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近代社会と「てーげー主義」

特に真面目な性格の人間ほど鬱病になりやすい、というのは、「ちゃんとしたい」「ちゃんとしなければならない」というのがその人を精神的に追い詰めるのだと思う。

「ちゃんとする」とは、一種の完全主義である。つまり、ある規範を完全に履行することだ。

近代社会というのは、学校でも職場でも完全主義が横行し、少しでもその枠からはみ出ると非難や批判の対象になりやすい。完全主義(成果主義と言ってもいい)とは、「成果」という抽象概念が実在の人間の都合や事情よりも優先される思想なのである。
人間というのは不完全さこそが本質なのだ。したがって、沖縄的な「てーげー主義(適当でいい、という考え方)」は、ヒューマニズム(人間尊重思想)であると言える。また、それゆえに近代社会ではそうした生き方や姿勢が排斥されてきたのである。




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メモ:「ちゃんとしたい」と思うと、イヤな事象や思考にぶつかったとき、ただちに解消しようと無理をし、できないと悩み続け、ストレスになり、不全感も増す。「元気で機嫌良くしていたい」を指針にすると、気持ちの切り替えがしやすく、元気だと問題解決オプションが増える。




(夢人追記)まさに、これ(新垣結衣的精神)が「てーげー主義」であり、沖縄の人間の根底にある「のんびり主義」である。完全主義、スケジュール主義の、殺伐とした近代社会の人間には許せないところだろう。
しかし、スケジュールの消化だけで終わる人生の何が楽しいのか。カネは儲かるだろうが、それだけだ。贅沢など望まない人間にはカネはさほど要らないだろう。それより、自分のゆったりとした時間のほうが貴重だと思うのが沖縄的思考である。自由な時間はカネでは買えない。そもそも人生の時間そのものがカネでは買えない。どちらが貴重かは自明である。
なお、森鴎外は、スケジュール主義のエリート人生への反省を既に明治に書いている。人生にはもともと目的など無いのに、自分で勝手に目的を作り、その目的に自分が縛られて苦しむというのがほとんどの近代人の生活であり人生だ。


山崎夕貴アナ、新垣結衣に「イライラしちゃうかも」発言


10/19(木) 15:11配信


サンケイスポーツ


 女優、新垣結衣(29)が19日放送のフジテレビ系「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)にVTR出演。同局の山崎夕貴アナウンサー(30)とトークを繰り広げた。

 「自分が沖縄人だなあと感じる瞬間」というトークテーマで、沖縄出身の新垣は「あまり人と約束するときに、時間をはっきり決めたくないです」と語り、「それは認めたくはないんですけど、そういう性質があるなって思います」と自己分析。「それに向かってバタバタしちゃいそう。お店の予約とか、数日前は無理です」と自身の行動について語った。

 そのことに対し、山崎アナは「私、心配性なんで、なるべく早く(店を)押さえたいです」と正反対の性格であることを明かし、「友人に新垣さんみたいな人がいると、ちょっとだけイライラしちゃうかもしれないです」と率直に語った。これには新垣は、ただただ笑うしかなかった。















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酔生夢人
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職業:
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考えること
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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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