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気の赴くままにつれづれと。
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ロシアは、シリアに軍艦を寄港させたり迎撃ミサイルを売ることで、米欧がシリアと戦争するならシリアの肩を持つ姿勢を打ち出し、戦争抑止に一役買っている。ロシアはソ連崩壊以来、国際社会での力を失い、米国より劣った存在になっていたが、プーチンは自国を米国と肩を並べる存在に戻したい。シリアをめぐる米露の駆け引きは、プーチンが野望を実現するための舞台となっている。(Russia Flexing Its Muscles With Syria And The World Takes Notice)
イラク侵攻の時、ロシアはほとんど何もできなかった。リビア侵攻の時、ロシアは戦後処理の会議に呼ばれもしなかった。しかし今回シリアでは、ロシアは米国と肩を並べている。ロシアは、米国が中東で引き起こしている悲喜劇の二枚目役である。中国も、ロシアより目立たないが、中東外交に必須の存在に成り上がっている。(露中主導になるシリア問題の解決)
ブッシュ政権は、大量破壊兵器を持っていないイラクに本気で侵攻してしまい、米国の軍事財政力や国際信用を浪費する、米国にとっての悲劇を挙行した。オバマ政権は、大量破壊兵器(化学兵器)の使用者を(間抜けにも、もしくは意図的に?)取り違え、シリアに侵攻するようなことを言いつつ実はせず、米国の国際信用をますます落としている(財政力はすでに落ち、軍事力はこれ以上使いたくない)。おまけに、米国のライバルであるプーチンのロシアが、米国よりも正しくて国際政治力が強いことが示されてしまった。二度目は、喜劇というより茶番劇である(もともとマルクスも、喜劇という言葉を風刺的に使ったようだが)。シリアやイラクの地元の人々にとっては、1度目も2度目も大惨事の悲劇である。(Brzezinksi: Obama Syria plan is `chaos, baffling, a mess, tragedy')
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