、「理詰めで考える能力が低い」だけで、瞬間の判断や身近なことを記憶する能力は高いのではないか。で、理詰めで考える能力というのは頭の良さのひとつでしかないと思うわけだ。つまり、直感的に正解が出せる問題なら、理屈は不要であるわけで、そちらのほうがむしろ高度な頭の良さだと見ることもできる。ただ、不特定多数の人に「説明する」段になると、理屈抜きでは説明が説得力を持たないから、理屈の言える人間が「頭がいい」と多くの人に思われるのだろう。


借金玉
@syakkin_dama
「その学歴でなんでオーダー5つくらい覚えられないの?」という怒られはわりと人生で発生しましたが、「なんで作業しながら雑談しつつオーダー覚えられて、おまえ俺より学歴低いのか完全に意味不明」って返したらマジギレされたことある。





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運動場に埋め込まれた544本の釘とフック

「運動会で整列させる目印として打ち込まれ、長年放置」されたものらしい。
その「運動場に釘を打ち込む」ことが時間が経てばどういう結果になるか、という長期的想像力が欠けており、「誰もその責任は取らない」。この種のことが公共の仕事には多いのではないか。特に、教育界での悪慣習はそれである。意味不明の悪慣習が永続化する。「子供が怪我をしても死んでも俺(私)の責任じゃないから知らない、関係ない。」そうでないなら、誰かがこの危険性に気づいて処置していたはずだ。
そもそも、子供を整列させる目印が、なぜ釘やフックなのか。地面にラインを引くだけでいいだろうし、多少列が歪んでも何の問題があるのか。子供が体育をする運動場に釘やフックを打ち込むことの危険性を、当時の教師たちは誰も問題視しなかったのか。

(以下引用)



杉並区教育委員会によりますと、区立荻窪小学校の校庭で体育の授業中に児童が転倒した際、地面からくぎの一部が突き出ていて、左ひざを切る大けがをしました。 業者に依頼して金属探知機で調べたところ、合わせて544本のくぎやフックが見つかりました。 www3.nhk.or.jp/news/html/2023 #nhk_video

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プロフィール

HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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