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外国語会話の新方式

これは、画期的なコミュニケーション方法かもしれない。
自分自身を振り返っても、英語学習において、英文読解はわりとできるが英作文は非常に困難だった記憶がある。つまり、聞き取ることや読み取ることは受動性が高く、推理する材料があらかじめ与えられている(いわば、生産は不要で運輸のみである)のに対し、外国語を書くことや話すことは、自分で考えた思想を外国語に訳していかなければならない(つまり生産と運輸の両方をやる必要がある)能動的かつ面倒くさい行為なわけで、いわば「コストが違う」のである。英語のままで考えろ、とかよく言うが、そんなのは最初から英語圏の人間でないと、ほぼ無理ではないか。
で、相手も同様の困難を抱えているのであるならば、フランス人は日本語を喋るよりは日本語を聞くほうが低コストでできるし、日本人はフランス語を喋るよりはフランス語を聞くほうが低コストでできる。
要するに、フランス人はフランス語を喋って日本語を聞き、日本人は日本語を喋ってフランス語を聞くほうが、異言語間コミュニケーションにおけるコスパが非常に良くなる、と推測できる。
このカップルは、そういう「大発明」をしていながら、それが偉大な発明であることを意識していないのではないだろうか。

近い未来には、こうした新方式の異言語間会話手法が広まる可能性もあるかもしれない。要するに、一方的に、非英語圏の人間が英語を覚えろ、という「非対称性」が解消されていく可能性もあるのではないだろうか。



(以下引用)


いしかわじゅん40周年‏ @ishikawajun · 3月16日


 その他











後ろのテーブルのカップルの声が聞こえてくるんだけど、男がなにいってるのかまったく聞き取れない。なんだかフランス語みたいな響きだし。女の子の方はよくわかるんだけど。なんだか気になって振り返ってみたら、男は外国人で女の子は日本人で、男はフランス語を話し、女の子は日本語を話していた。




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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
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